「今再び、五千年の時を越え、冥府の扉が開く！」
「我らが魂を新たなる世界の糧とするがいい！」
「降臨せよ！ 地縛神 Aslla Piscu！」
概要
アニメ・漫画『遊戯王5D's』及びカードゲーム『遊戯王 オフィシャルカードゲーム』に登場するカード。闇属性・鳥獣族のレベル10の最上級モンスター。
ナスカの地上絵のハチドリの絵に封印されていた古代の邪神であり、フィールド魔法が場になければ破壊されてしまうが、相手に直接攻撃できる効果を持つ。
ダークシグナーとなったカーリー渚が使用するモンスターカードであり、ディヴァインを文字通り転落させた切り札。5000年前に他の地縛神と共に5体の龍と戦いを繰り広げた末にナスカの地上絵に封印された邪神である。地上絵で最も有名であろうハチドリの絵をモチーフにデザインされている。名前は現地に住む原住民の言葉で「小さな鳥」を意味しており、ハチドリの事を表している。こいつは全く小さくは無いが。
アニメでは召喚するためにはリアル生贄が必要だった。デビュー戦ではネオ童実野シティの市民を無差別に生贄にしていた。
カード性能
カードテキスト
効果モンスター
星１０/闇属性/鳥獣族/攻2500/守2500
(1)：「地縛神」モンスターはフィールドに１体しか表側表示で存在できない。
(2)：このカードは直接攻撃できる。
(3)：相手モンスターはこのカードを攻撃対象に選択できない。
(4)：フィールド魔法カードが表側表示で存在しない場合にこのカードは破壊される。
(5)：表側表示のこのカードが、このカードの効果以外の方法でフィールドから離れた場合に発動する。
相手フィールドの表側表示モンスターを全て破壊し、破壊した数×８００ダメージを相手に与える。
解説
地縛神共通の効果として、他の地縛神と一緒に存在出来ない・フィールド魔法カードが表側表示で出てないと自壊してしまう・相手の場にモンスターがあってもダイレクトアタック出来る・相手モンスターはこのモンスターを攻撃対象に出来ない効果を持つ。その他に固有効果として、自身の自壊効果以外でフィールドから居なくなると相手のモンスターを全滅させ、相手ライフにダメージを与える効果も備える。また、アニメでは魔法カード・罠カードの効果を受け付けなかった。
リリース要員の確保という最上級モンスターおなじみの難点の他にフィールド魔法の存在が必要であり、とても重い。さらに、「奈落の落とし穴」などは天敵であり、無事召喚出来た後もフィールド魔法を守りながら戦わなければならず、多くの魔法罠破壊カードが飛び交う現環境でコレは結構つらい。
効果は他の地縛神と比べても強力である。相手の場にモンスターが揃った状態でこの効果を発動すれば、相手の戦略を崩せるだけでなくバーン効果で大ダメージも期待出来る。
相手の場の状況にもよるが、自身のダイレクトアタックと効果発動を併せればライフ5000以下は即死圏内になるという高火力の持ち主である。
また、Aslla Piscuが居るだけで相手は除去を迂闊に発動出来なくなり、モンスター展開も慎重になっていく。
ちなみにAslla Piscuの効果を発動させずに除去する方法としては
- 裏側守備表示にしたまま除去
- デッキへのバウンス
- エクシーズ素材にする
などがあげられる。
相性の良いカードやカテゴリー
「亜空間物質転送装置」とは相性が良い。これと組み合わせればバーン効果も持った「サンダー・ボルト」が完成する。ただし、裏側表示のモンスターは破壊出来ないので注意。
またデッキではモンスター効果は発動できない(ナーガなど一部を除く)ため、デッキバウンスにも注意。Aslla Piscuも例外なく効果を発動できずデッキに戻ってしまう。
「シャッフル・リボーン」とはコンボが成立するが、自分のカードでデッキに戻す場合もうっかり忘れないようにしよう。
現在の環境ではリンク召喚の素材に用いることで能動的に除去効果を打てる。
「敵襲警報-イエローアラート-」からSSする事でも除去効果を発動できるが効果ダメージがついただけで「聖なるバリア-ミラーフォース-」とやってることが変わらないのが難点。
闇属性なので各種ウイルスカードのコストにするのも悪くない。
鳥獣族デッキなら「ゴッドバードアタック」でバック除去を兼ねてもいい。ふわんだりぃずなら「ふわんだりぃずと旅じたく」のコストにもできる。
また、リリースに「ハードアームドラゴン」を組み合わせると高い耐性を誇るようになるので相性がいい。
現在の環境においては地縛神デッキ以外だとふわんだりぃずや鉄獣戦線など、鳥獣族サポートが豊富なデッキで細々と採用されている。
フィールド魔法のルール改定以降の環境ではフィールド魔法はよく採用されているので、環境自体は悪くない。
一般的なデッキでは採用率が低いこともあって、地雷として機能することも多い。
地縛神故の扱いにくさはあるもののスペック自体は現代遊戯王においても十分通用するため、出てさえしまえば相手は頭を抱えること請け合いである。
フィールド魔法を使う鳥獣族デッキであれば隠し味として採用してみてもいいかもしれない。
関連イラスト
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遊戯王OCG 闇属性(遊戯王) 鳥獣族 効果モンスター 地縛神
