概要
著:杉井光、イラスト:岸田メル。2007年から2014年まで全9巻が刊行された。
ドラマCDが2009年7月、2010年5月の二度発売された。
テレビアニメが2011年7月から9月まで、独立UHF局・AT-Xほかにて放送された。全12話。制作はJ.C.STAFF。
ドラッグや、マフィア・暴力団、遺産相続問題など、現実的かつ重い話題が取り上げられることが特徴。
あらすじ
「ただの探偵じゃない。ニート探偵だ。世界を検索し死者の言葉を見つけ出す」
路地裏に吹き溜まるニートたちを統べる《ニート探偵》アリスはそう言った。
「真実は君の平穏を破壊する可能性がある。それでも知りたいかい?」
僕の答えに、普段は不真面目なニートたちが事件解決へと動き出す!
情けなくておかしくて、ほんの少し切ない青春を描くニートティーン・ストーリー。
主な登場キャラクター
ニート探偵団
「きみの腕も、きみの脚も、きみの目も耳も、きみの喉も、きみの歯も舌も、きみの血の最後の一滴までも、———今はすべて、ぼくの道具だ」
『NEET探偵事務所』を営む、自称『ニート探偵』。一人称は『ぼく』。凄腕のクラッカーであるが、ひきこもりで基本事務所から出られない。
極度の偏食家であり、ドクターペッパーをこよなく愛する。クマのぬいぐるみをとても大切にし、いつも抱いている。
「だって、そのときその場所に僕がいた意味があるとしたら———」
主人公にして、探偵助手。ひょんなことからニート探偵団の仲間入りを果たし、以降、アリスの助手として様々な事件に巻き込まれて行く。
(画像左)
「いいから殴れよ、人間なにか殴ったほうがいいときってのがあるんだよ。何も考えずに殴れ。」
元ボクサーで、現パチプロのニート探偵団の兄貴分。ナルミの学校の元先輩。
(画像左)
「靖国で会おう」
ミリオタでいつも軍人のコスプレをしている。いちおう大学生であり、盗撮盗聴の達人。
「ヒモってのは、母性本能をくすぐるのが仕事なんだよ。普通の人には出来ない」
甘いルックスを持つ、複数の女性の家で寝泊まりしている生粋のヒモ。緊急時にはその女性陣を使った情報収集を行う。
ラーメンはなまる
「あたしもね、喋るの武器用だから。ほんとは藤島くんと話したかっただけ」
ナルミの学友。ラーメンはなまるでバイトをしている。よくアリスの面倒を見てやっている。
「無職どもがうちの裏を根城にしてんのも、他に行く場所がないんだろうし、いいかなって思う」
ラーメンはなまるの店主。自分の店先にたまるニート達に居場所を提供し、あたたかく見守っている。
平坂組
不良たちを集めたチーム、「平坂組」の組長。狼のような鋭い眼光が特徴。
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