「許せんけん!ワシより注目を浴びる機械の存在は!ストップライトじゃけーーん!」
データ
身長 | 209cm(肥大蕃息時身長:50.2m) |
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体重 | 258kg(肥大蕃息時体重:619.2t) |
好きな物 | サイトシーイング |
好きな場所 | アミューズメントパーク |
攻撃力 | ★★★★☆ |
不思議な技 | ★★☆☆☆ |
フルパワー | ★★★★★ |
集める恐れ | 遊園地のアトラクションを強制的に止め、突然のアクシデントに怯える人々の恐怖 |
CV | 梁田清之 |
スーツアクター | 日下秀昭 |
概要
有明の方によってヨーロッパから招聘された西洋三大妖怪の1体で、自称「西洋三大妖怪のエース」。その名の通り古来より存在する「フランケンシュタインの怪物」(キンジはこの名前で呼んでいる)が長い歴史の中で更に進化した姿である。
原典通り機械と人間が融合したような外見をしており、ボルトが複数打ち込まれたいかつい頭部と腹部のライトが特徴。ボルトは他にも両肘、両膝と言ったアーマーの各関節部分、果ては両足の甲にも同じように打ち込まれている。両肩に刺さっているのは良く見ると懐中電灯なので、注意して見ないとボルトと間違えやすい。
他の2体と同様、海外から来日した妖怪だが「フランケン」にかけてか、何故か「~じゃけん」と広島弁を話す。
その能力は腹部のストップライトから照射した光を浴びせてあらゆる機械を強制的に機能停止に陥らせるというもので、他にも両肩などの全身のライトから攻撃用の光線を発射する事も出来る。原典通りの怪力の持ち主でもあり、それによる猛攻を得意としている。
活躍
有明の方に雇われた「西洋三大妖怪」の筆頭として動き出すが、「ワシは仕事の前に、まず観光がしたいじじゃけん」等とわがままな条件を突き出し、引率役を自ら引き受けた十六夜九衛門の案内でスカイツリーや浅草観光、回転式ジャパニーズ寿司完食、キャラクターグッズ物色と言った日本観光を堪能する。
その後、諜報員として天晴達ニンニンジャーの周囲で暗躍していたジュッカラゲの耳打ちを受けた九衛門に誘導され、彼らが家族サービスを満喫していた遊園地へと移動する。
そこで目の当たりにした数々の「絶叫マシーン」に対し、「あー腹立つけん!あの機械共、儂より人間を怖がらせるとは!人間共を絶叫させるのは儂だけで充分じゃけん!!」と憤慨すると、腹部の「ストップライト」から光を放射。光を浴びせたマシーンを次々と緊急停止させ、乗客を危険な状態に追い込む事で『恐れ』を生み出した(※ちなみに九衛門も本来はニンニンジャーを標的にするだけの心算だったらしく、予想外の収集に歓喜していた)。
こうした事態を受け、ニンニンジャーの3人が異変に気づいて駆けつけ(※風花は誕生日だったために「家族サービス」を旋風から受けており、霞もそれにつき合って不在)、マシーンの中で右往左往していた人々を避難させると、そのままフランケンと対峙。フランケン自身も自ら名乗り交戦する。
圧倒的なパワーで4人の攻撃を寄せ付けないフランケンだったが、余りにも傲慢で彼等の存在など眼中に無くそのまま戦意を喪失してしまう。するとその様子が監視していた有明が「何と自分勝手な助っ人モンスターじゃ!折角呼び寄せたのに、これでは普段の妖怪と変わらんぞ!」と不機嫌になり、彼女のわがままで九衛門は巨大妖怪ガシャドクロを召喚する。
それに対してアオニンジャーとスターニンジャーはドラゴマルとロデオマルを召喚し、更にそしてその2体とバイソンキングバギーも合体したバイソンキングドラゴを繰り出した為、フランケンは「自分より目立ってる」と嫉妬して「ストップライト」を照射し、ロボの動きを封じてしまう(※ついでにコクピットも電子ロックらしく、操縦していた2人も閉じ込めてしまった)。
その後、風花への誤魔化しが困難になった霞がモモニンジャーとなって加勢すると、彼女とキニンジャーが自身を引き受けている内にシノビマルを駆るアカニンジャーがバイソンキングからバイソンドラゴソードを拝借し、追加召喚したサーファーマルの援護攻撃と「ハリケンジャー」手裏剣から繰り出す「空駆け破天荒斬り」でガシャドクロを撃破するが、直後にフランケンはシノビマルにも「ストップライト」を当てて行動不能に陥らせる。
だが、彼の「ストップライト」への打開策を閃いたアカニンジャーは超絶形態に強化変身。そのまま勝負を挑ん来た為、フランケンも負けじと「ストップライト」を放射して応戦する。
自ら囮を引き受けたアカニンジャー超絶の耐久作戦に乗ってしまい、光線放射中の無防備な所を横から割り込んだキニンジャーの「じゃぶじゃぶじゃー」で発動した「鏡返しの術」によって光線を反射されて自身が停止させられてしまう。更に其処からモモニンジャーのカラクリヘンゲン弓の射撃で能力の発現元の腹部の「ストップライト」を破壊され、そのまま3人が同時に発動した超絶トリプル忍烈斬を受け、「動けん、フランケン。残念じゃけ~ん!」と叫んで敗北。
直後に九衛門の肥大蕃息の術によって「生き返った上にでかくなるなど初体験じゃけん!」と叫びながら再生巨大化。
「スポットライト」が破壊された状態でもニンニンジャーの巨大ロボ数体相手に果敢に立ち向かうが、シュリケンジン、バイソンキング、そしてライオンハオーの三大ロボの攻撃に圧倒される。更に3体は覇王シュリケンジンに合体し、止めの覇王アッパレバスターを放った為、フランケンは為す術も無く「ワシもスポットライトを浴びたかったじゃけん!けん、ぱ!」と言う断末魔と共に爆散した。
余談
モチーフは言わずもがなフランケンシュタインの怪物で、他に懐中電灯も含まれている。
劇中ではその性格に反して狙う対象が絶叫マシーンにオトモ忍と、意外と機械に対して嫉妬深かったところから、アミューズメントパーク(遊園地)は彼にとって「好きな場所」と言うよりも、寧ろ真逆の「不快に思う場所」なのかも知れない。
声を担当した梁田清之氏は『獣電戦隊キョウリュウジャー』にてデーボ・タイリョーンの声を担当しており、スーパー戦隊シリーズへの出演は2年ぶり。後に『宇宙戦隊キュウレンジャー』にてビッグベア総司令を演じる。
関連タグ
手裏剣戦隊ニンニンジャー 牙鬼軍団 妖怪(ニンニンジャー) 西洋三大妖怪
アマノジャク(カクレンジャー)、首領タウ・ザント:同じ中の人が、過去の和風戦隊で担当した敵怪人たち。
スペードエース:『ジャッカー電撃隊』のメンバーで同じくエースの名を冠する戦士。
凱力大将ブランケン:『魔法戦隊マジレンジャー』に登場する、同じくフランケンシュタイン繋がりの幹部怪人。
ヨゴシュタイン:『炎神戦隊ゴーオンジャー』に登場した中の人&フランケンシュタイン繋がり幹部怪人。
バラミクロン:『超力戦隊オーレンジャー』に登場する怪人。こちらは『あらゆる機機械を暴走させる暗黒素粒子を放出する』と正反対な能力こそもつものの、『スーパー戦隊の操る機械要素のある巨大戦力の天敵』という共通点がある。
カテゴリーA:『仮面ライダー剣』に登場する怪人で、各トランプのエース繋がりの怪人達。
ドッガ:『仮面ライダーキバ』に登場する、同じくフランケンシュタインの怪物がモチーフのライダー怪人。ただしこちらはヒーロー側。
フランシス・都留岐:「マジカルハロウィン」に登場するフランケンシュタインの怪物をモチーフにしたキャラであり、こちらも日本のサブカルチャーとかに興味を持ったのも共通している。ちなみに使役している主人に仕えるモンスターも怪物くんと同様西洋三大妖怪とモチーフが同じという共通点がある。
キュアエース:こちらも『ドキドキ!プリキュア』のメンバーでエースの名を冠する。