CV:下野紘
概要
真奥の部下で、悪魔大元帥の一人。元天使であり、いわゆる堕天使である。本名は「ルシフェル」。
魔王軍に所属していたが、真奥を裏切り、天界復帰を条件に元恵美の仲間、オルバ・メイヤーと結託して恵美と真奥の命を狙っていた。しかし、2人に敗れ、真奥家に居座ることになる。日本では1日中家に引きこもってニートをしている。
通称『ウルシバカ』、『ニート堕天使』など。
経歴
元々は『暁の子』とまで謳われた最も神に近い天使だったが、天界を去り堕天使となる(本人曰く、「何もすることがなかった」「暇で気が狂いそう」「あの頃の天使は皆ニート」)。その後、魔王の配下となり、悪魔大元帥となる。魔王軍のエンテ・イスラ侵攻の際は、天界を崇める人間が多い西大陸の将軍となっていた。なお、この頃から責任逃れなどの発言が多かったため、仲間からの信頼は薄かったらしく、カミーオと再会した際、ひとりだけ敬称無しだったことからうかがえる。ただし、『古の大魔王サタン』の時代から生きているらしく、千穂や恵美に「お前らの何百倍も生きてる」等といったりしてるあたり、おそらく魔王軍最年長(4桁台は軽いと思われる)。その後、勇者エミリアに敗れたが、オルバがトドメをさすふりをして彼を匿い、傷を癒やさせていた。
日本に来てからは、オルバとともに生活費稼ぎと魔力調達を兼ねて強盗を働いていた。その際、他の悪魔と違って姿があまり変化しないため、警察に指名手配されている可能性もあり、自由に外に出られない立場である。しかし、銭湯に行く際はしっかりついていっている(真奥家に風呂が付いていないのもその理由である)。
本来の姿
性格
性格は奔放でわがまま、そして極度の面倒くさがりである。また、敵とはいえ女の恵美のカバンに発信機を忍ばせるなど、デリカシーのない発言や行動が多く、注意されてもどこ吹く風。
家に引きこもっているのは、先述のように仕方ない理由もあるのだが、家事も全く手伝わず、一日中ネットサーフィン。挙句真奥のクレジットカードで勝手に高額な買い物をしており、家計の赤字要因となっている。
また、ニートであることに開き直っており、「一流ニート」を自称したばかりか、普段引きこもっているくせに閉じ込められるのも嫌とまで言っている。このことから、「一周回って途轍もないワガママ」と評されている。(真奥達に聞かれたわけではない)
そのため、周囲からぞんざいな扱いを受けることもしばしば。⇒ニート堕天使を参照。
(アニメ版では更に扱いが悪くなっており、中の人の影響かツッコミ属性が増している)
普段から貶されてばかりのため、たまに褒められると逆にバツが悪そうな態度になる。
原作4巻と5.5巻では少しだけ働いたこともある。また、ニートだニートだと言われ続けてムキになって働き出すなど、どこか憎めない面もある。
そしてついに原作8巻にて……
能力
一日中部屋に引きこもっているため、体力面は貧弱。しかし、天使と悪魔の半々という立場上聖法気と魔力両方を扱うことが出来るため、普段力を使えない真奥に代わって役立つこともある。(さらに原作10巻でアシエス曰く「融合対象としてはこの上なく相性がいい」)
レギュラー陣の中で特に電子機器の扱いに長けており、パソコンでハッキングすることもできる。先述の発信機を忍ばせておいたことが原因で、天使にさらわれた恵美と千穂が助かったこともある。
ひどい猫アレルギーの持ち主で、猫が近くにいるとクシャミや鼻水が止まらなくなる。
また、推理力も高く、探偵張りに事件を整理し、解決方法を提示することもある。
天界出身であるためエンテ・イスラ関連の知識も豊富であり、真奥の先代の「古の大魔王サタン」についても他の悪魔や天使はほとんど「その逸話は聞いたことがある」レベルである中、「実際に会って話をしたことがある」のは現在登場しているキャラでは漆原のみである。
彼の出自については小説番15巻でようやく明らかとなった。
母は天界の長であるイグノラ、父親は古の大魔王サタンことサタナエル・ノイである。
サタナエルがルシフェルやエンテ・イスラのセフィロトのイェソドを連れてイグノラの元を離れた。
ただし現在の漆原は天界の陰謀などにはなんら興味を持っておらず、それらに対して持っている知識を開陳することはほぼない。
また元天使という出自は聖職者であるオルバにとって「神の実在」を確信させるきっかけにもなった。
ちなみに日本語はほとんど平仮名しか書けない。ただし漢字は読める。
スピンオフ『はたらく魔王さま!ハイスクール!』では
真奥たちが所属する高校の現生徒会長である(ちなみに3年A組所属)。
「何もしないこと」をスローガンに掲げ、生徒会長の特権を使って、授業料免除、学食購買無料という超特別待遇で好き放題だらけている。そのため、生徒会長の存在そのものが学園七不思議の一つに数えられているほど。また、そんな性格上真奥に何度もダメ人間呼ばわりされている。
真奥達を倒そうとしているが、原作通りの性格のため、面倒がってほとんど行動に移していなかった。
その後、3巻で真奥達と再対面し、再度選挙戦に参加する。先述の支持を集めていた理由は、「地球でもほぼ自由に魔力を補充できる」ため、生徒たちに催眠魔術をかけていたためである。
関連イラスト
関連タグ
ニート堕天使:その言われようを見ていただきたい。
吉野順平:そっくりさん