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概要編集

他人の生活に必要以上に干渉する行為。

主に毒親が自分の子供に行う。


過干渉の例編集

  • 食事・風呂・睡眠・起床など日常生活の時間を細かくコントロールする。
  • 交友関係を必要以上に詳細に探りたがる。
  • 些細なことを質問攻めにする。
  • 外出の際に行先・用事・帰宅時間を管理したがる。
  • 訊いてもいない人生訓や理想論(特にエリート志向)を、時間を割いて語ってくる。
  • 子供にエリート校へ進学もしくは高い社会的地位に就くよう強要する。
  • 社会に出るまでは部活動を含めた習い事は言わずもがな裕福な家庭では英才教育を強引に受けさせるところも多く、当然ながら子供の最終学歴にも過度に拘る(少なくとも大卒以上)。
  • 視野が狭く自分の子供が学業やスポーツ、芸術だけができれば良いと本気で思い込んでおり、これらの失敗以外では殆ど叱らず、むしろ無関心である。
  • 子供が性格面に長所があっても全く興味を示さない。
  • 子供が高校生以上の年齢でもアルバイトを禁止にする等、社会に関心が殆どない。
  • 基本的に実力主義で必要以上に自分が思ったよりも成績が低い或いはスポーツで失敗する子供(そのレベルでも同世代の中では優れた方)を罵倒するか他人の失敗例を挙げてたり、子供より能力の低い人物を見下して反面教師にする。
  • 自分の子供が天才もしくは将来、偉人になると本当に思い込んでいる。

このような親は殆どが高学歴で高い社会的地位に就いているのだが自身が過干渉であるという意識が無いため、嫌がってもただの反抗と捉えられてしまい、反省を促すことは非常に困難である。というか自分が能力が高くて他者に渇望されてきたからこそ子供にも押し付けるのである。


問題点編集

典型的なマルチタスクなので文武両道で目上の人からの信頼は厚いが、同世代及び年齢が近い世代からは妬みによるいじめの対象にされやすい。

偏差値の高い進学校に合格する学力もしくは、スポーツにおいて全国大会に出場したことがあるぐらいの優れた体力や技量がある一方で協調性が欠けていたり、集団行動においてトラブルを起こしやすく、思い通りにならないと人のせいにするようになってしまう。

医者弁護士と言った高学歴が就くような職業、アスリート(広義な範囲になるがプロボクサー等の格闘家も含む)の大半は親から過干渉を受けてきたのではないかという説がある。もちろん必ずしも全員そのような環境で育ったとは限らないが過干渉で育った者は難関大学に入学したことがあったり、アマチュアスポーツで優れた実績を残してたり、スポーツチームに勧誘されてプロテストに合格しライセンスを修得した者が多く、その可能性は極めて高い。

ただ裏を返せば勉強と運動にしか取り柄がなく、親から禄に社会でのマナーをはじめとする一般常識を教わっておらず、社会人になっても結局は人間関係でつまずきやすい。高い社会的地位を築いてもそこから落ちぶれていくのが殆どで社会では勉強と運動が全てではないという現実を痛感するようになる。また複複数のことに集中することに長けているが、言い方を変えれば器用貧乏で特化して得意な分野がないと1つの分野を極めるのは困難である。


アスリートにつく場合でも問題点はある。複数のスポーツに長けていることが多いが、プロスポーツという観点ではスペックが中途半端に見えるようになる。また野球サッカーと言った集団競技では能力に偏りがない為、役割がはっきりせず、チームワークに欠けるという場合が多い。


様々なスポーツを経験してきた為に筋肉質の長身(いわゆる細マッチョが多い)で病気への耐性も優れている者が多いが、基本的にはストレス耐性が弱く、ストレスによるうつ病パニック障害の精神病・神経症の原因きっかけになる事もなり、ガタイが良い割に覇気が感じられない事も珍しくない。

またコミュニケーション能力が低下して更に他人を信用しなったり、子供の反発を招き、引きこもりや走ったたり、気付いたときには詐欺不倫といった犯罪を繰り返したりと社会復帰が不可能に陥ることも少なくなく、地頭の良さから知的犯罪を犯したり、周囲から「優等生」という認識されているのを利用して簡単に誤魔化してしまうこともあり、それに加えて護身術を強引に習得された経験から喧嘩慣れもしやすく、かなり厄介な犯罪者に育つ危険性もある。

実家と絶縁され、将来的に親が寂しい思いをする事態にも陥りかねず、本人には子供を騙すつもりは無かったが、この場合は自業自得としか言いようがない。


本来、子供に対しては必要以上に高い能力を身につけさせる必要はなく、社会を困らせないため、子供が進路に困らないためのしつけと愛情だけで十分である。

それ以上にあれこれ干渉するのはもはや親ではなく血の繋がった他人である。

基本的に親と子供は血の繋がりがあるといっても他人であるということを忘れてはならない。


過干渉で子も将来的に毒親に育ち、性格にも歪みが生じやすい。

総じて子供を過干渉させる親も大方は自分の親に過干渉されて育ったのである。


関連タグ編集

毒親 親バカ 過保護 英才教育 高学歴


デザイナーベビー…子供を理想の形に近づける為に育てられた点が似ているがこちらは遺伝子操作によるもので先天的である。

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