CV:日笠陽子(アニメ第1期放送後のゲーム・ドラマCD)→木野日菜(アニメ第2期)
概要
初登場は原作3巻、アニメ2期1話。
突然ヴィラ・ローザ笹塚にやってきた、リンゴのような果実から生まれた幼い少女。
真奥貞夫(サタン・ジャコブ)のことを「ぱぱ」、遊佐恵美(エミリア・ユスティーナ)のことを「まま」と呼んでいる。
とても素直な性格で、周囲を和ませる。また、かなり舌足らずだが、言葉をしゃべることが出来る。
ちなみにアラスとはエンテ・イスラの言葉『中央交易言語(ケントウリエント)』で『翼』、ラムスは『枝』、アラス・ラムスで『枝の翼』という意味である。
ついに角川書店・電撃コミックス、コミカライズ版6巻にて登場を果たした。
TVアニメ版では第1期の原作範囲が2巻までだったため登場していないが、遊佐恵美が参戦するゲーム『電撃文庫 FIGHTING CLIMAX IGNITION』にて、クライマックスアーツ(超必殺技)の『かいしんのいちげき』で恵美の武器『ベター・ハーフ』がアラス・ラムスに姿を変え(詳細は下記ネタバレ参照)突っ込んでいく。⇒そのことについて『はたらく魔王さま!」』の担当編集者が語っているブログ記事
2017年発売のドラマCD版にも登場。
スピンオフ『はたらく魔王さま!ハイスクール!』
公式二次制作・ハイスクール2巻で真奥たちが学校の屋上で弁当を食べていた時、突然空から降ってくる。
『真奥さんの子供!?』と聞いては佐々木千穂もかなりショックを受けていた。
その後、理事長志波美輝の計らいで、なんと真奥達と同じクラス(2年A組)で高校生になる。
ちなみにアラス・ラムスの学費などは、真奥達は自分たちの生活で手一杯のため、恵美にも負担してもらっている。
とにかくアニメ版らを先駆けての登場であった。
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以降、ネタバレ注意
その正体は、セフィロトの樹に生る宝珠の一つ、第9のセフィラ「イェソド」の欠片の一つ。
実は、真奥が幼いころ女性の天使からもらった紫色のクリスタルが彼女である(真奥貞夫の項を参照)。そのためか、真奥のことを「ぱぱ」と呼ぶ。
アラス・ラムスを連れ戻そうとするイェソドの守護天使ガブリエルとの戦いの際、恵美達を守るため恵美の持つ「進化聖剣・片翼(ベター・ハーフ)」と融合してしまう。融合して以降、「聖剣を使って魔王を殺すと、アラス・ラムスに親殺しをさせてしまう」と恵美が考え、真奥を殺すのを思いとどまる大きな要因となっている。
戦闘能力は非常に高く、恵美の「進化聖剣・片翼(ベター・ハーフ)」と融合する前でも、全盛期の真奥より強いガブリエルを、相手が武器無しながら防戦一方に追い込むほど。
日本へ来た当初は真奥貞夫達のアパートで暮らしていたが、後に「イェソドの欠片」が埋め込まれている遊佐恵美の「進化聖剣・片翼」と融合し、それ以降は遊佐恵美の住むマンションで暮らしている(一定以上距離が離れると、アラス・ラムスが恵美の体内に戻ってきてしまうため。それゆえ、恵美の勤務時間中アラス・ラムスを保育所に預けることなどは実質的にできない)。
9巻で明らかになったことだが、アラス・ラムスがエミリアを「まま」と呼んでいたのは、
エミリア本人を「まま」と呼んだのではなく、エミリアの母親である天使ライラの
面影をエミリアが持っていたため、彼女のことを「まま」と呼んでいたに過ぎない。
この時点でエミリアは母親が幼い頃の真奥を助け、援助し、クリスタルを渡し、
間接的にエンテ・イスラの魔族侵攻を援助してしまったことを知ってしまう。
(この事実については真奥は途中から気付いていたし読者視点でも早めに気付ける)