概要
ナムコ(現:バンダイナムコゲームス)が1983年にリリースしたシューティングゲーム『ゼビウス』に登場するプレイヤーキャラクターの戦闘機。また、1991年に同じくナムコから発売されたアーケードゲームである。
四角いボディに青いラインが描かれているデザイン。
登場当時、それ以前のゲームキャラクターに比べると格段に美しいデザインであり、現在もプラモデルになるほどの人気がある。
設定
「ガンプ」が繰り出すゼビウス軍に唯一対抗出来る防衛軍最新鋭戦闘爆撃機だが、実は古代人ムー・クラトーがゼビウス星から盗み出した技術が使用されている。ソルバルウの名前も古代語で「ソル」は「太陽」、「バルウ」とは「鳥」を意味する。通称は「スペースクラフト」。対空攻撃武器・ザッパーと対地攻撃武器・ブラスターを備える。
ロングレンジザッパー(ギドスパリオ)への対抗策として連射性能を上げるため、スパリオ砲(ザッパー)が二連装になっている他、対地大火力スパリオ砲「ブラスター」を搭載する重戦闘機。重装設計のため機動力はやや劣るが、ゾシーと同様の慣性中立を行うため、通常の航空機では不可能な後進などの挙動が可能になっている。主素材はイル・ドークト。
実はESP兵器でもある事から、基本的に古代人ラスコ・クラトーのマトリクスを持つ者でないとパイロットになれない。前述のムーもラスコの4000年後の子孫である(と言っても21世紀よりより1万年ほど昔の人物。ウラシマ効果なのか冷凍睡眠なのかは不明だが21世紀の地球に現れた)。
※ガンプはラスコの脳細胞を元に作られた生体コンピューターであり、「ガンプに全てを管理される事が人類の幸せ」との結論から暴走したもの。更に言うとガンプにとって現代地球人は、1万数千年前に起きた氷河期を逃れるための地球脱出(宇宙移民)から除外した「不適合者(ガンプに従わない人間)」の末裔である
ソルバルウ以外の自機
「ゼビウス」シリーズでは基本的に自機はソルバルウであるが、作品によってはソルバルウ以外を自機として扱うことができる。代表的なものを以下に示す。
ギゼ・ビトル
PCエンジン版「~ファードラウト伝説」ステージ1にて使用可能。反ガンプ組織「バグルス」によって運用される戦闘機である(が、小説「ファードラウト伝説」には出てこない)。作中の性能はソルバルウと同じ。
タルケン
PCエンジン版「~ファードラウト伝説」ステージ2にて使用可能。ムー・クラトーがゼビウス星にて鹵獲したガンプ軍側の有人戦闘機である。作中の性能はソルバルウと同じ。なお、設定によれば操縦しているのは同行しているゼビウス星人ミオ・ヴィータ。
ゼオダレイ
MSX2版「~ファードラウト伝説」SCRAMBLEモードにて使用可能。後方にもザッパーを発射可能という特性を持つ。小説「ファードラウト伝説」には出てこない。
ソルグラード
MSX2版「~ファードラウト伝説」SCRAMBLEモードにて使用可能。3Wayザッパーを標準装備している。小説「ファードラウト伝説」には出てこない。
ガンプミッション
MSX2版「~ファードラウト伝説」SCRAMBLEモードにて使用可能。ソルバルウ、ソルグラード、ゼオダレイが合体した姿であり、前方3way+後方に同時発射可能なザッパーと、攻撃範囲の広いブラスターを標準装備、さらに移動速度も4機中最速という最強の機体。ただしこの自機を選ぶとエクステンドスコアが30万点に跳ね上がる。小説「ファードラウト伝説」には出てこない。
関連タグ
リッジレーサー:シリーズの一本『リッジレーサータイプ4』の登場チームにゼビウスをモチーフにした『Racing Team Solvalou』というチームが登場。