「パワーガン、今度こそいただきだ!」
「待ってたぞ小僧!」
登場話:『劇場版科学戦隊ダイナマン』、およびそれをTV用に編集した第32話「消えたパワーガン」
概要
カー将軍が蜘蛛を基に生み出した進化獣。木田博士が開発した、たった数発で島をも破壊する「パワーガン」を狙うメギド王子に従う。壁面を自在に上り、目を光らせて爆発を起こす「クモ爆弾」で攻撃、糸で相手を絡めとる「クモ糸地獄」、糸状の黄色の光線「クモ光線」でも攻め立てる。
活躍
人間に化けてパワーガンを購入しようとしたシッポ兵2体が、パワーガンの威力の前に驚いて尾を出したのを受けダイナマンが駆けつけた際、メギド王子に加勢する形で登場。クモ爆弾でダイナマンを攻撃しつつ、一時撤退する。
再び木田博士を捕えるも、ダイナマンの活躍で取り逃し、メギドが入手したパワーガンはダイナレッドのキックで破壊されてしまう。戦闘では自身の技を振るってダイナマンに挑むも、スーパーダイナマイトに散る。
直後ビッグバンプログレスにより巨大化。ダイナロボに両腕からの「クモミサイル」やクモ糸地獄を繰り出すも、最期は科学剣・稲妻重力落としを喰らって爆散した。
余談
デザインを担当した出渕裕氏曰く、「水木しげるの妖怪に近い雰囲気」とのこと。
重厚なデザインと造形は、スーツにアクターが2人入って操るような個性的な体形をした劇場用戦隊怪人の嚆矢と云える。