「人間ども…かくも長き間よくも封印の中に閉じ込めてくれたな!
暴魔百族の恨み…思い知れ!!」
「よく来たな…はるな!私の占い上、
お前の命は今日限りだとはっきり出ている!」
演:岸加奈子
概要
平成としては初となる女幹部である。
蛇の化身で普段は人間の女性の顔をしているが、戦闘では本性である蛇の顔へと変化する。
残酷な性格をしており、“戦士は星のように孤独だ”を信条とし、同胞(主にズルテン)に対してもキツく当たる時もあり、第27話では手下として利用した暴魔獣を結果的に破滅へと追いやってしまった。
理由は明らかではないが家庭の温かさや肉親の愛情を激しく嫌悪しているが、ただ単に冷酷という訳ではないようで、自分の代わりに戦って散っていったジンバの死は悼んでいた。
「魔変毒蛇鞭」という名の鞭が主な戦力で初戦ではピンクターボを圧倒した。“暴魔再生巨大化光線”は口から吐き出される蛇型のエネルギー体。
体内にクロコボーマを飼っており、自身が受けたダメージを肩代わりさせている。
蛇の如き冷酷なる悪女の最期
第28話でジンバが倒されたのを皮切りに、今までの失態続きの幹部たちに苛立ちを覚えたラゴーンからの最後通告ともいえる仕打ちを受け、続く第29話で遂に自らがターボレンジャーたち打倒の為に打って出ることを決意し、体内で飼っていたクロコボーマの封印を解くと最終決戦へと出陣。
ラガーファイター完成までの時間稼ぎの為に現れたターボトラックをガーゾックで奇襲し、攻撃を全く受け付けないクロコボーマの特性を生かしてターボレンジャーたちを追い詰めるが、ラガーファイターを完成させ駆けつけた太宰博士が発射した『トラックカノン』で撃墜され重傷を負ったままクロコボーマと共にブラックターボに戦いを挑む。
ブラックターボの身体を鞭で打ち据え、続いて首に巻き付け締め上げる。締め上げの苦しみから悶絶しながら喘ぐブラックをそのままクロコボーマとの挟み撃ち攻撃で更に攻め立てた。
しかし自身のダメージがそのままクロコボーマに伝わるという事に気付いたブラックの機転で『ハンマーブレイク』で両者共々致命傷を負い敗北。
重傷を負いながらも最後の力を振り絞ってクロコボーマを巨大化させた末に力尽き倒れた。
第30話ではジンバ共々亡霊として復活するが、台詞が一言も無い上に常に蛇の顔である等、実質的にジャーミンを模した怪人という扱いであった。
その後、ジャーミンと入れ替わるかのごとく流れ暴魔キリカがターボレンジャーの敵として現れる事となる。
余談
メタ的にジャーミンの後任にあたるキリカは第28話で初登場していたが、同話では流れ暴魔ヤミマルの夢の中での登場であったため、ジャーミンを含めた暴魔百族とは全く絡みが無かった。
関連項目
サロメ…スーパー戦隊シリーズ初の顔出し女幹部。
ヨドンナ…令和初のスーパー戦隊シリーズの顔出し女幹部。鞭が武器で露出度低めの衣装などといった共通点を持つ。
邪霊姫ディーナス、ウェンディーヌ…蛇モチーフの顔出し女幹部繋がり。前者はジャーミンとは逆に家族思いの性格であるが、皮肉にもその人物像が原因で最終的に破滅してしまった。