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ミスタードリラー

みすたーどりらー

1999年11月にナムコ(現・バンダイナムコ)から誕生した穴掘りアクションパズルゲーム。
目次 [非表示]

ナムコ(現・バンダイナムコゲームス)によるアクションパズルゲームシリーズ。および、そのシリーズの総称。

もしくは、そのシリーズ作品に登場する穴掘り『ドリラー』の最高位の名称。


概要

穴掘りのプロ『ドリラー』であるキャラクターを操作しゴールまで縦に掘り進むゲーム。

この観点ではアクションゲームだが、プレイヤーキャラは1ブロック単位でしか移動できず、『ブロックは同色が4つくっつくと消える』という落ちゲーのような要素を含むことからパズルゲームの要素もあるのが特徴。

掘り進め方によっては先述の『4つくっつくと消える』ルールの関係でブロックが雪崩を起こし、高得点のチャンスと共に予測不能なブロックの落下に巻き込まれて圧死したり、かといって慎重に掘り進むとエア(持ち時間)が0になって窒息死するなどの危険も多い。

よって、より安全なルートを瞬時に判断して大胆かつ慎重に掘らなければならないため普通のアクションと比べて頭を使うような、思考性とアクション性を兼ね備えたパズルゲームともいえる作品になっている。


当時縮小しつつあったアーケードのパズルゲームで久々ともいえるヒット商品となり、雑誌『月刊アルカディア』の2月号において第一回アルカディア大賞を受賞した。

キャラクターデザイン担当はMACKY(篠崎香織)で、第5回日本ゲーム大賞にてホリ・ススムが『キャラクター賞』に選ばれている。

ドリラーと呼称されることもある。

(※アルカディアではミスドという略称が使われていたものの、これは一般においては某ファーストフード店の方が連想されてしまう事が多いので、もし使用する際は注意。)

ちなみに、UGSF(銀河連邦宇宙軍)シリーズに含まれていたりする。


開発時の名称

開発時、ミスタードリラーは『ディグダグ3』という仮名が付けられていた。

(なおディグダグディグダグⅡの主人公が本シリーズに登場するホリ・タイゾウである(後付設定)。)

また、ブロックも六角形であった。

その後『ドリラードリラー』という名称になるものの、発売直前で中村雅哉社長(当時)の提案により今の『ミスタードリラー』という名称となった。

初代オープニングに出てくる吹き出し「Driller Driller」はその時の名残である。


音楽

作曲はテイルズオブレジェンディアゴッドイーターシリーズ等でおなじみの椎名豪

初代、グレート、ドリルランドで担当した。

パズルゲームだろうがポップなデザインだろうが手加減無しと言わんばかりの楽曲が多く(彼曰く「(サウンドは)絵を引き立たせるには、それとは逆のものを合わせるのがいい」だそう)、生音源が収録されており、国内、海外問わず評価が高い


あらすじ

地中から正体不明の謎のブロックが大量発生、穴掘りのプロ「ドリラー」達は地中を掘り、その原因を探りに行く。


基本ルール

  • エア(≒持ち時間)の残量に注意しながら地底奥深くのゴールを目指して穴を掘る
  • ブロックは同じ色同士が4つ以上くっつくと消滅する。着地してなくても空中でも同色が隣接した時点でくっつく。

 (既に4つ以上くっついている場合は追加で同色がくっつくか、下にあるブロックを掘るか消して、ぐらぐらさせて落とすと消滅する)

  • エアはエアカプセルを取ることで20%回復する
  • ×ブロックは5回掘ると壊せるが、掘ったその1個分しか壊せず、その際エアが20%減少する
  • ブロックに潰されるか、エアが0%になるとミスとなりライフが1つ減る
  • ゴールするまでに残りライフが無くなるとゲームオーバー

歴代シリーズ

ここでは携帯電話orスマホ用アプリは省略。


ミスタードリラー

シリーズ第1作。1999年11月にアーケード版がリリース。

PSDCGBCWSCWindowsに移植されている。

2006年12月21日よりゲームアーカイブスにおいて販売価格628円で配信中。

2018年12月3日発売のプレイステーションクラシックにも収録。


ミスタードリラー2

シリーズ第2作。2000年7月にアーケード版がリリース。ゲームボーイアドバンス、Windowsに移植されている。この作品より一定時間経つと消える「クリスタルブロック」が追加。

2014年8月20日よりWiiUソフトウェアにて715円で配信中。


ミスタードリラーG(グレート)

シリーズ第3作。2001年3月にアーケード版がリリース。

この作品からどのブロックとも繋がらないホワイトブロックが登場。PS版でオープニングに主題歌『すすめ!ドリラー』が初出し、シナリオドリラーというストーリーモードも実装、それに伴ってドリストーンモードが登場した。

2013年6月26日よりゲームアーカイブスにおいて販売価格628円で配信中。


ミスタードリラーA(エース) ふしぎなパクテリア

シリーズ第4作。2002年8月23日に発売されたGBA専用ソフト。本作より家庭版専用タイトルとなる。

ドリストーンステージを攻略しつつパクテリアという生物を育成する「ふしぎなパクテリア」モードが登場。

2015年3月11日よりWiiUソフトウェアにて715円にて配信中。


ミスタードリラー ドリルランド

シリーズ第5作。2002年12月20日発売のゲームキューブ専用ソフト。5つのアトラクションがプレイでき、前述のエースと連動できる。

2020年6月25日にNintendo SwitchSteamに移植、「ミスタードリラーアンコール」として発売された。


ミスタードリラー ドリルスピリッツ

シリーズ第6作。2004年12月2日発売のニンテンドーDS専用ソフト。通称『ドリスピ』。

2画面に対応しており、下画面にドリラーが表示される。

上画面の破壊兵器「マドリョリル」と戦うプレッシャーモードが実装されている。

(ドリルスピリッツ → Drill Spirits 、それぞれ頭文字を取って並べると『DS』になる)

ミスタードリラー オンライン

2008年4月2日にXbox360のLIVEアーケードより配信開始。

2009年11月5日発売の『ナムコミュージアム バーチャルアーケード』にも収録された。

ミスタードリラーW(ワールド)

2009年2月24日から配信されていたWiiウェアソフト。価格は800Wiiポイント。通称ワールド。ステージは8つ。

サクッとハマれるホリホリアクション ミスタードリラー

2009年2月25日に配信開始されたニンテンドーDSiウェアソフト(3DSでも購入可)。

800ポイントで購入可能。通称『サクホリ』。

ミッション、タイムアタック、ドリストーンの3モードが収録されており、完全一人用ソフトである。


それぞれ海外版もリリースされているが、北米向けにおいては深さの単位が1m(メートル)の代わりに5ft(フィート)として表現されている。


登場人物

※pixivに投稿のあるキャラクターのみ掲載。


ドリラーチーム

本シリーズのメインキャラクターたち。プレイヤーキャラとして操作可能。

詳細 → ドリラーチーム


その他



暗黒ドリラー



堀江美都子とミスタードリラー

堀江美都子らが北九州を訪れた際、当時小学一年生だった息子がとあるデパートの屋上にあった業務用ミスタードリラーにハマってしまい、何時間も離れなかった。

その後とあるスタジオでナムコスタッフに雑談としてこの出来事を話すと、「今度新作が出る予定なんですけど」という話になり、

「名前がほり・・・え・・・みつこさんですよね。

ホリ…ホリ…ホリ・ススム…あ、こりゃいいかな」

と、『ホリ』の偶然の一致もあって声や主題歌を担当することになったという。

ススム君とは家族ぐるみで運命的な出会いを感じますね」と、ミスタードリラーには特別な思いがあるそうだ。

また、ミスタードリラーGの公式ファンブックのインタビューページにて「絶対アニメ化してほしい」とコメントしている。

関連イラスト

ドリラーシリーズ地底と宇宙と。


関連動画

主な関連作品、ゲスト登場作品

ディグダグ

タイゾウ(ディグダグ)が主人公のアーケードゲーム。ミスタードリラーの親作品的存在。

バラデューク

マスヨ(KISSY)が主人公のアーケードゲーム。

スタートリゴン

ミスタードリラーと世界観を共有しているアーケードゲーム。ススム、タイゾウがプレイヤーキャラとしてゲスト登場。

ディグダグ ディギングストライク

ゲームシステムはディグダグとディグダグⅡを合体させた感じとなっているが、キャラクターや設定等はミスタードリラーのものが使われている。再びタイゾウが主人公に返り咲いた。

namco×CAPCOM

ディグダグ、バラデュークとミスタードリラーの間の空白時間について触れられている作品。タイゾウとマスヨが登場している。

なお、デザインや設定は原作から大幅に変更されている。

太鼓の達人シリーズ

楽曲『すすめ!ドリラー』、『僕の地球 僕らの地球(僕の→地球 僕らの地球)』が収録されている。また、ススムたちが踊り子として登場。

ファミスタシリーズ

本シリーズの世界観を意識したドーム球場が存在する。

ことばのパズル もじぴったん Wii

辞書に「ミスタードリラー【Mr.DRILLER】」及び関連キャラクターの名前が収録されている。


テイルズオブザワールドなりきりダンジョン3

「ドリラー」の職業でススムのドリスーツが登場。男主人公専用。ちなみに攻撃方法は手に持ったドリルでひたすら敵を殴るという原始的なもの。


サクガン

ミスタードリラーアンコールのリリースにともなうコラボキャンペーンを実施。


関連タグ

※ 初代ミスタードリラーが収録されている


外部リンク


その他

本シリーズのプロデューサー、吉沢秀雄氏が現在pixivに小説を連載している。興味がある人は読んでみよう(※小説家になろうにも同じ作品がアップされている)。

https://www.pixiv.net/member.php?id=35137467

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