―そして。
僕は、このくそったれなゲームを
クリアーした。
概要
『CHAOS;CHILD』とは、5pb.とニトロプラスのコラボ企画「科学ADVシリーズ」第四弾としてXboxOneで発売されたアドベンチャーゲームである。
更にPC移植とアニメ化(後述)もされている。
KADOKAWAの雑誌「電撃G'sコミック」にて本編の、講談社の漫画雑誌「月刊少年シリウス」にて久野里澪を主人公としたスピンオフ作品のコミカライズが掲載されている。
今までと同じく過去の科学ADVシリーズと共通の世界観だが、
第一作であるCHAOS;HEADの直接的な続編でありその設定が色濃く引き継がれている。
しかしキャラクター等はほぼ一新されており、過去作をプレイしていなくとも楽しめる作りになっている。
ストーリー
2015年、渋谷。6年前に起きた大災害、渋谷地震から復興された街に新設された私立高校『碧朋学園』に通う青年宮代拓留は、自身が設立した新聞部の活動の一環として『ニュージェネレーションの狂気の再来』と称される連続殺人事件を追っていた。情報強者を自称する拓留は持ち前の好奇心と行動力、そして周囲の手助けや偶然もあり、とうとう事件の第一発見者となる事が叶う。真相の究明をする事で自身の有能さを知らしめる事ができると考えた拓留は、義理の姉を自称する来栖乃々の制止も聞かず、幼なじみの尾上世莉架や親友の伊藤真二と共に動く事となる。 やがてそれは、渋谷に生きる全ての人々を巻き込む狂気となって拓留に襲い掛かり、拓留もまた、自身の過去と向き合う事となって行く。
登場人物
※CVは久野里澪役を除きゲーム・アニメ共通。
本作の主人公。碧朋学園3年生で新聞部の部長。
『情強』『リア充』を自称し周りを見下しているが、内弁慶気味でクラスメイトと会話するのにも緊張する。
「ニュージェネレーションの狂気の再来」事件に執着するあまり、度々乃々に注意を促されている。
本作のメインヒロインで主人公の幼馴染。碧朋学園新聞部に所属する高校2年生。
主人公とは逆に、誰に対しても明るく友好的に接する新聞部のムードメーカー。
「おっけい」が口癖で、幼馴染の拓留を「タク」と呼ぶ。
- 来栖乃々(くるす のの) CV:ブリドカットセーラ恵美
本作のヒロインの一人。碧朋学園3年生で生徒会長と新聞部副部長を務める。
地震以後、主人公と同じ児童養護施設で育ち、主人公の姉として接している。
『女帝』の異名を持っており、怒らせると怖い。
本作のヒロインの一人。碧朋学園2年生で文芸部部長。
流行に敏感な今時の女子高生という感じだが、時折違う一面を見せる事もある。
「チャオっす」「あでぃおすぐらっしゃー」という外国語を捩ったような言葉をよく使う。
本作のヒロインの一人。碧朋学園1年生の新聞部員。
部活中はほとんどPCに向かってネットゲームの『エンスー2』に入り浸っている。
PCスキルは高いが、会話は全て「ん」で済ましており、部員でもまともに会話してるのを見た人はいない。
本作のヒロインの一人。14歳にしてはとても幼い見た目をしている。
謎の老人と度々行動を共にしている。
本作のヒロインの一人。碧朋学園に最近転入してきた3年生だが、ほとんど登校していない。
常に制服の上に白衣を着ており理系的だが、誰に対しても高圧的で口が悪い。
主人公達とは別に事件を追っているようである。
- 謎の少女 CV:???
全てのプロフィールが隠された謎の少女。
主人公の数少ない親友で、碧朋学園3年生の新聞部員。
猟奇事件マニアであり「ニュージェネレーションの狂気」にも興味を持っているが、
それ以外については良識的でフレンドリーな性格ため主人公からも信頼されている。
碧朋学園3年生で生徒会副会長。
主人公と乃々の関係を快く思っておらず、何かと突っかかってくる。
渋谷署に所属し「ニュージェネレーションの狂気の再来」事件を担当している捜査一課の若手刑事。
町医者だが、震災後は孤児院『青葉寮』として主人公や乃々のような震災孤児たちを保護し育てた父親的存在。
渋谷地震の震災孤児で結人の実の姉。
震災後は佐久間に引き取られて主人公達と共に家族として暮らすようになった。
最近性格が姉の乃々に似てきたらしい。
渋谷地震の震災孤児。
震災後は佐久間に引き取られて主人公達と共に家族として暮らすようになった。
姉とは逆に、やや気が小さく引っ込み思案。
新聞部の顧問。
ボサボサの髪と無精髭が特徴的で頼りがいがなく、無駄話も長いので主人公からはあまり快く思われていない。
主人公が住む公園にいるホームレス。
いつも酔っ払って自分の事を貴族と自称しているが、拓留が一人暮らしを始める際に色々と便宜を図ってくれた恩人でもある。
主人公の秘密の愛読書「クールキャットプレス」を売りつけてくる
民間の信用調査会社『フリージア』社長。前作のCHAOS;HEADにも登場している。
主題歌
- 『非実在青少年』 OPテーマ
作詞:志倉千代丸 作曲:志倉千代丸 編曲:荒幡亮平 歌:いとうかなこ
- 『シンギュラリティ』 PS版OPテーマ
作詞:志倉千代丸 作曲:志倉千代丸 編曲:悠木真一 歌:いとうかなこ
- 『月蝕のヴァニタス』 EDテーマ
作詞:かなで 作曲:林達志 編曲:林達志 歌:ファンタズム
- 『silent wind bell』 EDテーマ2
作詞:いとうかなこ 作曲:大山曜 編曲:大山曜・磯江俊道 歌:いとうかなこ
テレビアニメ
2017年冬アニメとして、TOKYOMX、テレビ埼玉、千葉テレビ、tvk、KBS京都、サンテレビ、AT-XおよびBS11で放送された。
監督・シリーズ構成は神保昌登、アニメーション制作はSILVER LINK.が手掛ける。
初回放送は1時間スペシャルとなっており、
前半の第0話は前作『CHAOS;HEAD』の新規映像でのダイジェストで、前作のアニメ版ではカットされた描写も今回は描写されている。
最終話後には未放送エピソードとなる『CHAOS;CHILD SILENT SKY』が6月17日よりイベント上映された。
主題歌
OPテーマ
『Uncontrollable』(第1話~第6話、第8話~第11話)
作詞・作曲:志倉千代丸 編曲:悠木真一 歌:いとうかなこ
EDテーマ
『Find the blue』(第0話)
作詞・作曲:志倉千代丸 編曲:磯江俊道 歌:いとうかなこ
『カオスシンドローム』(第1話~第6話、第8話~第11話)
作詞・作曲:志倉千代丸 編曲:悠木真一 歌:鈴木このみ
第7話と第12話ではOP・EDともに未使用となっている。
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