デーボ・ローヤローヤ
でーぼろーやろーや
「カキーンと監禁、ダッシュで脱走!」
怒りの戦騎ドゴルドの「閉じ込められた強い人間は怒る」と言う考えによって誕生したデーボモンスター。劇中でドゴルドが最初に生み出したモンスターでもある(※時系列的にはデーボ・タンゴセック等、もっと古い時代に生み出された個体もいる)。
看守か刑務官の帽子を被っており、右肩に監視塔、左肩に檻、両手首には手錠の意匠が見受けられる。更に下半身も囚人服を思わせ、身体に付いた牢屋からは囚人の人形が顔を覗かせている。身体に付いた鎖「チェーンローヤ」も特徴の1つ。
その名の通り、左肩の牢屋に人間を捕らえる能力を有しており、武芸やスポーツに秀でた強い人間だけをチェーンローヤで捕らえては左肩の牢屋に幽閉する。
人間を捕獲すると、上記の台詞と共に猛スピードでその場から脱走する為、誰も彼を捕える事は出来ない。
空手家等の強い人間を次々と捕らえる中、駆け付けたブラック以外のキョウリュウジャー達と交戦、駿足による高速突進で彼等を攻撃する。
少ししてからブラックが参戦すると、救援に駆け付けたドゴルドが5人を相手取った為、自身はその場から撤退し、ブルーとピンクの追跡を逃れる。
5人を撒いた後、自身の檻を弾き返した立風館家当主・源流や彼を助けようとしたダイゴを捕えるも、獣電竜高速バイク「ディノチェイサー」で追跡するソウジの斬撃無双剣で左肩の牢屋を破壊され、2人を救出されてしまう。ブラック以外の残りのメンバーも集結。4人をゾーリ魔と共に迎え撃つが、レッドやグリーンの攻撃に押され事となる。
ディノチェイサーに乗った2人を両手からの光線で攻撃するが、グリーンの獣電ブレイブスラッシュに怯み、続け様にレッドの獣電ブレイブフィニッシュを受け、「そんな…ダッシュに失敗ーーっ!」と叫んで敗北した。
その直後、デーボスの復活水を浴びて巨大化すると、今まで捕らえた人々を連行しようとするが、駆け付けたキョウリュウジンに阻止される。対するキョウリュウジンは捕らわれた人々を助ける為に獣電竜ドリケラは途中で離脱し、その代わりに獣電竜ザクトルが合体したキョウリュウジンステゴッチザクトルに変形して応戦して来たが、これに対してローヤローヤはなす術も無く、そのままキョウリュウジン・ブレイブフィニッシュを受けて爆散するのだった。
名前の由来はそのまま牢屋。尚、見ての通り彼の名前は「?ー?」と言う感じで真ん中が長音になった3文字の言葉が3つ並んだネーミングなのだが、その登場回は奇しくも3月3日のトリプルデーとなった。
公式完全読本『KYORYUGER ETERNAL BRAVE』にて、デザインを担当したK-SuKe氏は「『捕まえる×逃げる』という事で看守ネコと囚人ネズミの合成怪人を考えていた」らしく、他にも「顔は中世ヨーロッパの死刑執行人のマスクがモチーフで警官の帽子も被っているが、『下半身は囚人服』という対比もポイント」とコメントしている。
声を演じた長嶝氏は昨年放送された『特命戦隊ゴーバスターズ』でもショベルロイドと言う序盤の怪人の声を担当している。また、長嶝氏は前作の恐竜スーパー戦隊である『爆竜戦隊アバレンジャー』で爆竜ティラノサウルスの声を担当した経歴が有り、それが縁となったのか、巨大戦で「ティラ!」と中の人ネタを披露する形となった。
長嶝氏はこの役を最後に『獣拳戦隊ゲキレンジャー』から続くTVシリーズ連続出演が途絶える事となり、次の出演は2年後の『手裏剣戦隊ニンニンジャー』の上級妖怪オオムカデ役である。
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VSデーボ・ローヤローヤ(獣電戦隊キョウリュウジャー)
今回は獣電戦隊キョウリュウジャーからドゴルド産のデーボモンスター、デーボ・ローヤローヤです。 力が強い人間達を左肩の牢屋に閉じ込め、閉じ込められたことで発生した怒りの感情を集めるのが彼の仕事です。 因みにこの話にはゴーグルブラックやダイナブラックを演じた春田純一氏がソウジの父親役として登場しました。2,755文字pixiv小説作品