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家事手伝い

かじてつだい

外に働きに出ず実家の家事を手伝って生活している人のこと。主に女性に使われる。
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概要

学校を卒業後も就職することなく、実家家事を手伝う人物のこと。女性を指すことが多い。

外部に就職しないが、実家の家業(例えば農家商店など)を手伝っている場合は「家業手伝い」となるが、個人事業主か法人かによって「家族として家業に参加した」か「社員として仕事をしていた」かという書類上の扱いが違ってくる。


平成以降の時代では後述するように「無職」「ニート」の言い換えとして使われることが多いが、クレジットカードの申し込み等で「職業」として指定することができることがあり(専業主婦や、パート・アルバイトなどと同じ扱い)、無職ではなく特定の職業の一種とみなす場合もある。


俗語として

高度経済成長期以降の昭和の時代は、「夫はサラリーマン、妻は専業主婦」というスタイルが世間の多数派であった。ここから、少なくない企業や団体にて女性の就職は結婚までの腰掛にすぎないと認識されており、若手男性社員の「花嫁要員」として寿退職する前提で採用が行われていた。

結婚が決まらないために退職できず、職場で古株になった女性は「お局」と陰口を叩かれていた(寿退職の風習の廃れた現在でもお局様という俗語は用いられているが、職場で隠然とした権力を持つ古株の女性を指し「未婚の」という含意は既に無い)。


このため、女性にとって中~高等教育後の就職は必須事項ではなく、実家で両親の扶養の下、結婚するまでの花嫁修業として「家事手伝い」を行う女性も多かった。いわば裕福な家庭の子女に許されたモラトリアム期間である。これは高等遊民にも通じる。


平成以降の現在は、実家暮らしで心身共健康だが自分の意志で働いていない無職ニートの婉曲表現として使われることが多い。一応、厚生労働省の見解としては家事手伝いは専業主婦や学生と同じように扱われており、「就労可能非求職者」に含まれるニートとはイコールではない。

女性の社会進出が進んで共働きも増えた現在、女性であっても本業を持つことが強く求められ、専業主婦や、その予備軍である家事手伝いを「夫の稼ぎを当てにしている」として軽蔑する風潮も出てきた。

しかし、「家事」の指すところやその程度は幅が広く、単にダラダラしているだけの人から、潜在的に病気や障害を抱えて外で働くのが困難な人、日常的に家事の主たる部分を担っている人やヤングケアラーとして家族の介護・看病を行っている人まで様々いる。

便宜上「家事手伝い」や「専業主婦」に括られていても、実態は個人差があるため、一概に「怠惰なために働かず実家や夫に寄生している」というわけではないということに注意が必要である。


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ニート 専業主婦

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