概要
しかしpixivでは、主にアドベンチャーゲーム、もしくはその派生アニメ作品である「シュタインズゲート(Steins;Gate)」の用語として用いられる。他の科学ADVシリーズでも単語自体は登場しているが。
また、そこから派生した、また別の意味を持つ言葉としても使用されている。
以下、三つの用例について解説する。
「相対性理論」の「世界線」
「相対性理論の世界線」とは、簡単に説明すると、
「四次元時空の中で、ある粒子(一次元、もしくは二次元の物体)が動く経路」
のこと。
とは言っても、物理学の、その更に高度な理論における言葉なので、詳細は下記の関連リンクを参照のこと。
「Steins;Gate」の「世界線」
「シュタインズ ゲート」の世界線とは、「過去から未来までを含む『一本線の世界の歴史』」のこと。
元ネタはジョン・タイターが使用した用語である。
「これから構築される歴史」の中には「様々な方向へと進む可能性」が含まれており、ちょっとした出来事であらゆる方向へと進む。
しかし、どの過程を経ても、「収束」と呼ばれる現象により、奇跡的な偶然が起こるなどして、「決まった結果」に行き着くことになる。
また別に、「別の結果に行き着く歴史」の可能性も存在し、なんらかの理由で歴史の結果が変化するような時は、「別の歴史を持つ世界」へと再構成される。
つまり、「シュタインズ ゲートの世界」は「常に一つ」であり、「世界を移動」するごとに「前の世界は消える」ことになる。
そのため、別の世界、つまりは「パラレルワールド」は存在しない(当然ながら公式アンソロジーなどの疑似的なパラレルワールドなどを否定しているわけではなく、あくまでタイムパラドックスの解消法としてパラレルワールドが存在しないという意味)。
タイムパラドックスで発生する問題の解消方法すべてのいいとこどりをしたもの、と思っておけばとりあえずは問題はない。
主人公:岡部倫太郎は、Dメール送信・削除とタイムリープをしていくことにより、トゥルーエンドとなる「シュタインズ・ゲート」を目指すことになる。
更に詳しくは下記のリンク先を参照のこと。
いずれも重大なネタバレがあるので注意。
STEINS;GATEの用語一覧/世界線関連 - Wikipedia
世界線(STEINS;GATE) - アニヲタWiki(仮) | @wiki
また、以下に「シュタインズ ゲートの世界線」の関連タグを記述しておく。
「世界線」関連用語
「世界線一覧」
こういうタグもある
基本的には「世界線」の意味を問わず、「シュタインズ ゲート」関連作品に付加されるタグとして使用されている。
一般用語化した「世界線」
上記の「シュタインズ ゲート」の用語から派生して、
現在では「パラレルワールド」や「異なる時間軸」等と同じ意味で「世界線」の言葉が使用されることがある。
例:この作品には様々な「世界線」が存在する。
但し、この用例の「世界線」は、「別の世界が横に並んでいる」状態となっている。
そのため、あくまで「一本線の世界しかない」「シュタインズ ゲートの世界線」とは意味が異なることになる。
一般用語としての「世界線」はこちらのリンク先を参照のこと。
なお、16bitセンセーションのアニメ版ALにおいて、まさかの場面で世界線に言及されただけでなくシュタゲのワードも登場、更にはYU-NOにまで……と言う展開を見せている。