「これでTHE ENDデス!」
概要
Case File 35「明日が来ない」に登場するロンダー囚人で、30世紀においてハッキングを行った罪で圧縮冷凍90年の刑を受けていた。
全身が白い細身の身体つきをしているが、大きな脳を模したエメラルドグリーンの電子頭脳が頭部にあり、両肩と杖にも同様の意匠が見られる。語尾が伸びる典型的なエセ外国人のような喋り方が特徴で、一人称も「ミー」。
その名の通りコンピューターのハッキングを得意としており、劇中では都内全域の救急病院のコンピューターを機能停止させ、患者を人質に1人5000万ずつ身代金を要求する狡猾さを見せた。
だが、頭部の電子頭脳はハッキングだけが能ではなく、戦闘でも敵の攻撃を予測して回避し、武器の杖から電撃を放って痛め付ける等、戦闘力も意外と高い。
活躍
竜也達がいる病院を始め、都内全域の救急病院のコンピューターを停止させると、「Hey!!病院のコンピューターは全て、このユーゲントが支配しマシタ!患者を助けたかったラ、1人5000万円用意シテくだサ~イ!」と要求。
シオンに居場所を逆探知された為に竜也と直人は現場に向かうが、自身は老人の姿で2人に近付き、油断した所へ杖からの電撃で攻撃する。そして自慢の電子頭脳でレッドとタイムファイヤーの動きを瞬時に読み取った上で攻撃を回避し、駆け付けた他の4人の攻撃も易々と凌ぎ切ると、タイムファイヤーに追い討ちの電撃を放つが、その衝撃によって戦闘データ収集用としてVコマンダーに取り付けたDセンサーが反応して何らかの偶発的なバグが発生、その時点で直人は検査を終えて目覚めた辺りからユーゲントに倒されるまでの同じ場面を何度も繰り返すという無限ループに巻き込まれてしまう。
その後3度も同じ事を繰り返す内に直人は精神的に弱っていく。
しかし、3度目の戦いで直人を庇ったレッドの、「運命は自分で変える物」という言葉で奮起したタイムファイヤーに電子頭脳を破壊され、DVリフレイザーを浴びて圧縮冷凍されかける。
その直前に左太ももから巨大化抑制シールを剥がして巨大化する、巨大戦では人工頭脳をハッキングしたタイムシャドウを暴走させ、タイムロボβを攻撃させるも、ブイレックスロボのレックスパンチでタイムシャドウのハッキングを解除されてしまい、そのままマックスブリザードを浴びて圧縮冷凍されるのだった。
その後、Case File38で魂の活動屋グロカンの召喚する怪人の1体として登場した。
余談
声を演じた幸野氏は今作がスーパー戦隊シリーズ及び特撮初出演となった。12年後の『特命戦隊ゴーバスターズ』ではドームロイドの声を演じている。
関連タグ
未来戦隊タイムレンジャー ロンダーズファミリー ロンダー囚人
グリム・リーパーマイナソー:19年後に登場する後輩怪人で、こちらはネットワーク上に自身の分身を撒き散らしてのサイバーテロを行った。
電脳サイマ獣サイバギルド:昨年に登場したサイバーテロ繋がりの先輩怪人。
リセットボタン邪面:20年後の戦隊怪人。固有能力は全く異なるが、戦隊側の戦士の一人をタイムリープさせ、精神的に追い込んだ共通点がある。
ブレン(仮面ライダードライブ):『仮面ライダードライブ』に登場する脳味噌モチーフ繋がりの幹部怪人。
リフレイン(プリキュア):『映画プリキュアミラクルリープ_みんなとの不思議な1日』に登場するラスボスで、同じく主人公達を明日の来ない世界に閉じ込めようとする。