概要
演:神保悟志
CV:千々和竜策
ビーストクラスに属するサイを彷彿させるファンガイア。人間態は三宅徹。
真名は「緋色の砂と難破船のある岬」。
ファンガイア族ではかなりの巨体を誇り、身長は2m65㎝、体重に至っては468㎏と全ライダー怪人の中でも(魔化魍のような怪獣クラスの怪人を除けば)五本の指に入る程の重量を誇る。
その腕力と体力も他のファンガイアとは桁外れに強力。キバフォームの連続パンチやジャンプキックも受け流してしまう程。
数あるファンガイアの中でも一二を争う程の外道な悪事を行ったファンガイアで、未来への夢に満ちた人間のライフエナジーを好物とする。
熱意ある若者に「夢を叶える支援をする」と持ち掛け、多額の金を請求した後、夢や金と同時にライフエナジーを吸い尽くし、アトリエ兼自宅に夢に満ちた被害者の写真と遺物をコレクションとして飾って楽しむという悪趣味かつ極悪非道なもの。
あの優しい渡ですら激しい怒りを買われる程。
「素晴らしい才能の持ち主」として渡をスカウトするが、彼が自身よりも友達の健吾をデビューさせるように頼んだ為に標的を変える。
絵描きのライフエナジーを吸収したところをキバに察知されるが、バッシャーフォームのバッシャーマグナムの射撃を無効化し、突進で攻撃して撤退させる。
その後、「デビューに資金が必要」という事を怪しんだ静香が恵に調査を依頼。結果、被害者が続々と行方不明になっていることが明らかになり、恵に話を聞いた渡に尾行された末、自宅と保管していた被害者の写真・遺物を発見された事で正体を現す。
またもやキバを追い詰め、隙を見て健吾がギター練習をしている廃工場に移動。追いかけてきたキバを徹底的に打ちのめすが、最大の剛腕を有するドッガフォームにフォームチェンジしたキバにはなす術もなく、最期はドッガ・サンダースラップを受け砕け散った。
余談
人間態の三宅を演じた神保悟志氏は、『仮面ライダー龍騎』で香川英行を演じていた。平成二期第3作では主人公の生徒と対立する教師を演じる。
顔の輪郭と剛腕な巨体から、コイツに見えなくもない。
ファンガイア共通の鳥デザインは名前にかけたサイチョウで頭部が逆さまになったサイチョウそのものである。また太腿にも鳥のような意匠がある。
スーツの下半身はホースファンガイアの上半身と組み合わせてリペイントされゼブラファンガイアに改造された。
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