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概要ッス

日本一ソフトウェアのゲームに出てくるペンギン型のキャラクター。他の登場人物と同一人物でない限り(詳細は下述)、声優は間島淳司

『魔界戦記ディスガイア』シリーズおよびスピンオフ作品、その他の日本一ソフトウェア作品に

幅広く登場する事から同社の看板キャラクターとなっている。

外見はペンギンのきぐるみのような姿で、体に対して不釣り合いなコウモリ様の翼が背中に付いている。腹部には雑な縫い目があり、脚は棒きれのような素材でできている。

基本的には茶色いポーチのような鞄を付けており、中にはプリニー達の武器である二本の大型ナイフや爆弾、その他のアイテムが詰め込まれているようである。

語尾に必ず『ッス』を付けるのが彼らの心得であり、特徴であり、鉄の掟でもある。

魔界においては最下級悪魔として扱われており、有力な悪魔の手下として雑用から下級兵士としての運用まで幅広く使い倒されているが、その給料はイワシ数匹だったりと超が付くほどの薄給である事が多い。

天界にもプリニーは存在しているが、こちらは魔界よりは常識的な使われ方で、メイドや家事労働に従事する事が多いらしい。

魔界のプリニーはその待遇の悪さや正体等が関係してか、目先の餌に吊られてあっさりと主人を裏切る悪魔らしい一面を持ち合わせていたり、スキあらばサボろうとするなどテキトーで労働意欲はあまり高くないようである。

一見かわいらしいマスコットキャラクターに見えるが、その正体は腐った牛の皮で作られたきぐるみの中に罪人の魂を封じ込めたもの。

魔界や天界に送られこき使われるのは罪を償うためであり、魔界では金額換算された罪と同額のお金を、天界では同じだけの善行を積み重ねる事で刑期満了として転生する事ができる。

逆に、プリニーになって以後も盗みなどの罪を重ねるとこの刑期はどんどん伸びていってしまうらしい。

罪人の魂を皮の中に詰め込んでプリニーにするのは「地獄」で行われており、魔界戦記ディスガイア4の主人公ヴァルバトーゼはその教育係である。

力を失った魔族が追いやられるような閑職らしいが、ヴァルバトーゼは非常に熱心に取り組んでおり、その甲斐あってか養成中のプリニー達には非常に慕われている。

このように主人が悪魔らしからぬ甲斐性の持ち主だった場合は、それに応えようと精力的に働く良き部下にもなり得る模様。

ゲーム上の特徴としては、能力はあまり高くない一方で、治療費がとにかく安く多くの作品で戦闘不能になっても1HLだけで済む。

また、投げられると衝撃で爆発してしまうという(ありがたくない)ユニークな特性があり、爆発すると周囲に自身のHP分のダメージを与える。

プリニーがこの爆発に巻き込まれた場合、誘爆を起こす。多くのプリニーが並んでいるマップでプリニーを投げると次々に連鎖し、一発で全滅させられるというような事もある。

ファントム・ブレイブ』や『ファントム・キングダム』などの世界観が一部共通しているがシステムが異なる外伝作品では投げられても爆発はしないが、この差については「肉体を離れた人間の魂は不安定で爆発するが、悪魔などの魂であれば爆発しない」と説明されている。

また、プリニーランドと呼ばれる世界に居る時も爆発はしない。

スピンオフ作品として、プリニーを主人公にしたアクションゲーム

プリニー~俺が主人公でいいんスか?~』及び続編の『プリニー2~特攻遊戯!暁のパンツ大作戦っス!~』がある。

残機が1000機もあるというぶっ飛んだ仕様になっているが、ちょっとしたミスで簡単に死ぬために

油断すると一気にその残機が尽きたりするなど、ディスガイアシリーズらしい凶悪難易度のゲームとなっている。

キャラクター名の由来は「プリニー式噴火」だろう。

爆発が持ち味のキャラであることも頷ける。

作品毎の特徴ッス

ディスガイア

初期キャラクターとして3人デフォルトで作成されている。

彼らを指揮するのは主にエトナで、彼女に薄給でこき使われる、武器にされる、的にされる等の扱いを受ける下っ端悪魔として登場。

上述した通り、プリニーが碌でもない待遇を受けるのは"普通かつ当然"の摂理なのだが、「RPG」の情報によると、エトナのプリニー使いの荒さは魔界でも屈指らしい。

ディスガイア2

普通にキャラクターとして登場する他、罪を犯したキャラクター(悪魔にとって罪を犯すことは誉れであるため、メリットがある)が罪を償う際にはプリニーに転生する必要がある。ある意味、プリニーの設定を上手く活かしていると言える。

ディスガイア3

修学旅行にて天界のプリニーが登場。魔界のプリニーほど過酷でない為かどことなく緩い。

ディスガイア4

プリニー達を生み出す場所、地獄の様子が描かれる。

ヴァルバトーゼが魔族らしからぬ真面目さと熱心さの持ち主である事からか、教育されるプリニー達も1~3と同じプリニーとは思えないほどに真面目に振る舞っており、フェンリッヒの指揮に従い情報収集・分析・敵陣撹乱等をこなしている。ヴァルバトーゼの為に戦艦を贈ろうと有志を募り、自身の転生の為に稼いだお金を製造資金に充てた程。

プリニーの処遇を定めた『プリニー法』は初代魔界大統領が定めたものと明かされており、改定には魔界大統領の権限が必要になるらしい。

クロスエッジ

世界の各階層に温泉があったため、女湯を覗いてしまうほどスケベだった。そのため、エトナやリリアにお仕置きされてしまった。

ディスガイア5

セラフィーヌによって雇われた個体が複数いる他、ウサリアが住む兎々魔界には黄色い個体やレジェンドプリニーと呼ばれる大型の個体(ウサリアを乗せている個体のこと)がいる。

兎々魔界のものはウサリアやその両親を慕っており、おおよそ通常のプリニーとは違う忠誠心や戦闘力を見せている。

なお、セラフィーヌに雇われた個体はDLCによると地獄から出荷された個体だそうだが…?

魔界ウォーズ

サービス開始当初から☆2キャラで参戦していた他、イベントストーリーには「プリニー戦隊」という五匹組が存在。

最初の頃はちょくちょく出番がありイベントのにぎやかしだったのだが、忘れ去られたのか最終年の中盤に久しぶりに登場するも、数々の戦いを経験したアサギの敵ではなくなっていた。

ディスガイアRPG

通常他4色のプリニーが☆1として、イベント等で多種多様なプリニー(メカもいる)が参戦している。

☆1のプリニーはイベントのボーナスステージで大量に入手でき、それをひたすら集めて☆4にして出荷させ、それをさらに重ねて☆5にして数多のキャラの☆6化を担う、やり込みユーザーにとってなくてはならない存在である。

ディスガイア6

ストーリー上の回想でプリニー界にたどり着いたゼットに惚れ込んだ個体がいる。この個体は1話クリア時に仲間になる他、四次元魔界で固有の会話も行う。が、別の職業に転生させてしまうといなくなってしまう。

なお、後日談に現れるエトナの事は知っており、仲間になった際には「地獄の始まりッス…」と嘆くことに。

そして恐らくバールと対面したプリニーもこの個体。

ディスガイア7

本作でもプリニーは登場するが、舞台となる日ノ本の性質ゆえか他のシリーズより影が薄く、ユニットとしても殆ど出てこない。

亜種ッス

地球勇者であったカーチスが、生前の罪からプリニーとして転生した姿。

体色は緑で目つきが鋭い。その後の作品でも出演する時にはこの姿だった。

  • 姉御肌のプリニー

魔界戦記ディスガイア「魔界の王子と赤い月」の第八話に登場するプリニー。ピンク色でフロンに薬を渡したりと優しい。

その正体はラハールの母親で、D2にてラハールの母親がプリニーとなった経緯が明らかとなる(経緯と言うより理由?)。

  • プリニーバール

ディスガイア1、2、プリニーシリーズに登場。外見はプリニーであるが、超魔王バールすら凌ぐ強さを持つ。また、投げても爆発しない。正体は不明であり、バールがプリニーに転生したものなのか、或いはそれだけの強さを持つに至ったプリニーなのか、それともプリニーの皮を被った何かなのか、全く分からない。

  • プリニガーX

ロボットのようなプリニー。ディスガイア4,D2、魔界ウォーズ、ディスガイアRPGに登場。4では後日談で唐突に登場するが、D2ではプリニー界と呼ばれる世界で慕われるプリニーとして登場。やはり正体は不明であるが、こちらは寡黙であり何も語らないことが分かっている。また、プリニガーXの強化版であるプリニガーX・轟も存在するが、プリニガーXとの関連性は不明である。ちなみに複数体存在するらしい。こちらも投げつけても爆発しない。

ディスガイアのED分岐でプリニーとなったラハール。投げれば爆発するがその魔力は生前と変わらない。

「アサギウォーズ」の主人公。自滅したアサギがプリニーとして転生した姿。

体色が黒く白いマフラーを身に着けている。攻撃手段はガラクタ投げと拳銃。

何らかの理由でプリニーに転生するはずだったが、記録的な腐った牛の皮不足によりプリニーの頭部を模した帽子を被っただけというとても中途半端な状態になってしまう。

  • ピーちゃん

ピリリカの執事として働く黄色いネコミミの個体。渋い声な上に「ッス」もつけない。

主に対しては少々薄情だが忠誠心はあり、裏方としては非常に優秀。

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