「ワニシンカは、一度噛みついたら、絶対に離さないんだ!」
「ワニシンカ嘘つかない!じゃ、さらば!」
登場話:第21話「怒りの北斗必殺剣」
概要
カー将軍が創り出した進化獣の一体。後頭部や背部にかけて骨がむき出しになったような、二足歩行のワニといった姿をもち、胸部からはコブラのように地を這って敵に向かい爆発する「ワニベルト」を放つ。更に胸部には10㎞四方を焦土と化す「スパーク爆弾」を内蔵しており、爆弾の力を元に胸から「ワニフラッシュ」を放つ他、爆弾の存在をちらつかせてダイナマンを牽制した。
東京の地盤をぬかるませ大規模な地盤沈下を引き起こす「東京底なし沼作戦」のため、岩や土を一瞬のうちに泥に変換させる「地質変換システム」の開発者である谷本博士やその元助手を拉致し、システムを改良・巨大化させた機械を開発させようとする。
活躍
谷本の拉致を阻止せんとするダイナイエロー・南郷耕作の右腕に噛みついて負傷させ、胸部からワニフラッシュを放って飛行機を爆破し、爆弾が体内にあることを証明しつつ、爆発を恐れて何もできないダイナマンを尻目にメギド王子と共に谷本を拉致して撤退する。その後も助手を次々拉致し、地獄谷にて機械の開発を進める。
最後に残った元助手である谷本の妻に次なる狙いを定め、ダイナレッド・弾北斗を退けて彼女をさらうも、戦闘中に弾が撮ったボディの写真によりスパーク爆弾の場所を特定され、彼との1対1の戦いの果てに爆弾を抜き取られてしまう。
谷本達の避難とアジトの爆破が終わった後、口からの「ワニミサイル」でダイナマンに挑むも、脅迫手段を失っては最早彼らの敵ではなく、あっさりスーパーダイナマイトの前に敗北する。
直後ビッグバンプログレスで巨大化する。噛みつき攻撃で果敢にダイナロボに挑むも、ダイナフラッシュの衝撃で歯が全て抜け落ち、最期はナックルボンバーからの科学剣・稲妻重力落としを喰らって爆散した。
余談
デザイン当初の名称は「アリゲーターシンカ」。
デザイン担当の渡部昌彦氏は当時既に出渕裕氏が流麗なデザインで人気を得ている時に自分らしく怪獣より描いたと語る。