「ゴーピンク!!貴様だけは…絶対に許さない…。」
「ゴーピンクの能力が消えたことには変わりない。
5人揃わぬゴーゴーファイブなど敵ではないわ。」
演:平沢草
概要
大魔女グランディーヌの子供の中で唯一の女性。
災魔兄妹の長女で、「水」属性のサイマ獣を召喚する紅一点。
怪人然とした姿を持つ兄や弟とは異なり、蝙蝠のような翼をもち、蛇の衣装のビキニアーマーのような服を身に着けた
人間の女性のような姿をしている。
それを生かしての変装を得意とし、巽ナガレ/ゴーブルーや巽マツリ/ゴーピンクと幾度なく剣を使って激戦を繰り広げる。
また知略に長けており、人間の心理に付け込んだ多くの作戦を展開する。
高圧的な性格だが上の兄である冥王ジルフィーザのことは心から慕っており、ジルフィーザからも溺愛されている。下の兄である獣男爵コボルダに関しては見下すような態度をとることもあるが、一応は目上の存在として一歩引いた言葉遣いをとる。
一方で弟の龍皇子サラマンデスに関しては、ジルフィーザに変わって冥王になったことや、蔑ろにされたり作戦の妨害をすることもあって、強い敵意を向けている。
22話でジルフィーザが戦死した際には嘆き悲しみ、サラマンデスの横暴に耐えかねて一度カードサイマ獣ゴダイの力で復活させようとしたこともあった。
終盤では巽マトイにとりついた災魔寄生獣パラサイトの力で念願のジルフィーザ復活に成功するも、直前でマトイがパラサイトを剥がしたためジルフィーザは不完全な形で復活。
直後に自身にパラサイトを憑依させ、自身のエネルギーでジルフィーザを完全復活させるも力尽きてしまい、「お兄様の妹で……幸せでした」と満足げな笑みを浮かべながら消滅した。
彼女の死後、残された兄弟も最終的に家族思いとは程遠いグランディーヌの本性によって破滅するという皮肉な末路を辿ってしまった。
余談
モチーフは蛇であり、
上述の通り自らを犠牲にジルフィーザを復活させたまではよかったが、最終的には我が子を捨て駒同然に扱っていたグランディーヌの言動が遠因で災魔一族は滅び去ることになる。
だがそれでも、自らを犠牲に兄を復活させた一連の行動。そして、他の兄弟達が後に辿った末路やその光景を見ること無く足早に退場した彼女は、一族の中で最もマシな最期を遂げることが出来たのは間違い無いだろう。戦死ではなかったが2000年代で最初に死亡した幹部怪人である。
演じた平沢女史はゴーゴーファイブの放送から2年後に芸能界を引退し、その後は税理士事務所に所属しているらしいが、真相は定かでは無い。
関連項目
冥王ジルフィーザ:上の兄
獣男爵コボルダ:下の兄
闇王ギル:本当の上の兄