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蒼魔灯

そうまとう

1999年12月9日にテクモ(現・コーエーテクモゲームス)が発売した3Dアクションゲーム。「刻命館シリーズ」の第三作目。
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概要

テクモ(現・コーエーテクモゲームス)が開発した『刻命館』に始まるトラップアクションゲームの第三作目。第二作目『影牢』でのトラップアクションの正統進化版で、ゲームシステム、グラフィック共により一層洗練された作品となっている。


ストーリー

幼いころに孤児となった少女レイナ。しかし、育ての母と義理の弟と共につつましくも幸せに暮らしていた。レイナ17歳の誕生日。養母がレイナに不思議な宝石の付いたブローチをプレゼントする。しかし、その時、人さらい組織AUO(Alendar Umbral Operations)がレイナたちの家に侵入し、三人は拉致されてしまう。


レイナの気が付いたときには、住み慣れた大陸から離れた地・アレンダル島行の船に載せられていた。そして、アレンダル第99代国王・フレデリックの前に引き出される。その美貌故に側室にされそうになるレイナ。それに抵抗した育ての母と義弟はレイナの目の前で惨殺される。


彼女は絶望に打ちひしがれたまま、城の地下室に軟禁される。そこにある少年がレイナを助けようとしたところから、レイナの数奇な運命と哀しい戦いが幕を開く……。


登場キャラクター

D タライ Lv4

主人公。17歳の誕生日に人さらい組織AUOに拉致され、育ての母と弟を失ったうえに地下室に軟禁される。そこから脱出し、生き延びるために謎の秘術・トラップを習得するが……。


アレンダル王国の反国王派の指導者。拉致された大陸の人々を救出・援助もしている。少しずつ惹かれあうレイナとアルベルトだったが……。彼もまたトラップの秘術を扱う。


  • マルコ(CV:岸尾大輔)

アルベルトの弟。捕らえられたレイナにトラップを操れるよう手助けしたが、それが新たな悲劇の発端となってしまう。


レイナをさらったAUOのボス。「人さらいはしても殺人はしない」というのが信条。そのせいか、前向きでサッパリした性格で、人さらい組織のボスとは思えないような人物だが……。


王妃直属の諜報部隊である王妃親衛隊のリーダー。アルベルトとは一時恋人同士だったころもあった。


AUOの幹部。人を殺すことにためらいの無い残忍な男。そのため、AUOの幹部でありながら、ボスのクリスティーナからは毛嫌いされている。


  • マルガリータ(CV:なし)

アレンダル王妃。夫を国王につけるために彼の兄を暗殺した。しかし、その後は相手にされなくなったため、人間不信になり、現在では夫に対するクーデターすら企てている。


  • フレデリック(CV:なし)

99代アレンダル国王。強欲でわがままで女好きで執念深い上、無能。ぶっちゃけると人間のクズ。



ゲームシステム

トラップ

新しい罠の作成において、前作・『影牢』ではツリー形式のトラップ開発であったが、今作では本作では、ベースサークルと呼ばれる基本トラップ10種にさまざまな属性を持たせる9種のエンブレム、トラップ起動を助ける6種のリング、トラップの性能を強化するオーブを付与することでトラップを開発・強化できる。

例えば、「メガロック(大岩)」でも、オーブやリングのつけ方次第で、全く性能が異なるものに仕上げることも可能になった。

ベースサークル・エンブレム・リングはストーリーを進めると使用可能になる。ただし、一部のエンブレムとリングはある条件を満たさないと使用できない。

また、6つの隠しトラップも存在しており、これらは一切の強化ができない。


ベースサークル

ストーリーを進めると使用できるようになる基本トラップ。これに後述のエンブレムを組み合わせると新しいトラップを開発できるが、そのままでも使用可能。

・メガロック

巨大な岩。攻撃力が非常に高い。坂やトラップで転がすこともできる。

・ペンデュラム

巨大な刃の付いた振子。攻撃力が高めな上、強制移動効果もある。スイングに間があるので、単発で当てるにはコツが必要。

・カビン

そのまんま。犠牲者の頭上に落下し、頭にかぶせてフラフラと前に強制移動させる。コンボの起点・繋ぎとなる重要トラップ。

・プッシュウォール

飛び出る壁。犠牲者を壁から押し出す。強化すると、押し出すのではなく、吹き飛ばすようになる。また、一部トラップを起動させたり、メガロックを押し出すこともできる。

・マグネットウォール

魔法の磁石で範囲内の敵を壁に引きつけ、拘束する。鉄球も引きつけられる。

・アロースリット

矢が一直線に飛んでいく。強化すると矢の数が増えるが、Ark(トラップを当てたときの得点)が下がる。ベアトラップ系と相性がいい。

・スプリングフロア

床が跳ね上がって侵入者を数マス吹き飛ばす。忍者などの一部の敵には回避されるが、非常に優秀な座標修正能力があるため、コンボの起点にもコンボ中の修正にも優れた最重要トラップ。

・バキュームフロア

マグネットウォールの床版。

・ブラストボム

地雷。大ダメージが期待でき、強制移動効果もあるが、座標がずれやすいので、使い方には慣れが必要。

・ベアトラップ

トラバサミ。対象を一定時間拘束する。カビン・スプリングフロアと並んで長いコンボを組む上で欠かせない重要トラップ。


エンブレム

・ファイアーエンブレム

火の紋章。爆発による強制移動や油・火薬樽への引火ができる。このエンブレムで作られるトラップはヒット時と爆発の効果で多段ヒットになることが多い。

・サンダーエンブレム

雷の紋章。攻撃力が高く、放電によってダメージを与えることもある。また、感電させる効果で少し拘束時間がのびるものも。

・コールドエンブレム

氷結の紋章。対象を凍らせる。ベアトラップ以外のものでも長時間拘束できるようになるため、コンボの幅が広がる。

・インパクトエンブレム

衝撃の紋章。対象を貫通したり、強制移動距離を強化できる。なお、お馴染み(?)のタライはカビンとこれで作成可能。

・カオスエンブレム

混沌の紋章。カビンがコンフューズガスになったり、ペンデュラムがメガハズゾー(巨大丸鋸)になったりと、異形のトラップに変える。

・カースドエンブレム

呪詛の紋章。相手を毒・スロー・怒りなどの状態異常に陥れるものや、犠牲者の体力を奪って自分のものとするトラップができる。

・ライジングエンブレム

飛翔の紋章。トラップや犠牲者を上へ跳ね上げる。空中ヒットするとArkにボーナスがつくため、打ち上げられた相手に別のトラップをヒットさせるとお得。2段ヒットするものもあり、お手軽なコンボ数稼ぎにも使える。

・スレイブエンブレム

奴隷の紋章。トラップや犠牲者を自由に操ったり、ボタン連打で攻撃力を上げることができる。特に犠牲者を動かすことのできるドレイカメンなどは複雑なコンボに欠かせない。

・ヘルエンブレム

魔人の紋章。攻撃力が高く、防御力を無視するトラップができる。それでいて、Ark倍率も中々なので、稼ぎにも一撃必殺にも使える。あるエンディングを見ることで使用可能になる隠しエンブレム。


ゲームモード

メインであるストーリーモードのほかに、練習であるトラップライセンスやフリートレーニング、さらに上級者向けのエキスパートがある。エキスパートは100問の問題をクリアしていくというもの。単に制限時間内に敵を倒せばいいものから、動かない敵を強引に特定の場所に移動させるもの、指定された地形トラップにヒットさせるもの、さらに一定のArk以内で敵を倒さないといけないものもあって、トラップやコンボの知識とパズル的発想が必要となる。



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やっぱり罠が好き



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刻命館 影牢

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