「はっ、この命に代えましても。」
演/CV:和興
概要
『仮面ライダーキバ』第32、33話に登場する、モチーフがヘラジカ(ビーストクラス)で裏モチーフがダチョウのファンガイア。(腕の甲がダチョウの顔になっているが、色的にはコクチョウの方が近い。)
真名「太陽、或いは魚の目に刻まれた轍」。身長2m38cm、体重220㎏。
シカのような頭部の角は攻撃力に優れ、強力なエネルギー弾まで発射できる。
人間態は黒沢という男性。
過去編ではまだ赤ん坊の登太牙の世話役として真夜に信頼されている存在であった。
現代編ではその太牙が経営するD&P社の役員として働いており、太牙の側近という役割と、”人間の進化に貢献する者を抹殺する”というキングの仕事の執行係を任されている。
人間の運動能力を2倍にするという薬品を開発した研究者のライフエナジーを吸い上げたあと仮面ライダーキバと戦闘になり、強力なパワーでキバを苦しめた。
その後、トータスファンガイアを処刑せずに見逃そうとした鈴木深央を、クイーンに相応しくないと見咎め、暴行を加えようとするもそのせいで太牙の怒りを買ってしまう。
また時が経ち、深央に再び処刑されそうになり命からがら逃げてきたトータスを倒す事で手柄を立てようとするも、キバの介入でトータスそっちのけでキバとの戦闘になってしまう。
最初こそ有利に戦闘を進めたが、最後にはエンペラーフォームのエンペラーサンダースラップを受け砕け散った。
再生個体
マンティスファンガイアにより蘇らされる形で第38話にて復活を果たし、同じくチェックメイトフォー傘下だったシャークファンガイア&シケーダファンガイアと共に渡と太牙に襲いかかる。
しかし戦闘力は生前より下がっており、一度はキバのファイナルザンバット斬で絶命する。
その後、マンティスファンガイアによりもう一度蘇生されるが、一度倒した相手などキバの敵ではなく、仲間たち共々ファイナルザンバット斬で撃破された。
終盤ではビショップにより複製個体が無数に登場。
ポーラベアーファンガイアやシームーンファンガイアと共に手当たり次第に人間を殺しまくり、ライフエナジーをバットファンガイア復活に捧げていた。
ビショップによりキバとダークキバに差し向けられるが、2人の協力により全員纏めて消し飛ばされた。
派生作品
『仮面ライダーディケイド』
第1話では光夏海が迷い込んだ世界にシャークファンガイア、ホースフライファンガイア、シームーンファンガイア、マンティスファンガイアを伴って出現し、人々を襲った。
第25話ではチノマナコディエンドがカイジンライドでイーグルアンデッドと共に召喚した。
ちなみにこの時原典では使用していなかった剣を振り回して暴れている。
チノマナコに命じられて侍戦隊シンケンジャーと仮面ライダークウガに立ち向かっていったが、シンケングリーン、シンケンピンク、シンケンゴールドの連続攻撃を受けて砕け散った。
第31話でも再生個体が登場したが、すぐに退場した。
余談
演じる和興は過去に『電撃戦隊チェンジマン』のチェンジグリフォン/疾風翔役でレギュラー出演している。スーツは上半身がシースターファンガイアの改造、下半身がアントライオンファンガイアの流用。
私情でクイーンに手を上げようとした彼だが、同じようにビショップも私情でクイーンに手を上げた結果、破滅する末路を辿っている辺り、どうも深央は幹部格の死亡フラグになっているようである。
ただし、私情とは言ってもこの時の深央はまさに私情でトータスファンガイアを処刑せずに彼を見逃しているので、ファンガイアの目線で見たらアウトなのは変わらない。
要は、ここでの対応分けたのは単に大牙に気に入られていたかどうかの差でしかなく、躊躇なく長年に渡って仕えていた彼より深央の肩を全面的に持った大牙も大牙である。
関連タグ
アントホッパーイマジン、レオイマジン、アルビノレオイマジン:前作における首領に仕える怪人繋がり。
歴代シカ怪人