デーボ・タイリョーン
でーぼたいりょーん
身長:213cm(巨大化復元時身長/53.3m)
体重:182kg(巨大化復元時体重/455.0t)
考え:「魔洞湖に沈んでる『ある物』を釣り上げる」
集める感情:なし
成分:カジキ、投網、大漁旗、漁船、など
配合:ガッ釣り竿、海鮮山モリ
特記事項:マナーの悪い釣り人にだけは、我慢ならない。
カオスが「ある目的」の為、直々に作り上げたデーボモンスター。
牛鬼を思わせる頭部には釣り針の形をした角と牙、投網を思わせるマフラーにカジキの尾とガラスの浮き球が付いた両肩と言う上半身、そして白い褌に「大漁」と書かれた海パン、足元は漁船のブーツという下半身をしている。更に前回カオスによって生み出されたキビシーデスやカンブリ魔同様、右腹に3つの感情を司る「顔」があり、全体的に見て如何にもまさしく創造主たるカオスらしい外見と言える。
性格もマイペースで敵味方問わず、周囲がどんなに騒いでもどっしりと構える図太さを持ち、何故か土佐弁を喋る。
名前通りの釣りの名人であり、魔力を帯びた自慢の「ガッ釣り竿」を使い、本来特殊な力が働いて「釣る」事ができないはずの水源から物体を釣り上げる事が出来る。
また、相手の攻撃を顔面に受けても微動だにしない程恐るべき耐久力を持つ。ただし、これは本人曰く「単に我慢強いだけ」であり、ダメージや痛覚が皆無という訳ではない。
こうした辛抱強さは戦闘よりも寧ろ釣りでこそ活かされる物であり、本人も「釣りは己との勝負ぜよ」と言うように自身の「釣り人」という本質にこそ反映され、目的の獲物を釣り上げるまでただひたすら待ち続ける強靭な精神力にも繋がっている。
また、そうやって獲物を釣り上げるまで辛抱強く待つ姿勢からも分かる通り、自身に課せられた任務には忠実で、真逆のキャラであるラッキューロをして「仕事熱心」と評される程。
ちなみに自身の我慢強さを自慢する際に、褌をクイっと引き上げる陽な動作をする癖があるが、劇中では下品にも「チン!チン!」という変な効果音を響かせた。
キョウリュウジャー達がいよいよ最後の「ディノスグランダー」の秘石の手がかりをつかんだ矢先、その石とブラギガスが眠るとされる「魔洞湖」に出現。
出撃したキョウリュウジャーと対峙するが、彼らに対して全く戦意を見せず、上記の弁解を呟きながらひたすら釣りをしていた。
正論で開き直られて流石のキョウリュウジャーも拍子抜けするが、何も釣れないはずの「魔洞湖」の底からガラクタを釣った様子からグレーに秘石を狙っていると危険視され、自分の護衛のために総動員された三戦騎や大量のカンブリ魔に戦闘を任せて釣りを続行する。
唯一自分のもとにたどり着いたレッドの「ガブティラ岩烈パンチ」が頬に直撃しても無視するが、攻撃を続ける彼が鬱陶しかったので一本釣りで湖の対岸まで吹き飛ばしてしまう。
しかし、対岸でドゴルドと戦っていたレッドのもとにダンテツが合流して加勢。親子の力でドゴルドを退いて遂に秘石の入手に成功し、同時に湖からせり上がった最後の獣電竜ブラギガスも復活してしまう。
ところが、それとは別に「ある物」が漸く釣れると歓喜しながらラッキューロに献上し、自分の「当初の役目」を終えたことで改めてキョウリュウジャー迎撃に向かう。
武器の「海鮮山モリ」を手に勇猛果敢に立ち向かい、キョウリュウレッド・カーニバルの「獣電カーニバルフィニッシュ」すら自慢の「我慢強さ」で耐え凌ぐが、8人分のブレイブを「ビクトリー」と「マキシマム」に込めた「八獣電ビクトリーマキシマムフィニッシュ」の痛さには流石に我慢できず吹き飛ばされてしまう。
「ま、まだじゃ……!ラッキューロ様、お力ば……!」
ラッキューロ「うーわ、なんて仕事熱心なヤツ!」
飛んだ先でラッキューロに懇願し、自らスクスクジョイロをかけてもらい、2体のカンブリ魔と巨大化。
しかし、カンブリ魔達はブラギガスの初陣に「アロメラス」や「アーケノロン」の力で一方的にやられ、自分もブラギガスが超カミツキ変形したギガントブラギオーの前に手も足も出ず、最期は「タンマ!タンマ!」と必死に制止するも、結局は「超獣電ギガブレイブフィニッシュ」の一閃で斬り伏せられて爆散した。
だが彼の活躍により、カオスの本来の目的は既に達成されていた……。
声を演じた梁田氏は『炎神戦隊ゴーオンジャー』及びそれ以降のスーパー戦隊映画で害地大臣ヨゴシュタインと、その父親である総裏大臣ヨゴシマクリタインの声を担当して以来、実に5年ぶりに完全新作でのスーパー戦隊シリーズ出演となった。また、2年後の『手裏剣戦隊ニンニンジャー』では西洋妖怪フランケンの声を担当した。
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VSデーボ・タイリョーン(獣電戦隊キョウリュウジャー)
長編小説を練ってばかりいたので久しぶりにスパロボ風会話を更新しました。 今回は獣電戦隊キョウリュウジャーよりカオスがある目的のために作ったデーボモンスター、デーボ・タイリョーンです。 釣りに対する情熱はデーボモンスター一でキョウリュウジャーに攻撃されても姿勢を変えることなく獲物を釣り上げるまで耐えていました。 そして釣り上げたある物によりある獣電竜との因縁が再び幕を開けます…。2,863文字pixiv小説作品