フロンとは
- 日本一ソフトウェアのSRPG、魔界戦記ディスガイアのキャラクター
- マイルストーン社のSTG、Karousのキャラクター⇒フロン(Karous)
- フロンガスのこと
のことを指す
この記事では1のフロンについて記述する。
概要
CV:笹本優子
初代ディスガイア3人組の中では最年長で1509歳、身長も最高で、158cm。
年齢が三人の中で一番上なのはひそかに気にしているらしくラハールに「ババア」と煽られた際はちょっと不機嫌になった。
人物像
性格
一人称は「わたし」、誰かを呼ぶ際も必ず「さん」付けで丁寧に話す。
温厚で心優しく争いを嫌う、素直で穏やかな人物。
ラハールやエトナを初め、魔族に対しても裏表なく接することができる、ステレオタイプなイメージの「天使らしい性格」をしている。登場人物に一癖も二癖もあり、同族の天使ですら大半が悪魔に対して極端な差別意識があったりする本シリーズにおいて、明確に善人と評せる数少ない人物。
ただ、やはり常識人というわけではなく、特に「愛情」に対するこだわりがすごい。とにもかくにも愛を語りたがる癖があり、そのたびにラハールからは愛マニアと鬱陶しがられている。要は一度スイッチが入ってしまうと止まらなくなるタイプ。
基本的には3人組の中では暴走しがちなラハールを諌めるポジションであることが多いが、前述の通り一度はっちゃけてしまうと、逆に事態を引っ掻き回すトラブルメーカーとなることもしばしば。
また、無類の戦隊モノ・特撮モノの大ファンであり、魔界戦記ディスガイア2でニジレンジャーが登場した時には大歓喜していた。だが固有技「大怪獣フロン」では怪獣の着ぐるみを着て大暴れするなど、敵味方のどっち側のファンなんだか良くわからない節がある。
ディスガイアD2でピュアフロン化した際の衣装も、戦隊モノのコスプレであるらしい。
2以降は堕天した影響なのか、はっちゃけ具合がさらに加速。また、夜更かしして深夜アニメを見て通販でDVDを集めたりするようになり、オタク化がさらに進行している。
コンプレックスは貧乳でいじられると怒る。D2でラハールがラハールちゃんになり「胸やケツのムチムチが気持ち悪くてかなわん」と発言した際には、「ちょっとスタイルがいいからって、調子に乗ったらダメですよ」と恨み節を吐いている。
料理はあまり得意ではなく、アニメではひどい料理を作っており、魔界戦記ディスガイア2ではいなくなったプリニー達の代わりに料理を作るのではなく、カップラーメンを食べていた。 いわゆる女子力は全般的にあまり高くないと思われる。
人間関係
ラハールに対しては粗暴な言動に物申すことも多いが、心の底では信頼している。
女の子どうしということもあってどの作品においてもエトナとは非常に仲がよい。貧乳がコンプレックスという共通点もあり、作中でその手の話題が出ると結託してボケやツッコミに周る。ただし、フロンの愛に対するこだわりや特撮・アニメといった趣味にはついていけない模様。
趣味や天使つながりということもあり、D2以降ではシシリーともよく絡んでおり、彼女に対しては良きお姉さんといった雰囲気。
ファミ通文庫の小説版ではラハールでの好意がやや強調されている。
作中での活躍など
見習い天使フロン
初代ディスガイアで天界からやってきた天使見習いの少女。
大天使ラミントンの命を受け、魔王を暗殺するために魔界にやってきたが、魔王であるクリチェフスコイは既に他界。息子であるラハールにも敗北してしまう。
その後、悪魔の正体が本当に悪であるのかを判断する為にラハールと共に行動することとなる。
行動を共にするにつれラハールから愛・優しさの片鱗を感じたフロンだが、カーター総司令、そしてその背後にいる天使長ブルカノによる魔界進行を目の当たりにし、ラハール達と共に天界に行くこととなる。
その後は試験で正式な天使になるため、勉強中の間はこの姿で登場。ディスガイア3の追加シナリオでもこの姿の天使として登場している。
まだ見習いと天使いう事もあってか普段は魔界の環境に耐えることが出来ずラミントンに与えられたペンダントが無ければ体調を崩してしまっていた。
堕天使フロン
ディスガイア2以降の姿。初代の天界進行の際に天使を傷つけてしまったフロンは、自らの罪を受け入れて堕天使となった。騒動が終わったその後もラハールのいる魔王城で暮すこととなる。
堕天した影響か、言動のはっちゃけ具合が増している。見た目もイメージカラーが青から赤に代わり、特徴的だった頭部のリボンもリボン結びからウサ耳のような留め方になった。
衣装の露出も増え、天使時代は上着の下に上下服を着用していたが、堕天後は赤いレオタード一枚のみというかなり扇情的な装いに変わっている。
ピュアフロン
ディスガイアD2で登場する姿で、大天使ラミントンから天使捜索中の間のみだが、上位天使の力を使えるようになった時の姿。
かすかな天使力でも感知することができる。
なお、天使戦隊ピュアセブンのピュアピンクの衣裳は本人の趣味。
天使長フロン
魔界戦記ディスガイア4で登場する、天界及び天使に戻れた後天使長に出世した姿。
その神々しさは天使長と言うにふさわしいが、頭の中は相変わらずで、愛の素晴らしさを伝え広めることを信条としている。またヒーローアニメや特撮に対するこだわりもより強くなっている。
だがその分融通が利き、4や7では事態を解決すべく奮闘する悪魔たちにこっそり支援の手を回した。
登場作品
魔界戦記ディスガイアシリーズではおなじみのキャラクターで、本編に登場しない場合も必ずどこかで登場する。大概の作品でエトナやラハールとともに登場し、その姿は堕天使の姿である。
他にもファントムキングダム、ファントムブレイブ、ラ・ピュセル、PRINNY、トリニティ・ユニバースなどの作品に登場する。
余談
ファミ通文庫の小説版には自分に良く似た思想を持つラブラブ両親のエールとテール、妹で不良天使のオゾンがいる。
とはいえ本編にこの設定が逆輸入されることはなく、数年後の作品であるD2でエトナに兄妹の話題を出した際にも言及する場面はなかった。
キャラクター名はそのままフロンガスのほか、火山フロントからも取られていると考えられる。