「君のような美しい秘書が見つかって、私も嬉しい。乾杯」
概要
『仮面ライダーキバ』第1話「運命・ウェイクアップ!」に登場するビーストクラスに属する馬を彷彿とさせるファンガイア。身長2m20㎝、体重280㎏。
“双子のペテン師が夢見る、誠実と憂鬱” という真名を持ち、TV本編で初めてキバが対決したファンガイアでもある。
ちなみに馬の風貌をしているが、2脚で歩行し、またそれ程俊足という訳で無ない。
美しい女性のライフエナジーを好んで食し、戦闘時は自らの体細胞から作り出した剣を使って敵を攻撃する戦法を得意としている。
普段は津上カオルという名の男性の姿で社会に溶け込んでおり、22年前はバブル期の追い風に乗って不動産会社の社長を務め、 (おそらく好みのライフエナジーを摂取する為の目的で雇った) 自身の秘書を5人その手に掛け、6人目の犠牲者を出す寸前に麻生ゆりに邪魔された挙句、その場に乱入して来た音也の介入が入った為、その場から撤退。
その後の動向は不明だが、22年後の現代では理由は不明(バブルがはじけた為、不動産業が成り立たなくなった?)だが職を変えてモデル兼モデル事務所社長という姿で再び表舞台に姿を現し、再び凶行を働いていた。
そして22年前と同じく今度はゆりの娘である麻生恵をターゲットとしてモデルとしてスカウトすると自身のスタジオへと連れ去り、襲い掛かるが、恵の反撃を受ける。
しかし逆に圧倒し、痛めつけて恵を追い詰めるがファンガイアの気配を察知して駆けつけたキバの介入を受け戦闘に突入。
戦闘能力はさほどでもなかったため、キバの猛攻の前に終始圧倒され続け、最後は『ダークネスムーンブレイク』を受け粉々に砕け散り絶命した。
『仮面ライダー電王&キバ クライマックス刑事』
『ネガタロス軍団(仮)』の一員としてネガタロスに協力しているファンガイアの1人。
TV本編の個体とは別個体で、外見は同じだが自身の体細胞で生成する剣の形状が違っている。
人間態は白いゴムマスクを被った強盗の男。
劇中の冒頭で強盗仲間のピンクラビットイマジンの契約者と共に車で逃亡していたが、モモタロス達の追跡にあった為、相棒のピンクラビットイマジンと共に交戦。
最後はキバの参戦後に放たれた電王ソードフォームの『俺の必殺技・パート2(エクストリームスラッシュ)』を受け粉々に砕け散った。
余談
裏モチーフはインコで、真名の由来は人間の声を真似たり、鳴き声を巧みに使い分けるオウムの特性から口の上手いペテン師を連想したものと思われる。
劇場版で使用した剣はモスファンガイアの剣(ホースの剣を色替えした物)を流用した。
スーツは上下に分割・リペイントされ、上半身が同じ馬モチーフのゼブラファンガイア(人間態の演者はモモタロス役の関俊彦)、下半身がシープファンガイアに流用された。
津上カオルを演じた姜氏は過去の東映特撮で霞一鍬/クワガライジャー(忍風戦隊ハリケンジャー)を演じており、後の平成ライダーシリーズで仮面ライダーアマゾンズの劇場版にて御堂英之助/仮面ライダーアマゾンネオアルファを演じ、戦隊ヒーローと仮面ライダーの両方を演じた俳優の1人になっている。