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ジョン・タイター

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じょんたいたー

2000年にインターネット上に現れた、2036年からやってきたタイムトラベラーを自称する男性である。自分を1998年生まれだとした。

概要

2000年11月2日、米国の大手ネット掲示板に、2036年からやってきたと自称する男性が書き込みを行った。

男性はジョン・タイターと名乗り、複数の掲示板やチャットでのやりとりを通じて、タイムトラベルの理論や自身のいた未来に関する状況、未来人である証拠などを提示していった。

(その過程でアップロードされた資料は、 現在も閲覧可能である)

タイターは、最初の書き込みから約4か月後の2001年3月に「予定の任務を完了した」との言葉を残し書き込みをやめ、現在は消息を絶っている。

また、2003年にアメリカで発行された、タイターの発言ログをまとめた書籍「JOHN TITOR A TIME TRAVELER'S TALE」にはタイターの母親を名乗る人物から寄せられた手紙や、彼女からタイターに関する全資料を受け取った弁護士の話などが掲載されている。

母親を名乗るこの人物は、ジョン・タイターが自分の息子であることは否定していないものの、平穏な生活を送りたいとの理由から彼との関係の一切を断ちたいと語っている。

Pixivではこの本人ではなく、彼を元ネタとしたSteins;Gateのキャラクターのタグとして機能している。

これより先はネタバレ的要素を含んでいます。ご注意下さい。

しかし、この母親と実際に接触したと主張しているのはこの弁護士しか存在していない。この弁護士はラリー・ヘイバーという名のフロリダ州弁護士会所属の実在の弁護士であるが、過去にウォルト・ディズニー・カンパニーの顧問弁護士であるという経歴を持ち、その他に計算機科学者の兄弟を持つ人物である。イタリアの公共放送で放送されていた番組でジョン・タイターが取り上げられた際に詳しく調べられたが、ジョン・タイターという名前の人物がいかなる公的記録に登録されたことが無いことやJOHN TITORという名前が商標登録されており、それを管理するためにペーパーカンパニーと思しきJohn Titor Foundationという会社が登記されていることが判明している。ちなみにCEOはラリー・ヘイバーとなっている。タイターはタイムトラベルの目的の一つにIBM5100というコンピュータを入手することを挙げているが、このコンピュータにはコンピュータ言語の翻訳機能があるとされ、この機能は一般に広く知られているものではなかったが計算機科学者の弟であれば知っていてもおかしくはないため、この話にもっともらしい雰囲気をまとわせるために目をつけられたと考えられている。弁護士のディズニー顧問弁護士であったという経歴やペーパーカンパニーを設立する等、ただ単に釣り目的であったというには手が込んでいる為、映画化などで利益を上げる目的があったと容易に考えられるが真相は不明である。またこの他、このストーリーの創作に関わったという世界で初めてARGのようなものを作り出した人物によると、何らかの目的のために行われた社会実験的なものであった可能性が指摘されている。

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