バビロン(小説)
ばびろんしょうせつ
『バビロン』は野﨑まどによる小説シリーズ。講談社より発売された。瀧下信英による漫画版が『コミックDAYS』にて連載中。
2019年10月からテレビアニメがTOKYOMX、AT-X、BS11にて放送されたが、第7話の放送後、休止期間に入った。この休止に関しては、制作スケジュールよりは後述関連タグ同様に倫理規定等が問題になったと思われる。
2019年12月も年末に差し掛かる頃に第8話が放送された。そして2020年1月に、残り4話を放送した。なお、TOKYOMXとBS11では放送時間帯の変更等が行われた(TOKYOMXでは月曜22時~22時30分⇒火曜25時35分~26時5分に、BS11では月曜24時~24時30分⇒月曜26時~26時30分に、それぞれ変更)。
アニメーション制作はREVOROOT。
東京地検特捜部検事・正崎善は、製薬会社の不正事件を追ううちに、一枚の奇妙な書面を発見する。
そこに残されていたのは、毛や皮膚のまじった異様な血痕と、 紙一面を埋め尽くすアルファベットの『F』の文字。
捜査線上に浮かんだ参考人のもとを訪ねる正崎だが、そこには信じがたい光景が広がっていた。
時を同じくして、東京都西部には『新域』と呼ばれる新たな独立自治体が誕生しようとしていた。
正崎が事件の謎を追い求めるうちに、次第に巨大な陰謀が見え始め――?
曲世 愛(まがせ あい)
声 - ゆきのさつき
数多くの不審自殺に関わり、若手議員の新域長・齋開花と行動を共にする妖艶な謎の美女。栃木県那須郡那須町出身。元々は養女で母方の苗字を持つが、そもそも養子であり、養子縁組の支援団体を通じて引き取られていた。
寅尾 太隈
声 - 稲田徹
警視庁捜査一課管理官。体格が良く威圧感のある外見をしているが、捜査に行き詰まった正崎をフォローするなど物腰の柔らかい好人物。曲世の能力により、経路警備・護衛班と共に集団自殺を図る。
筒井 三郎(つつい さぶろう)
声 - 柳田淳一
第六強行犯捜査係の警部補。正崎の命で曲世の過去を洗う。曲世の家族構成と曲世が中学時代に起こしたある事件を正崎に伝えたが、曲世の現在の足取りを追う内に曲世本人と接触してしまい、スマホを奪われる。
奥田 椋成(おくだ りょうせい)
声 - 内匠靖明
検察事務官。曲世が平松絵見子として検察庁に同行した際は正崎と共に事情聴取を行っていたが、正崎がいなくなった隙に曲世に何かを吹き込まれ、あろうことか彼女を帰してしまう。
アレキサンダー・W・ウッド
声 - 田中秀幸
アメリカ合衆国大統領。幼少時の病気を自ら克服した体験から、「考えること」に長けている政治家。一度真剣に考え出すと他のことが目に入らなくなるほどの集中を見せる。
- この世の果てで恋を唄う少女YU-NO:倫理規定審査等でリメイク版の販売が延期された。もしかすると、類似事例に含まれる可能性も否定できない。
- 最近、妹のようすがちょっとおかしいんだが。:こちらはバビロンより少し遅い程度の放送枠で放送されていたが、後にTOKYOMXでは放送時間帯が移動となった。原因はバビロンと同じく倫理規定と似ているのだが問題となった描写が違う。
- 終末のハーレム:倫理規定審査等で放送が延期になったことでバビロンと類似ケースになった作品。問題となった描写は『最近、妹のようすがちょっとおかしいんだが。』と同じ。こちらはバビロンと違って放送前の延期(第1話放送前の公表)という個所が違う。ひとまず第1話は放送された。