後述の版権譲渡を踏まえて、MAGES.(5pb.)に親記事を移動しています。
概要
『この世の果てで恋を唄う少女YU-NO』(このよのはてでこいをうたうしょうじょ ユーノ)は、菅野ひろゆき(当時のペンネームは剣乃ゆきひろ)が企画・脚本・ゲームデザイン・総合プロデュースを担当し、エルフにて開発販売したSFアドベンチャーゲームである。
無数に存在すると言われる並列世界を渡り歩き、主人公の父母が残した謎を解くことがゲームの目的である。並列世界は古くから存在する概念でありSFの題材としてはなんら珍しくないが、物理、数学、哲学、歴史、宗教の知識を元に作られた独特の世界観は多くの支持を得た。特に名高いのがA.D.M.S(アダムス、オート分岐マッピング・システム)と呼ばれる、分岐した並列世界をマップにして視覚的にわかりやすくし、探索を助けるためのシステムである。近親相姦やカニバリズムの描写にも挑戦している。
1996年にPC-98版(18禁)が発売され、セガサターン(推奨年齢18歳以上)、Windows(18禁)などに移植・リメイクされた。
メディアミックスとして、アダルトアニメ化、コミカライズ(月刊Gファンタジーの1997年11月号から1998年8月号までまりお金田によって連載されたが、少年誌なので性描写はなかった)、ノベライズもなされた。
(Wikipedia 2012年7月25日 (水) 13:11 版より引用)
下記の再始動にも関係するが、2014年に5pb.がエルフからYU-NOの版権譲渡を受けている。
セガサターン版/OVA版キャスト
島津市長(澪の父):柳沢栄治
サラ:高田由美
バズク:玄田哲章
再始動
2014年12月29日、新プロジェクトの立ち上げが発表され、ティザーサイトもオープンした。
キャラクターデザインは凪良氏が担当。
その後、PS4/PSVita用ソフトとして2016年2月のリリースを予定している事が発表されたが、クオリティーアップと倫理規定審査に時間がかかる為として発売が何度も延期となり、結局2017年3月にリリースされた。ニンテンドースイッチ/Steam版も2019年に発売された。
スイッチの初回版にはファミコン風ゲーム『ファミコレACT ユーノの大冒険』が付属している。
現在の倫理基準に従い一部の18禁シーンなどに修正が加えられているものの、それでも本作単体ではシナリオ面の大幅な変更や追加ルートは無い。
初回限定版にはPC-98シリーズ版のDLCカードが付属する。
『この世の果てで恋を唄う少女YU-NO 2048』のタイトルでiOSの無料パズルアプリも配信中。
他に、梅本竜と交流があったアーティスト達が集結した公式トリビュート・アルバムの発売、石田総司作画によるコミカライズ(2017年3月から2018年2月まで)もされた。
再始動版キャスト
TVアニメ化
MAGES.(代表作:steins;gate)、GENCO(代表作:SAO オーディナル・スケール)、feel.(代表作:この美術部には問題がある!)の三社共同でアニメ化されることが発表された。
当初は2018年放送予定とされたが、長らく続報が報じられず、具体的な放送時期などが不明だったが、2018年9月20日に改めて情報が解禁され、2019年4月放送開始であることが発表された。
TOKYO MX、ABCテレビ、AT-X、BSフジ、メ〜テレにて放送。2クール予定。
オープニング、エンディング共に作詞・作曲は志倉千代丸が務める。
キャストやキャラクターデザインは再始動版準拠だが、有馬広大のみセガサターン版同様、立木文彦氏となっている。
制作スタッフ
原作 | 菅野ひろゆき/MAGES. |
---|---|
監督 | 平川哲生 |
キャラクターデザイン | 大塚舞 |
美術背景 | ととにゃん |
音響監督 | たなかかずや |
音楽 | ヨナオケイシ/高見龍 |
アニメーション制作 | feel. |
プロデュース | GENCO |
関連動画
関連タグ
steins;gate:再始動版のCMにて牧瀬紅莉栖がナレーションを担当する。そして、さりげなく本人も登場。
バビロン(小説):アニメ版が倫理規定の関係上で(放送途中で)延期になったという事で、類似事例ともいえる。その後に放送時間を移転して一応の完結を果たしたが……。
神のみぞ知るセカイ:本作をオマージュした作品。『ADMSというシステムを能力に置き換えたものが桂馬というキャラだし、YU-NOがなければ何も生まれなかった。』とブログにて語っている。
外部サイト
アニメ『この世の果てで恋を唄う少女YU-NO』公式Twitter