プロフィール
身長 | 178cm |
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生年月日 | 1975年?月?日 |
年齢 | 21歳(初登場時(1996年3月)の推定年齢) |
CV | 萩原聖人(アニメ及び公式アプリ「闇の黙示録」)、櫻井孝宏(パチンコ版)、矢尾一樹(パチスロ版)、小西克幸(「ポーカーチェイス」版) |
実写映画版キャスト | 藤原竜也 |
概要
高校卒業後に上京したが定職には就かず、ショボい酒と博奕に明け暮れ、街で見かけた高級車(主にベンツ)を悪戯でパンクさせエンブレムを盗むことで憂さを晴らす(無差別ではなく違法駐車をしている車を狙ってではあるが)など、行き詰まった最低な日々を過ごしていた青年。
ある時、自分が借金の保証人になっていた友人・古畑の借金返済のため、遠藤にギャンブル船エスポワールに招待される。これをきっかけに、カイジは危険なギャンブルの世界に足を踏み入れていく。
父親は既に他界しているが、パート勤めで天然な母親・伊藤初江と公務員の姉がいる。
人物
平穏な環境では怠惰で自堕落なダメ人間だが、命が懸かった極限の状態に置かれると並外れた度胸と博才を発揮し、思考を積み重ねた果てに相手の心理・性格・人間性までを読んだ論理と、天才的な発想による「勝つべくして勝つ策略」を以って博奕地獄を必死に戦い抜いていく。
その一方でどんな状況であろうと信頼した人間を裏切ることは決してせず、己の利を蹴ってでも救おうとするという良く言えば心優しい、悪く言えば甘い性格である。その為、信頼を寄せた人間に裏切られる経験を何度も繰り返しており、度々苦い思いを味わされている。
数々の死闘を経て、左頬など体の複数の箇所に痛々しい傷跡がつき、ギャンブル中毒になっている一方で、裏世界では多少名を馳せるようになった。また、偶然・必然を問わず、挑む勝負には悉く「帝愛」の存在があり、死闘を重ねる度に切るに切れない縁を痛感している。
余談
ダメ人間にして筋金入りのお人好しであり、あまり毒の入った言葉は吐かない。そのためか、「カイジ」と聞いて読者が思い出す名言はだいたい彼の敵対者・ライバルの台詞だったりする。
そしてほぼ唯一、ネットに浸透している名言は、長い禁欲生活を強いられた後にビールを手渡された時の「キンキンに冷えてやがるっ・・・!」「犯罪的だ・・・うますぎる・・・」である。
……それでいいのか主人公。
因みに「心に響くマンガの名言」という本では「前向きのバカなら可能性はあるが後ろ向きのバカは可能性すらゼロ」というセリフが取り上げられたことがある。
なお、藤原竜也はアニメ版でもカイジに優しく接するとある黒服を演じている。
昔の兵藤?
因縁の相手である兵藤和尊は「以前は困っている人間を見捨てられず助けようと金を貸していたが、幾度も裏切られてきた」と語るなど、奇しくもカイジのように裏切られ続けた人生に似ている。
カイジもこのまま裏切られ続けば兵藤のような悪漢になるのか……。それとも……。
関連イラスト
関連タグ
赤木しげる:『カイジ』シリーズの作者・福本伸行の作品『アカギ〜闇に降り立った天才〜』の主人公。アニメ版の声優はカイジと同じく萩原聖人だが、カイジとは対照的にミステリアスな人物として描かれる。またカイジはロジックの積み重ねの上でルールの隙や相手の心理を突いてギリギリで勝ちをもぎ取るが、アカギは天性の剛運の持ち主で勝つべくして勝ち続けてきたと、運と勝利の内容としては割と真逆の男である。