「ようやく俺のものになったなぁ、天野美琴…伝説の巫女よ!」
データ
身長 | 198cm(巨大化復元時身長:49.5m) |
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体重 | 170kg(巨大化復元時体重:425.0t) |
司る感情 | 獰猛 |
成分 | 獰猛、獣、牙、など |
配合 | ウォー槍刀(そうどう)、エースケープ |
特記事項 | 多すぎる牙の手入れだけは、どうも苦手 |
CV | 宮野真守 |
スーツアクター | 矢部敬三 |
概要
獰猛を司る獰猛の戦騎にして、悪のキョウリュウジャー『デスリュウジャー』の装着者。
およそ1億年前、トリンが獣電竜トバスピノを完成させた頃、その存在を知った百面神官カオスが生み出した最初の戦騎。
恐竜の感情を主成分としているためか非常に好戦的な性格をしており、誰に対しても余裕かつ挑発的な態度を崩さない。その凶暴性はドゴルド以上で、さらに戦いを求める飽くなき欲望を持つ戦闘狂で、デーボスへの忠誠心は皆無で、美琴を手中に収めると平然とデーボス軍を離反するなど、カオスをも戦慄させる程の危険な存在である。カオス曰く「戦いのみに生きる男」。
自らの力に絶対的な自信を持っており、それが揺らぐ事態に直面すると獰猛な本性を剥き出しにして相手を八つ裂きにする。
一億年前、カオスの命で、強大な力を誇る反面その力を制御できず暴走してしまう危険性を持つトバスピノを奪おうとするも、古代人の巫女の祈り歌によってトバスピノが正義の心を取り戻したことで倒され、封印されていた。
容姿
劇場版では終盤までデスリュウジャーのバトルスーツのままで頭部のみその真の姿が披露されたが、ブレイブ39ではバトルスーツを脱ぎ捨てその全容が明らかになった。
バトルスーツとは対照的に体は赤く、獰猛の名に恥じず全体的に牙、または口をあしらった姿をしていて、左胸に獰猛そうな表情をした傷だらけになった石像の顔が確認できる。
頭部のドレッドヘアーとあいまってさながらプレデターのような姿。因みに彼の特記事項によるとこれらの牙は飾りでなく本物のようで手入れが大変らしい。
また、頭部にはそれとは別に狼の様な意匠も見られる。
能力
デスリュウジャーの武器や装備はこちら。
復活後はドゴルドやアイガロン以上の戦闘力と、自身の身体から生成した剣・ウォー槍刀による荒々しい斬撃で敵を屠る。
またデスリュウジャー時代の必殺技でもあった「魔楽章デーボスフィニッシュ」も、大地の闇から復活した影響で「最終楽章デーボスフィニッシュ」へとパワーアップしている。
劇場版で見せた洗脳能力も顕在で大量のゾーリ魔やカンブリ魔達を従えさせた。
蘇った影響で高まった力は強大にはなったものの身体への負荷がかなり強いらしく、復元水を常に飲み続けていないと自らを保っていられないほどである。
劇中での扱い
初登場であるガブリンチョ・オブ・ミュージックでは一億年後の現代においてカオスにより復活、デスリュウジャーの装備(デスリュウジャーの力と獣電池)を与えられ、デスリュウジャーとしてキョウリュウジャーと敵対。
巫女の末裔であるMeekoを利用してトバスピノを悪の手先に変えた後、デーボス軍を離反し、美琴とトバスピノの力で超破滅光弾を生み出し、デーボスを含め、地球壊滅を目論むが、不屈のブレイブで立ち上がったキョウリュウジャーに阻まれ、配下のディノガールズも倒され自身もブレイブを最高に高めたキョウリュウレッドの一撃に倒れるが、スピノダイオーに乗り込みライデンキョウリュウジンと交戦、当初はライデンキョウリュウジンを圧倒し優位に立つが、一瞬の隙を付かれ腹部に五連獣電剣を突き立てられ、そこからキョウリュウレッドにスピノダイオー内部への侵入を許してしまい、交戦する。
「俺は『獰猛』の戦騎……勝者は俺一人で良いっ!!」
自らメットを脱ぎ捨てて素顔を晒し、自分に宿る闘争本能を爆発させると髪に相当する部位を伸ばした刺突攻撃や二つ名に恥じない連続攻撃など、容赦無い猛攻によりレッドを変身解除に追い込み、獣電池をからにさせる事に成功するが、ダイゴのブレイブに奮起したMeekoの祈り歌で、少しずつ正気を取り戻したスピノダイオーが超破滅光弾へと向かい始めた為、阻止しようとするが、生身のダイゴに邪魔され、さらにMeekoの歌によって力を得たキョウリュウレッドの新たな力「キョウリュウレッド ガブルアームド・オン」の猛攻の前に敗北するが、キョウリュウレッドをスピノダイオーから引きずり下ろし美琴を超破滅光弾ごと消し去ろうと最後の抵抗を見せ、最後はレッド の「ガブガブ・ガブティラ岩烈ラッシュ」を何発も受けながら、人間世界やデーボスさえも含めたすべての破滅を確信、勝ち誇り、哄笑と共に爆死した。
しかし、キョウリュウジャーの歌声を重ねたが祈り歌によりスピノダイオーが正義の心を取り戻され、「スピノダイオー・ブレイブフィニッシュ」により超破滅光弾を打ち消され、Dの目論見は失敗に終わった。
ブレイブ39では劇場版の後日談として再び復活。ブレイブ36でマッドトリンが開けた大地の闇から密かに復活し、1000体のゾーリ魔を操ってトリンとスピリットレンジャーに差し向け、自分は氷結城に潜入しては見張りのカンブリ魔を支配して『フルートバスター』と大量の『復元水』を奪い去っていった。
その後、海外のライブツアーを行っていたMeekoを洗脳してダイゴ達に差し向け、自分は地獄で新たに手に入れた『ウォー槍刀』を手に襲い掛かった。
キョウリュウジャーを一度打ち負かした後はどこかのテレビ局に乗り込み、Meekoの歌の力で大地にしみこんだゾーリ魔達を操り強大な軍団を手にしようと画策していたが、1000体のゾーリ魔を退けたトリン達三人の参戦により、全員揃ったキョウリュウジャー達のメロディにMeekoの洗脳が解け失敗。
その後マキシマムブレイブを受けて瀕死に陥るが、大量の復元水を浴びて巨大化。キョウリュウジャーもろとも自爆しようと試みるものの、Meekoの祈り歌に苦しめられ、終始スピノダイオーに圧倒され、最後は「スピノダイオー・ブーメランフィニッシュ」を受ける。
『最後の最後までこの歌(DinoSoul)に苦しめられるとは……』
そう振り返りながら爆散、今度こそ完全に倒された。
余談
隠しモチーフはデーボス軍の幹部たちと同じ『オズの魔法使い』に登場する、ドロシーの飼い犬である『トト』。
真の姿のスーツは魔法戦隊マジレンジャーに登場した上級戦闘員・冥府伍長ハイゾビルの改造である。
関連タグ
獣電戦隊キョウリュウジャー デーボス軍 宮野真守
仮面ライダーファルシオン:ニチアサ作品で、映画ボスが本編に登場したケースの後輩。
スチームロイド→デスリュウジャー/獰猛の戦騎D→ナイル伯爵
スーパー戦隊劇場版ラスボス
メガゾードε→獰猛の戦騎D→巨大ナイルハウンダー