概要
1983年にナムコ(現在はバンダイナムコゲームス)より発売される。
アーケードゲームの傑作でSF縦スクロールシューティングゲーム。
巨大ボスキャラの元祖と思われるアンドアジェネシスをはじめ、当時としては圧巻のグラフィックや、小説1冊分の壮大なオリジナルストーリーや設定、奥深いゲーム性が話題になり、後に日本初のゲームミュージックアルバム発売に繋がるなど、歴史的な作品。
登場する敵には空中扱いと地上扱いの敵が存在し、自機は空中の敵を攻撃できる「ザッパー」と地上の敵を攻撃できる「ブラスター」を使い分けて、敵を倒していくのが特徴。
ファミコンにも、一部は簡略化(アンドアジェネシスがステージと一体化等)されたものの移植され大ヒットを記録した(ナムコの本社ビルの建築費用が賄えたという噂があるほど)。その他80年代のパソコンやMSX、PCエンジン等にも移植されている。
大まかなあらすじ
紀元前1万年以上もの昔、古代人によって作られた生体コンピューター・ガンプは「自分に支配される事こそ人類の幸福につながる」との結論を出した。そしてガンプに頼り切った生活をしていた古代人は瞬く間に支配されてしまった。反乱軍も存在したが、氷河期が来ることを察知したガンプは自身(のレプリカ)と適合者(ガンプに支配された古代人)を6つの星に移住させる事を決定。不適合者(反乱軍)を置き去りにして地球を去っていった(移住先が複数あるのは「物理的な性能限界」に達したガンプの性能を上げる目的もあったため)。しかし不適合者はガンプのESP攻撃にも氷河期にも耐え現代人の遠い祖先となる。
西暦2000年、ガンプの事など忘れ去っていた人類の前にガンプに率いられたゼビウス軍が襲来(ゼビウスは古代語で「4番目の星」と言う意味)。人類は果敢に立ち向かうも全く歯が立たず、核兵器すら通用することなくゼビウス軍はたちどころに南米を支配した。
最早これまでかと諦めかけたその時、かつて惑星ゼビウスでガンプと対峙した古代人のムー・クラトーと、完全機械式アンドロイドのイヴが数千年の時を得て(ムーは冷凍睡眠)地球に帰還。彼らが持ち帰った知識により人類はゼビウス軍に対抗しうる宇宙戦闘機ソルバルウの開発に成功。ラスコ・クラトー(ガンプは彼の遺伝子を素に作られた。またムーの先祖でもある)の遺伝子を持つパイロット達に託された3機のソルバルウはガンプの野望を打ち砕くために南米へと飛び立っていった。
登場キャラクター
ソルバルウ | 自機。 |
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バキュラ | 不壊の壁。255回ザッパー(ショット)を打ち込むと破壊できるというのは有名なデマ。 |
グロブダー | 移動する地上物であり移動パターンによって破壊時の得点が異なる。後に同社の別のゲームの主役を務めることとなる。 |
ソル | 特定の場所にブラスター(対地ショット)を打つと登場する隠し地上物。出現並びに破壊するとボーナス点 |
関連タグ
ガンプ アンドアジェネシス バキュラ ソル トーロイド ガルザカート
仮面ライダーエグゼイド:変身アイテム『ゼビウスガシャット』および変身形態『ゼビウスシューティングゲーマー』として登場。
超スーパーヒーロー大戦:上記のエグゼイドが主役を務める特撮映画。電脳世界から抜け出したゼビウス軍が現実世界を蹂躙する。
スターフォックス:開発元がナムコであるスターフォックスアサルトではボーナスミニゲームとして収録(さらにスターラスターも収録)。
リッジレーサー:リッジレーサー7でゲーム開始時のミニゲームとして登場。ちなみに、初代PS版・リッジレーサーレボリューションで「RT SOLVALOU YELLOW」・「RT SOLVALOU BLUE」・「RT XEVIOUS RED」・「RT XEVIOUS GREEN」なるライバルカー(前述の2台は最初から使用可能で後述の2台はゲーム開始時のミニゲームであるギャラクシアン(リッジレーサーレボリューションではギャラガ88)をクリアする必要がある)も存在する。