解説
ナムコが開発・発売したトップビュー形式のシューティングゲームで、アーケード版は1979年に発売。
左右移動・単発ショットの自機を操作し、画面上方で大編隊を組んだ敵を全て倒せば1面クリアという点は前年に発売され大ヒットを呼んだタイトーの『スペースインベーダー』を踏襲しているが、敵が編隊を離れて飛来するという要素を加え、画面デザインなども含めて斬新な印象を与えた。
また、その後は多くの家庭用ゲーム機やPCにも移植され、続編として『ギャラガ』、『ギャプラス』が作られた。
その後、1990年の「国際花と緑の博覧会」(花博)のアトラクションとして最大28人による同時プレイが可能な『ギャラクシアン³』が登場し、更にUGSFシリーズとして再編され、世界観の広がりを見せている。
2020年8月から配信予定の『NAMCOT COLLECTION』の第二弾配信タイトルに本作が含まれている。⇒公式サイト内タイトル一覧
余談
- ファミコン版は、実はナムコ社内でファミコン解析の成果発表のサンプル用に制作され発売の予定はなかったが出来が良く、ナムコがファミコンのサードパーティーとなった際に急遽製品に格上げされファミコン参入第一号ソフトとなったもの。なお、タイトル画面でリセットボタンを連打すると「シバの女王」や「ナウシカ・レクイエム」が聴ける隠し音楽モードに入れる裏技の存在が知られているが、これは急遽製品版に格上げが決まった際 製品化への後改造や厳しい容量の制限など難しい条件を要請されたのに対抗しするため担当プログラマーが同僚と共謀して仕込んだものとのこと。オマケ要素ではあるが専用の再生ドライバまで用意した非常に凝った作りで曲データは容量制限が厳しかったのでキャラクタROMの僅かな空き領域に押し込むかたちで実装されている。選曲は当時流行っていたナウシカレクイエムとそれに音階の近いサバの女王の2曲を選曲(ちなみに2曲以外にも数曲q再生される曲が存在するがキャラロムのデータを誤って読み再生している想定外のもの)ただし、ナウシカレクイエムは版権曲なため 曲データの実装が表沙汰になった場合、無断使用で訴えられる可能性もあった。しかし、ナウシカの版権元の徳間書店側が自社発行のファミコンマガジンで掲載したことで表沙汰になるもこれがナムコに掲載許可を取らないままでの画面写真を掲載であったためナムコから逆に徳間書店を抗議する事態に。ただし初めてのトラブルで今後はお互いに注意し今回はどちらのミスも不問とするという形で手打ちとなったため 製品回収などの処置は取らずに済んでいる。
- カセットビジョン版は日本物産の『ムーンクレスタ』に近い別ゲーム。これはこれで当時としてはスピード感のある良ゲーだった。
- 後年には、ミニゲームとして『ギャラクシアン』やそのアレンジ版が収録されているナムコのゲームがいくつかある。
- 2017年公開の映画『超スーパーヒーロー大戦』ではゼビウスと共に現実世界を破壊しようとするエイリアンとして登場した。
- しばしば誤解されるが、「ギャラクシアン」とは「敵キャラのエイリアン編隊」のことではない。デモ画面に "WE ARE THE GALAXIANS" "MISSION: DESTROY ALIENS"(「我々はギャラクシアンである」「任務:エイリアンを撃破せよ」)と表示されているように、「エイリアンと戦うプレイヤーこそが銀河戦士、すなわち『ギャラクシアン』」なのである。しかしこの位置づけに関しては、続編『ギャラガ』のパンフレットに「あのギャラクシアンよりも凶暴な異星人・ギャラガだ」と書かれているように、制作サイドでも混乱が見られる。
外部リンク
関連タグ
ファミリーコンピュータ用ソフトとして1987年4月2日発売。ゲームセンターで遊べるミニゲームとして『ギャラクシガニ』が収録されているが、内容は典型的な縦スクロールSTG。
ボスも登場し、勝つと捜査に関するヒントを教えてもらえる。
1993年に業務用レーシングゲームとして発売された同名のゲームをプレイステーション用ソフトとして1994年に発売。ゲーム開始時にミニゲームとしてプレイ可能で、クリアすればRT RYUKYU、RT SOLVALOUの2台を除いたライバルカーが使用可能になる。
前述した「超スーパーヒーロー大戦」の劇場版限定フォームとして、ギャラクシアンの力を使った"ギャラクシアンクエストゲーマーレベル3"が登場予定。