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概要編集

ゼビウスシリーズの1つで、1996年に登場した業務用シューティングゲーム


自機は原典と同じソルバルウで、前作に当たるSTG「ソルバルウ」と同様、3Dポリゴンによる作品である。ただし、前作が1人称視点による3Dであったのに対し、今作は原点回帰とも言うべき純粋な縦スクロールシューティングになっている。


内容は初代と概ね変わらない一方、アイテムによるパワーアップが存在する。

青のアイテムを取るとザッパー(空中攻撃)が強化されて、取るごとに扇状に拡散するようになる。

緑のアイテムはザッパーがレーザーに変化し、更に取得すると威力が上がる。

赤のアイテムは空中・地上共にホーミングレーザーになり、取得する毎にサーチする本数が増える。


逆に劣化した点として、初代が複数の隣り合う地上物の中間にブラスター(地上攻撃)を当てるといっぺんに破壊できたが、今作はホーミングレーザーの仕様の関係か地上物は個々でしか撃破できなくなった。




ゼビウスらしく大自然と遺跡の中に無機物な敵キャラが存在する、正に正統進化ともいうべき内容であったが、その評価は芳しくない。

というのも、この3ヶ月後にタイトーから同じ3Dポリゴンによる縦スクロールシューティングゲームの「レイストーム」が販売されており、メーカーは違えども同じPlayStation互換基板を用いていることもあって、どうしても比較されてしまうこととなった。


レイストームに比すれば、今作はあまりにも演出が単調であり3Dであることをほぼ活かしていない。またキャラ自体もテクスチャーへのこだわりが感じられず、それが大自然や遺跡をさえ無機質に感じさせ、良く言えば1991年の前作の継承、悪く言えば手抜きと見えてしまうものになった感は否めない。その意味では敵キャラもまた同様である。

更に、本作は1997年にPlayStationに移植されているが、処理落ちを避けるためかアーケード版と違いシェーディング処理が掛かっておらず、益々自然物が無機質化してしまっている。


ゲーム自体は悪くなかったのだが如何せんライバルが強すぎ、間が悪かったというよりない。


関連タグ編集

ゼビウス ソルバルウ シューティングゲーム

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