概要・略歴
1951年にアメリカニュージャージー州で創業された「Topper Toys」が、1969年より販売開始したミニカーブランド。
前年の1968年にホットウィールが発売され、市場が活性化したのに伴い販売開始。当初は架空の車両なども販売していた。
1970年と1971年にインディ500出走のスロットカーのスポンサーになると、その車両が勝利を飾ったことで売り上げが増加。ホットウィールには及ばないまでも、それに次ぐほどの売り上げを記録した。
しかし、会社自体の収益は芳しくなく、ジョニーライトニングは1971年に製造中止。のみならず、Topper Toysは1973年に倒産した(詐欺に遭ったための倒産とするサイト等もある)。
1994年、23年間も使用されていなかったこの商標権を「プレイング・マンティス社」が購入。1/64サイズの正統派モデルのみならず、当時スポンサードされていたスロットカーをプルバックカーにしたモデルなどを、ウォルマートとトイザらスを介して販売すると大成功を収めた。更に、パンケーキモーターで走行するモデルなども販売している。
2004年、プレイング・マンティス社の経営者トーマス・ロウは、会社とジョニーライトニングの商標権を「RC2社」へ売却。
RC2社は人気のデザイナーを招聘し、ジョニーライトニングのこれまでのイメージを刷新することに成功。デザイナー数名がアメリカで毎年開催されている『モデルカーの殿堂』で殿堂入りを果たしている。
2011年、タカラトミーがRC2社とジョニーライトニングの生産ラインを買収。その頃の商品パッケージには「TOMY」のロゴが書き加えられている。
2013年、タカラトミーはジョニーライトニングの生産を中止する。
2016年、トーマス・ロウが経営する「ラウンド2」社が、タカラトミーからライセンス供与されジョニーライトニングのブランドを復活させる。