アーチャー(女)
あーちゃーおんな
ゲーム内のキャラメイクで作る事が可能なキャラクター。
その名の通り弓のエキスパートで、シリーズ全般を通して全キャラクター中最も弓の扱いが上手い設定にされる傾向にある。シリーズでも人気のあるキャラクターで登場回数も多いが、『ファントム・ブレイブ』など登場作品の中には弓の使えない作品もあったりする。
殆どの作品ではゲーム開始当初は使用できず、弓レベルを上げるなど特定の条件をクリア後にキャラメイク可能になることが多い。
初代における弓は依存ステータスがATK+HITで、命中が安定しやすい性質を持つ。条件を満たせばHIT特化の防具「メガネ」が防具屋に並ぶこともあり、序盤から火力を出しやすく、遠距離故に連携やコンボ稼ぎにも貢献できるなど、ストーリー攻略においては中々の活躍を見せる。
一方で依存ステータスが二種類ある関係で、ATK強化の魔法「ブレイブハート」の効果が半減する(初代には「ヒットアップ」の魔法はない)、同じ理由でイノセントの効果も半減、3x3の武器技もないなど初代の環境に適応できていない部分も多く、やり込みの段階になると力不足になる。
とは言え、容姿の可愛らしさから使っていたプレイヤーは多かったと思われる。
『2』以降は二種類のパラメータが同時に強化される複合イノセント、HIT強化のヒットアップの実装などにより前作の欠点がいくつか解消され、やり込みにも付いていけるようになった。
縦ロールと貧乳が特徴の女の子で、上から覗いたら先端が見えてしまいそうな危ない服を着ている。縦ロールは2以降かなりのボリュームアップを遂げている他、貧乳に関しては弓を射るのに邪魔なので長い歴史の中で淘汰されていったという設定まである。
特徴的な髪型は作中でもネタにされており、「ドリル!」「クロワッサン!」などの汎用台詞がある。
「ディスガイア3」ではアーチャー(男)が登場したが、彼らの残虐な性格に反発し、今も尚 犬猿の仲とされている。
それ以降、しばらく鳴りを潜めていた彼らだが最新作にて再登場を果たした。
ディスガイアシリーズでは初代と3と7を除き、拠点における「時空の渡し人」のNPCもアーチャー(女)が務めている。時空の渡し人は作中で戦闘を行う際に必ずお世話になる重要ポジションであり、シリーズよっては議題による着せ替えも可能だったりと、扱いはかなり優遇されていると言える。
拠点NPCのキャラ名はいずれも「メーヴェル」なので同一人物と思われるが、ディスガイア2では「メー"ベル"」であり表記が異なる。また、ディスガイア5は海賊帽を被った専用のグラフィックで名前も「キャプテンメーヴェル」となっており、ディスガイア7では時空の渡し人ではなく本編クリア後に周回屋として隠れた場所に登場する為、作品によって微妙に設定が変化している。
魔界戦記ディスガイアRPGでは元の容姿やボイスこそ同一でありながら何とネームドキャラとしての参戦を果たし、4とは違った独自の水着姿やバニースーツを着用した姿で登場している。詳しくはメーヴェル(ディスガイア)を参照。
「どうしようもないクズのアーチャー」というカードが存在する。
元ネタは初代ディスガイアのアンソロジー本で
キャラデザ担当の原田たけひと氏が描いた巨乳のアーチャーで、
"巨乳のアーチャー=胸が大きくて弓が引けないダメなアーチャー"という発想によるもの。
また当時、氏が「弓を引くから胸いりませんよ」といった
何気ない一言が公式設定となったらしく ここからアーチャー(女)一族のぺたんこが定着したと考えると感慨深い。
尚、ディスガイア本作ではキャラメイク、もしくは転生時に
素質で「どうしようもないクズ」を選択できるので「どうしようもないクズのアーチャー(女)」を作ることは出来るが、当然ながら ぺたんこから逃れることはできない。
「ファントムブレイブ」と「ファントムキングダム」にも登場するが、どちらの作品にも弓が存在しない。
その後に出た「ディスガイア2」では、戦闘終了時に表示されるイラストに「弓の再登場に狂喜するアーチャー」が登場した。前2つの作品での扱いを知っていないと意図がわからない、かなりマニアックなネタと言える。