概要
日本一ソフトウェアが手掛ける『魔界戦記ディスガイアシリーズ』のナンバリング第6作。
対応機種はプレイステーション5、プレイステーション4、Nintendo Switch。
pixivで検索する際は「ディスガイア6」でキーワード検索するとより引っ掛かり安い。
本作はドット絵を排し、シリーズ初の3Dモデルが採用しているのが特徴。
「最凶の破壊神」の討滅を目指すゾンビの少年が、その為の力を得るべく幾つもの世界を繰り返すループ冒険譚。
作風は今までの作品より(比較的)真面目で、ストーリー自体も小さく纏まっているが、それ故にシリーズ未プレイの初心者にも入りやすい内容となっている。
システム面でも過去作よりかなり時間が空いたという事で、今回は育成面に比重を置いた数々の新要素が登場。勿論議会やアイテム界といった従来のシステムも健在で、拠点内ではショートカット移動が出来る等、より効率性を追求した調整が行われている。
ただし余りに初心者に優しすぎる仕様が仇となり、下記に記すゲーム性の致命的な崩壊をも招いてしまった。
また、完全3D化にリソースを使い過ぎた影響で多くのシステムや演出面が犠牲となり、汎用キャラに至っては前作の半数以下に削減。DLCも主人公と人気キャラに絞られ追加汎用は無しと、5以上の低予算ぶりが目立つ。
それ故旧来のファンからは概ね不評で、唯一の黒歴史作とも言えるが、次回作ではこの失敗が改善される事になる。
あらすじ
数多の世界を破壊して回る恐ろしき災厄“破壊神”。
強大な力を持ち、誰にも倒すことができず、このままではすべての世界が滅びかねない。
そんな中、ある理由でひたすらに破壊神の討滅を目指すゾンビの少年・ゼットがいた。
彼は死ねば死ぬほど強くなる転生魔術【超転生】を繰り返し、此度も破壊神に挑み続ける。
新システム
超転生
基本的に前作までの転生と同じだが超転生を繰り返すことで新たな魔ビリティーを獲得でき、「カルマ」というポイントが溜まってゆく、超転生の際にカルマを消費することでステータスを底上げできるほか、反撃回数や移動力などのレベリングでは強化できない能力の強化も行える。
自動戦闘機能&周回機能&倍速モード
アプリ版の魔界戦記ディスガイアRefineにも採用されている機能で、全行程の自動化・高速化によりレベリングが圧倒的に楽となった。
一方、メインストーリー含む未クリア面でも使えてしまう為、自主的に封印しないと「STPGゲーム」としての意味が無くなってしまう事から、今作の評価を下げる最大要因になっている。
魔心エディット
自動戦闘中の挙動は「魔心エディット」で編集したAIにより決まる。
「どの敵に」「どのような技を使う」や「HPが○○%以下の味方に」「回復技を使う」など細かく設定できるが難しいギミックのない戦闘は基本的に無編集の初期テンプレートでも問題ない。
しかし初期テンプレートのままだとイノセントや宝箱を無視して進んでしまうのでアイテム界などの周回の際は細かいAIの編集が必要になってくる。
ドリンクバー
戦闘を繰り返すことによりドリンクバーに経験値・マナ・エキスが蓄積されてゆき、HLと共に消費することによってレベル・マナ・ステータス・クラス熟練度・ウェポンマスタリーにポイントを振り分けキャラクターの強化を行うことができる。
登場人物
メインキャラクター
本作の主人公。ゾンビ。
純真で心優しいゼットの妹。
- ケルベロス(CV:川上晃二)
天才的な頭脳でゼットを支えるゾンビ犬。
大富豪な人間界の王様。
素敵な恋を夢見るプリンセス。
虹色戦隊ニジレンジャーのリーダー。
魔法学校の校長を務める偉大な魔法使い。
自称・宇宙で一番強く、宇宙で一番偉大なる魔王。
- 破壊神(CV:???)
数多の世界を破壊し続ける恐ろしき破壊神。本作の目的。
汎用キャラクター
皆勤賞だったキャラのリストラが多くかなり賛否両論。