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概要編集

フルネームは加古東海

やばたにえんシリーズで救出対象となっている女の子の一人で、生きるためならなんでもする邪悪の権化。口も手癖も悪く、時折襲ってくる飢餓感が悩みのタネ。

遠い祖先の行いがきっかけで幾万もの食欲が同化している。この体質のせいか、代謝が異常に良い。

また着付けが上手い上に小物選びのセンスもよく、他の人物の浴衣の着付けは彼女が殆ど行ったとのこと。


容姿編集

黒いロングヘアーで赤い瞳。白いブラウスに赤いリボンを首元に着け、青いロングスカート姿をしている。


登場時編集

  • 第一作

時間がたつとだんだん下がってくる丸鋸の付いた台に拘束されている。普通に装置を止める為の鍵を取りに行くだけでも間に合わず、閂と腐った板をうまく使わないとノコで切断されて死亡。助けた時のセリフは「早く助けろ!」


  • 第二作

水が満たされた上にある不安定な足場の上にロープで縛られている。足は重りに括り付けられており手順を間違えると溺死するか転落死する。(またはE.MATSUMOTOが死ぬ)助けた時のセリフは「警察も来てるのか?」


  • 第三作

施設の外から入れる地下通路を通る線路の上で寝ており、話しかけるだけで助けられる。しかし、彼女を助けずに脱出しようとすると……

助けた時のセリフは「面倒くせーなもう……」


  • 第四作

ゾンビ化マシンの前で鎖で繋がれている。よだれを零しており、飢餓状態となっている。安易にエレベーターの仕掛けを作動させるとN.AGATSUMAを喰い殺してしまう。

助けたときのセリフは「やっちまったなぁ!」

特定の条件下では「お腹、空いたなぁ…」、「いただきマンモスー!」


対人関係編集

ジャック(J.BLAIR)とは友人関係にある。田中エルナ(E.TANAKA)とは腐れ縁にある。

特に田中エルナとは、依代という点で共通点が多い。


経歴編集

A.KAKOの物語

一作目の出来事より50年前、Y谷村という小さな漁村に暮らしていたA.KAKO(以下、東海)は貧乏なことに加え異常なほどの飢餓感が原因で何度も盗みを働いては周囲から白い目で見られ続けていた。

そんな東海に寝たきりの状態だった母親は「どんな悪さしたって欲しいものはなんでももらったらええんよ」と諭していたがやがて東海はとうとう近所の飼い犬を含め次々と喰殺行為を行っていくようになり、遂には母親までを食い殺してしまう。

それから東海は村民168人の殺害容疑及び家畜20頭の損壊容疑で逮捕、その7年後に絞首刑でこの世を去った。


その後前述の『依代』によって現在に蘇ったとされている。

死刑執行後にエリンが「やっと見つけたのに指先も動かせない、ごめんね」と言って依代に戻る姿が描かれており、東海の蘇生には彼女がなんらかの形で関わっている可能性がある。


また、東海の抱える飢餓感について、一族ぐるみでのエリンとの関係に原因があることが示唆されている。

400年以上前エリンの領地に住んでいたヨドミ姉妹が、エリンの精製した『抄とう水』という空腹感を忘れる薬液を拒んだことで、画策により食欲の蓄積された眼球を大量に摂取させられ『同化の獣(同化体)』となってしまっている。

東海の飢餓感の説明文にも『同化』という言葉が使われているため、この姉妹が遠い祖先であり、これがきっかけではないかと考えられる。

ヨドミ姉はエリンの依代に共生しており、「未来永劫に渡って妹が満たされさえすればいい」と願っている。エリンが東海を気にかけるのもこの理由ではないだろうか。


蘇ってからは、東海は自身の過去を覚えておらず、依代のことも知らない。

寝ると「いつも優しくしてくれる姉ちゃん」の夢を見るとのことで、あんな姉ちゃんがいたらよかったのにと言っている。

ただ生前何度も警察の世話になった事があるのか警察は苦手な様子(2作目における救出時の台詞は恐らく警察を警戒してのものだろうか)。

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