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それにしてもお兄ちゃんてば、随分とまあ可愛らしくなっちゃって…


概要編集

漫画『お兄ちゃんはおしまい』のキャラクターの1人。

漫画第1話(アニメ第1話)から登場。

主人公緒山まひろで、女の子にしてしまった張本人。

高校生世代から飛び級で大学へ進学する秀才で、中学生の陸上大会でも記録を残す程の運動神経を持つ所謂文武両道。

家事全般もそつ無くこなし料理も得意である。なお両親は海外にいるので緒山家の家事は彼女が担当しており、まひろが引きこもって家の一切を放り出したため事実上の家長の立場にある。まひろの小遣いもみはりが預かった金を彼女が渡す形になっている。まひろが中学校に通うようになってからは保護者も兼ねるように。

一方で、お化粧や洋服で着飾るといった自身のお洒落には無頓着。


プロフィール編集

誕生日4月22日
年齢17歳→18歳(大学生・年齢は43話以降)
身長154cm
体重47kg
血液型AB型
CV石原夏織

来歴編集

引き籠り生活を送っていた真尋の夕飯(アニメ版では真尋の私室にあったコーラと思しき飲み物)に性転換する薬を一服盛り、本人の許可なく女の子の姿に変えるという所業を敢行し、治験と称してまひろを納得させるものの、みはり本人の中ではまひろ(真尋)を人として更生する為の「お兄ちゃん改造計画」なるプランが作り上げられている。


実の兄を実験台にするなど、兄をぞんざいな扱いにしているように思われがちだが、実は重度のブラコンで、みはりの中では兄である真尋の存在が非常に大きな物となっており、彼女の行動理念の悉くが「お兄ちゃんの為」と言う一つの願望から成り立っている。

学校での勉学やスポーツは元より、料理の腕前も元々は「お兄ちゃんに喜んで貰いたいから」と同級生であるかえでに教わり始めたもの。

何時も付けてトレードマークとなっている英語の「D」を反転させたような髪留めも、学校のテストの成績が良かった際に真尋からプレゼントされた物で大変大事にしており、その他にも真尋から貰った物等は大切に保管している。


自身の外見には頓着した事が無いらしく、家で過ごす格好は大抵赤いブラウスに白衣を羽織った姿のものでほぼ統一されている(季節によっては白衣が半袖になったりする)。

お出かけ等の外出時には流石に余所行きに適した格好に着替えるが、中学生時代の時、冬の時期はスカートだけでは寒いからとスカートの下にジャージを履いてかえでの前に現れて、かえでをドン引きさせた事がある。

本人もその無頓着さ故の着飾りに対する不得手は自覚しており、自身の所有しているお洒落な洋服等は女の子の姿となったまひろに着飾らせている。

ちなみに、中学生時代のかえでに洋服の選び方を教わった理由も、「お兄ちゃんとのお出かけに着ていく洋服が欲しかった」から。


ただし、身体付きに対しては年相応に気にしている(特に胸関連の話題)。

とはいうものの、どう見ても豊満なバストをしており、気にする必要は皆無なのだが、親友や中学生になった兄の同級生年下にもかかわらず自分より更に大きいのもあって敏感になってしまっている。

なにせ、新型の女の子になるお薬に女性が飲むと豊胸効果が認められると判明した際、こっそり自分も服用して堪能したくらいである。


涙もろい一面があり、例えば兄が真人間として成長していることを感じるだけで泣いてしまう。

また、アルコールに弱いらしく酒粕の甘酒で酔っ払ったことがある(酒粕にはアルコールが含まれ、沸かしても全部は飛ばない)。


兄に褒められたい一心で文武以外にも料理をはじめとした家事を極めたが、結果としてそれが周囲から兄に「優秀な妹の兄」としての劣等感を強め、引きこもりにまでしてしまった裏がある。しかもみはり本人はそれに気付いていない節があったり。


余談だが、連載当初、まだキャラ設定が固まっていなかった頃はただ“お兄ちゃんに当たりが強いキャラ”として描かれていたが、話が進んでいくにつれて“お兄ちゃん子”になっていったと、ねことうふ先生が語っている。漫画10話、アニメ3話くらいまでのみはりが割と鬼畜なのは恐らくそのせい。


容姿編集

お誕生日のお知らせ緒山みはり

左:漫画版、右:アニメ版


兄のまひろと正反対の黒髪で、基本的にツインテールにしている。原作のモノクロ絵では、兄と同じくグラデーションの表現のためか、毛先にのみ白く細い斜線が数本引かれる(70話あたりからは描き方が変わり、割とはっきりした黒→白のグラデーションになる)といった描写がなされている。アニメ版ではそれはなく、代わりに髪の裏が紫色になっている。

まひろに貰った髪飾りを前髪につけるのがトレードマーク。

目の色がまひろと同じ。

胸はそこそこある方らしいが、アニメ版では更に大きくされている。


他キャラクターとの関係編集

緒山まひろ編集

みはりの実兄。ヒキニートだったがために女の子にされてしまった主人公。


前述のとおりみはりは重度のブラコンであり、行動の大部分がお兄ちゃんのため。とはいえ、2話の時点で「妹で着せ替え遊びするのが夢だったの!」とか言ってるあたり多分別の感情も混じっている。かなり重めの愛ではあるものの、性的欲望が絡むような不健全なものではないので安心。たぶん。


女体化のことや引きこもりの原因となったことについて特にまひろから恨まれているわけではなく、むしろ仲は非常に良好。「計画は正解だったかも」、とはみはりの談。


(一応治験のためとはいえ)まひろの部屋に監視カメラを設置しており、まひろがいつもと違う行動をとったとき、タイミングよく部屋に入ってくる。


二人きりのときは「お兄ちゃん」「みはり」と呼び合うが、周りに人がいる際は「まひろちゃん」「(みはり)お姉ちゃん」になる。


緒山兄妹」の項も参照のこと。


穂月かえで編集

親友。

少なくとも中学生の頃から一緒であり、みはりの飛び級により学校が離れ離れになってもなおちょくちょく互いの家を訪ねたり、クリスマスデートをしたりするくらいには仲が良い。


今でこそまひろに対して余すところなく発揮されているみはりの料理スキルやファッションセンスは、他でもないかえでに教わったものである。一方のみはりもお返しの形で、時折かえでに勉強を教えている(アニメ限定の描写だが、その甲斐あってか中学校の期末テストでは22位を取っている)。

まひろを性転換させるというアイデアを思い付いたのも、実は高校デビューしたかえでが「見た目が変われば中身も変わる」的な趣旨のことを述べたからだったりする。要は、お兄ちゃんはかえでの恩恵を直接的にも間接的にも受けている。


みはりが甘酒を飲んで酒乱となった際、みはりの「じゃあ、かえでお姉ちゃん」の後めちゃくちゃキスされた(しかも角度から見るに)。


双方呼び捨てで呼び合う(「かえで」「みはり」)。

なお、中学時代はかえでからはちゃん付け(「みはりちゃん」)であったが、みはりからはこの頃から呼び捨て(「かえで」)であった。


吾妻ちとせ編集

みはりの研究室の准教授。

黒幕。女の子になる薬も、彼女なしには完成しなかったとかなんとか。


スキンシップ多めで、いたずら好き。みはりのことも可愛がっており、いきなり抱きつく(そして振り払われる)などしている。

また、まひろにもかなり興味を抱いており、前述した薬だけでなく、中学校に入れるように手配をするなど、みはりの実験をかなりサポートしている上に、自らも中学校に勝手に出向いてまひろの様子を窺ったり、みはりに伝えずになゆたを派遣しまひろのことを観察させたりと、みはりのあずかり知らぬところでかなり深くまで関わっている(後にバレるが黙認)。

底が知れず、更なる掘り下げが期待されているキャラクター。


みはりには「(ちとせ)先輩」と呼ばれ、みはりのことはちゃん付け(「みはりちゃん」)と呼んでいる。


穂月もみじ編集

女子中学生その1。

親友であるかえでの妹。以前より、かえでを通じて互いにそれなりの面識はあったらしく、まひろと会って以来はより一層。

元々まひろを中学校に通わせる計画はあったのだが、それを実行に移したのはまひろがもみじ達と友人になったことを確かめてから。その理由は学校に通わせ続けるためにはメンタル面で大きな問題を抱えてるまひろを側でフォローしてくれる人物が必要だったため。そして実際にまひろの手助けをしているもみじをまひろの友人としても信頼しており、まひろともみじが一緒にいられるように度々もみじ達を家に招待したり、まひろを連れてもみじ達と遊んだりしている。

原作63話でパンツを貸す。は?


桜花あさひ編集

女子中学生その2。

もみじの友人。それなりの面識がある。

あさひに「ハカセ」と呼ばれ、「博士じゃないってば~」と訂正するのがお決まり。


室崎みよ編集

女子中学生その3。

もみじの友人。それなりの面識がある。

かえでやまひろとの関係性で、みよをよく恍惚に導いている。


みはりも胸はあるほうなのだがみよほどではないらしく、水着回でそう知った際には打ちひしがれていた。

また、みはりが甘酒を飲んで酒乱になった際、あんなことやこんなことをされたらしく、その後は「お姉さま」と呼んでいる。


天川なゆた編集

女子中学生(?)。ちとせの妹。

かねてより、ちとせに会いに来たなゆたをみはりが見かけるくらいの面識はあったが、逆に言えばそれくらいでしかなかった。

なゆたが中学校に派遣されてからは多少互いに関する認識の度合いも上がったが、まだ直接の会話は少ない。


原作57-58話(海に行く回)で、みはりの性転換薬を間違って服用した結果BOING BOINGになってしまうというアクシデントがあったりした。


作中での動向編集

作中以前、運動勉強共に優秀であり、成績トップだった。自身が原因で引きこもりになった兄・緒山まひろを救うために高校1年生で四葉大学へ飛び級した(引きこもりの原因なのは全く気づいていない)。

第1話、女の子にされたまひろが戸惑っている時に部屋に乱入。その時に「引きこもりのクズニート」と言い放っている(アニメ版はダメニートに変更)。

漫画85.5話、まひろの提案で高校時代の制服を着ることになり、その時に初めてまひろに制服姿を褒められご満悦。まひろがみはりの高校の制服を見たのは恐らく85.5話が初。なお、商業版単行本5巻とは制服のデザインがやや異なる。


同人誌EX2(時期不明、恐らく中学転入前?)、事故でまひろとみはりが入れ替わってしまい、胸を揉まれたショックからかトイレを禁止にされる。その状態でかえでの勉強を手伝うことになるが、みはり(まひろ)の様子をまひろ(みはり)が不審に思い頭突きで戻り、抑えが緩んだために漏らす。間接的におもらし表現付きで。


関連イラスト編集

センシティブな作品センシティブな作品緒山みはり緒山みはり


関連タグ編集

お兄ちゃんはおしまい  博士 マッドサイエンティスト

ブラコン

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