概要
ゴッドバードアタックは、遊戯王OCGおよび遊戯王ラッシュデュエルに登場する罠カードである。
カードテキスト
OCG
通常罠
(1):自分フィールドの鳥獣族モンスター1体をリリースし、
フィールドのカード2枚を対象として発動できる。
そのカードを破壊する。
罠カード(LEGEND)
【条件】相手がモンスターを召喚・特殊召喚した時、または相手が魔法カードを発動した後、
自分フィールドの表側表示モンスター(鳥獣族)1体を墓地へ送って発動できる。
【効果】相手フィールドのカードを2枚まで選んで破壊する。
解説
通常罠。自分フィールド上の鳥獣族モンスター1体をリリースし、フィールド上のカード2枚を破壊する除去カード。鳥獣族のサポートカードの一枚。
鳥獣族モンスターが攻撃宣言された時に攻撃相手や他のカードと巻き添えにしたり、
特殊召喚を妨害、特にシンクロ召喚しそうな素材モンスターが2体並んだ時点で破壊したり、伏せカードの除去として使ったりと汎用性が高い。
カード2枚を使って1枚を除去するサンダー・ブレイクよりコストパフォーマンスの面では勝る。
ただしデメリットも多少存在する。破壊する時には、必ず2枚のカードを選択する必要がある。
相手フィールド上にカードが1枚しかない場合には自分フィールド上のカードを何か破壊するしかない。
2枚選択できない場合はそもそも発動ができない。
発動したこのカード自体は選択できないため、リリースする鳥獣族モンスターとこのカード以外にフィールドにはあとカードが2枚以上存在する必要がある。
ただし、発動された通常魔法や通常罠も対象に取ることができるため、それらの発動にチェーンして発動し、それを選択して破壊できる。
しかし、スターライト・ロードの発動条件を満たすため、このカードで対抗されると効果を無効にされた上にフィールド上のモンスター1体を失い、相手の場にはスターダスト・ドラゴンが出てくると散々なことになる。
登場した当時に存在した鳥獣族デッキといえばハーピィ・レディデッキ程度だったが、後に強力な鳥獣族モンスターが登場したことで評価を上げていき、BFデッキが流行したことで一気にメジャーとなる。
その後は、BFの下級モンスターへの規制や、エクシーズ召喚導入といった環境の変異によって、次第に大人しい存在となった。
一応、霞の谷とそこそこ相性のいい新規ハーピィやRR登場などの際に、時折活用されている。
17年の時を超えて、ラッシュデュエル版も登場した。
大きな違いはレジェンドカードの1枚であり、効果の内容も色々と細部で異なっている。
大きな違いはフリーチェーンの概念がラッシュデュエルには存在しないため、発動タイミングが存在する。
そのため、相手の行動に対する条件でOCGに近い内容を設けているものの、発動前の除去を狙われるというリスクが付いている。
代わりに、破壊するカードは相手フィールドかつ2枚「まで」となったので、相手フィールドのカードが1枚でも使える点などで融通が利きやすくなっている。
後の不知火の追加に伴い「アンデット版ゴッドバードアタック」とも言える「不知火流燕の太刀」という効果が少し似ているカードも登場した。リリースからの破壊枚数は一致しているが、リリースするモンスターはアンデット族となっており、破壊のあとにデッキから不知火モンスターを除外する効果がある。