ハチドリ
はちどり
アマツバメ目ハチドリ科の鳥。世界最小の鳥のグループで、特にマメハチドリは全長6センチ、体重2グラム程しか無い。北アメリカ大陸の南部から南アメリカ大陸の北部、カリブ諸島を中心に生息している。蜂のように羽音を立てて飛ぶ事からハチドリと名付けられた。漢字では「蜂鳥」、英語では「ハミングバード」。
小さな羽で毎秒約55回も羽ばたく。ホバリング飛行(空中静止)をする。細いくちばしから長い舌をのばして花の蜜を吸う。つくづく昆虫のような鳥である。ただ蜜ばかりというわけではなく、多少は虫も食べる。
なお愛らしい見た目をしているが、その気性は荒く、非常に警戒心が強い。
効率の悪い飛行方式に加え、体が小さい=体積に対し表面積が大き過ぎるため熱として逃げていくエネルギー量も多いため、一日に体重の半分程度の蜜を接種する。
想像するだけでも糖尿にかかりそうな食生活であるが、蜜の消化吸収に特化した消化器官により、接種した蜜は1時間もかからずにエネルギーに変換、消費される。
しかしながら体格のためにエネルギーの貯蓄も困難であるため、消費した傍から食いまくるほかなく、数時間絶食すると餓死するというとんでもない自転車操業でなんとか日々を生き抜いている。
そしてこの消費ペースでは夜間に睡眠を取ったら最後そのまま永眠してしまうので、毎晩冬眠することでエネルギーを節約している。
ナスカの地上絵の題材の一つとしても有名。96メートルもある巨大なハチドリ。同じ鳥の地上絵としてはコンドルがある。
またマヤ・アステカ文明の神話には、ハチドリの化身である太陽神「ウィツィロポチトリ」という神がいるが、ハチドリ本来の気性の荒さを表してなのか、その神格も「軍神」としての一面を持ち、誕生の際には全身武装で母神の腹を裂いて飛び出して、母神と自分を諸事情から暗殺しようとした兄弟たちを全滅させている……。
「ハチドリは一日に1万5千キロカロリーを消費する」という数字が出回っているが、上述した通りハチドリの消費エネルギーは1日で数キロカロリー程度である。
これはハチドリの消費カロリーを人間に換算すると15万キロカロリーほどになるという話が、桁を一つ間違えてそのまま独り歩きしてしまった模様。
一口に「ハチドリ」と言っても千差万別であるので、これも小話程度の数字だが。
ナスカの地上絵 ペルー怪獣チジョーエ 地縛神AsllaPiscu(地縛神)
ケロロ軍曹:「ナスカの地上絵編」に地上絵の化身として女の子の姿で登場。
サンサーラ・ナーガ2:鉢と鳥が融合したという解釈のモンスター。毒を持つガラハチドリもいる。
メタルマックス2:序盤に出現する強力なビーム攻撃を得意とするバイオニック系モンスター・ビームハチドリが登場。
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すべて見る共謀する前のハチドリさんのお話
トワツガイの二次創作小説です。ハチドリさんが共謀のツガイになる前のお話。完全に捏造です。 モブがハチドリさんにガチ恋してます(当然のように成就しません)。5,276文字pixiv小説作品今はまだこのままで。
いつぶりに文章を書いたでしょう…… 誤字脱字あったらこっそり教えてください。 ハチドリが主体性のない🍼なのが好き。 宣伝なんですけど! クラン空いてるので、未所属の人、是非とも 『基本ソロ』へおいでくださいまし。 ノルマも何もない、なぜか続いてるクランだよ。 主はただの百合好きです。3,655文字pixiv小説作品