UGSF
ゆないてっどぎゃらくしーすぺーすふぉーす
UGSFはアクロニムであり、正しくはUnited Galaxy Space Force(銀河連邦宇宙軍)という。居住可能惑星への移民で生息圏を拡大させた地球人類の統治国家である「銀河連邦(United Galaxy)」が保有する総軍(宇宙軍・陸軍・空軍・海軍)の名称である。
概要にある通り、ナムコのゲームに共通して多く登場する世界観設定であることから、俗にこれらの世界観を総称して「UGSFシリーズ」と呼称することが多い。
UGSFシリーズはバンナムも公式で認める(公式サイト:http://ugsf-series.com/)世界観である。ただしUGSFを名称に含むゲームタイトルはないことから、「UGSF世界観(ユニバース)」というのがより正しい。
登場の仕方は、ダイレクトにUGSFが登場するものもあれば、単なるキャラクターの設定の一部というものもある。さらには背景に出るだけ、UGSFが登場したゲームに関係するだけ、もっと極端なものでは敵がUGSFというものや、果てはUGSFが登場していなくてもUGSFのロゴがゲーム中に登場する、といったものまで非常に多岐にわたる。
設定が緻密な割には応用範囲が広すぎるのと、イースターエッグ的な登場パターンが多いため、ナムコから新作ゲームが出ると、まずUGSFかどうかを疑うといったファンも少なからずいる。
もともとUGSF系列に属する作品として作られたものではない作品が後付的にシリーズに組み込まれることも多く、作品単体がそのままUGSFに組み込まれるパターン(「バーニングフォース」)や、過去に出た作品と比較的新しい時代に出た作品が後付設定で関連付けられた上でUGSFシリーズに組み込まれるパターン(「ディグダグ」・「バラデューク」←→「ミスタードリルランド」)もある。
前者に関しては、「バーニングフォース」がゲスト出演したSRPG「ナムコクロスカプコン」で、主人公の天現寺ひろみと、先んじてバラデュークと後付けで関連付けられた「ミスタードリラー」シリーズのトビ・マスヨをペアで組ませるために「ひろみがゲーム終了後の時系列でUGSFに所属した」という二次設定が初出。UGSFシリーズ総括者であるTagotchの弁によれば「たとえ作品自体がUGSFに関連がなくてもUGSFの4文字が作中で登場した時点でシリーズに関連あるものとする」という方針であるという。
もちろん、元からの関連のない他作品をUGSFシリーズに組み込む場合は、開発スタッフの了承を得られた場合のみとしている(公式サイトより)。
これら関係のあるゲームの中で、最も巨大かつ深遠に設定が組まれているのが、銀河連邦と他星系文明との星間戦争を描いたリアルタイムストラテジーゲーム「New Space Order(未発売)」である。UGSF保有する宇宙戦闘機、母艦などの設計、構造や技術などが歴史も含めて細部まで設定されているのみならず、ゲーム中に登場した敵国家勢力「軍事帝國」「神聖宗教国」「封建王朝国」は、更に他のナムコゲームとの関連性を深めた設定となっていたことから、UGSFシリーズの範囲がより広がる結果となった。
公式サイトの年表に記載された作品。
ストレンジリアルとUGSF
このうちフライトシューティングゲーム「エースコンバット3 エレクトロスフィア」は「エースコンバット」シリーズの架空世界観「ストレンジリアル」に連なっている。
しかし4gamersのインタビューでエースコンバットシリーズの河野一聡ディレクターは「エースコンバットシリーズ公式としてはUGSFとしての『ACE3』は別の話」との言及もあり詳細は不明。
仮にストレンジリアルがUGSFに連なっている場合、ストレンジリアルで最も古い時系列に属する「エースコンバット・ゼロ ザ・ベルカン・ウォー」(劇中年代1995年)がUGSFで最も古い時系列の作品となる(シリーズ内の「エースコンバットX2 ジョイントアサルト」、「エースコンバット アサルト・ホライゾン」、「エースコンバットインフィニティ」は現実世界を舞台にしている)。
またシリーズ最新作「エースコンバット7 スカイズアンノウン」がUGSF世界観の作品で最新作という形になる。
ワンダーモモとUGSF
ちなみに「ワンダーモモ」はUGSFに連なるゲームではないが、一部のワンダーモモのイラストにもこのタグが付けられている。
ゼビウス:NSOに登場する「軍事帝國」はゼビ語が公用語。惑星も「アウス」である。
テイルズオブエターニア:NSOにて登場する「神聖宗教国」がセレスティアのはるか未来。メルニクス語が公用語になっている。
サイバーサイクルズ:近未来が舞台のアーケード用バイクレースゲーム。
作中でスターブレードが映画化されていることが上級コース「ネオヨコハマ」背景の看板で確認できる。
ストレンジリアル:エースコンバットにおける架空世界観。前述のように「エースコンバット3」を通じてUGSFに連なっているが、制作陣は「公式としてはUGSFにおける『エースコンバット3』とは別の話」とコメントしている。
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