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ブイレックスロボ

ぶいれっくすろぼ

ブイレックスロボとは、特撮テレビドラマ『未来戦隊タイムレンジャー』に登場する巨大ロボの一つ。
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スペック編集

全高77m
全幅57m
重量8500t

概要編集

Case File.30から登場するブイレックスのもう一つの形態である人型巨大ロボ。作品全体における3号ロボに相当する。

パイロット「ボイスフォーメーション・ブイレックスロボ」の音声コードをブイコマンダーに入力することで変形を行う。ロボからブイレックスへの逆変形も可能で、その際には「リバースフォーメーション・ブイレックス」の音声コードを入力する必要がある。


パワーに重点を置いた作りとなっており、武装としては右手の6連装ガトリング型ミサイルランチャー「リボルバーミサイル」と、左手に装備されたロケットパンチ「レックスパンチ」を持つ。前者は弾頭一発分でダイナマイト3000t分の威力、そこに加えて反物質まで搭載しており、後者も発射時の速度がマッハ15にまで達するなど、いずれも凶悪なまでの強さを発揮する。

必殺技は、両肩の圧縮冷凍レーザー砲より発射される超低温ビーム「マックスブリザード」。ビームが炸裂した際、タイムファイヤーが右手でキャップを直すかのような仕草を取りつつ「ジ・エンド!」と呟くのに合わせ、ロンダー囚人の圧縮冷凍が完了する。


このように高い性能を有するブイレックスロボであるが、基本的には「ロンダー囚人の圧縮冷凍を実行する際に取る形態」として扱われており、純粋な破壊力や戦闘力を発揮する際にはブイレックスで戦闘に及ぶ場合が多い。実際に最終決戦においても、相手であるネオ・クライシスが圧縮冷凍を必要としないことから、終始ブイレックスのままで戦闘を展開している。


備考編集

本作の3号ロボについては、当初から恐竜モチーフや後述した各種ギミックを盛り込むことが決まっていた訳ではなく、「タイムロボタイムシャドウを載せて時を渡る渡し船」「6人目の戦士の専用ビークルの自動車が巨大化・変形する」「未来のドームシティが変形した超巨大ロボ」などといった、様々なアイディアが模索されていた。

前述した2点の導入が確定を見てからも、その外観については複数のアイディアが提示されているが、ギミックとの兼ね合いもあってか「恐竜形態は尻尾を持ち上げた前傾姿勢」「ロボ形態でも尻尾を備えている」というポイントは、いずれの画稿においても一貫している他、ロボ形態での頭部デザインについては、既出の2体に準じる形で変形に連動してカバーが開閉するギミックが採用されている。


玩具編集

放送当時に「ボイスフォーメーション DXブイレックスロボ」として商品化。タイムファイヤーの変身アイテムであるブイコマンダーも、ロボの音声入力コントローラーという扱いで付属している(その都合上、スーパー戦隊シリーズとしては唯一、追加戦士の「変身ブレス」が単体販売されなかった)。


ブイレックスからロボへの自動変形を始め、「電動歩行」「方向転換」「ライト&サウンド」さらには「両手に装備された武器をスプリングアクションで発射」といった、複数のギミックをブイコマンダーからのボタン操作と音声入力で作動させるという、戦隊ロボとしては多彩なギミックを搭載しており、放送当時どころか平成が終わり令和になった現在に至るまで見劣りしない様な「異色の商品」となった。この自動変形ギミックについては、前年にバンダイから発売された超合金 GD-17 「超絶自動変形 大鉄人17」でのノウハウも盛り込まれている。

・・・惜しむらくは「その”オーバースペックさ”が仇となった」のか、後続の戦隊ロボ玩具に「ブイレックスロボと同等のギミックを”全て”兼ね備えた商品が一つも存在しない」点だろうか。


当時バンダイに所属していたデザイナーの野中剛は、それまでの『タイムレンジャー』の世界観との不一致を懸念しつつも、一方で『タイムレンジャー』の玩具業績が、同時期に放送されていた『仮面ライダークウガ』と比べて苦戦を強いられていたことから、強力な一手としてブイレックスが必要であったことを、後年のインタビューにおいて述懐している。


関連タグ編集

ブイレックス タイムファイヤー


カナデガミ:『轟轟戦隊ボウケンジャー』に登場する敵怪人の一体。デザインモチーフとしてブイレックスロボが採用されている


歴代3号ロボ

ライナーボーイブイレックスロボガオハンター

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