キバットバットⅢ世「バッシャーマグナム!」
概要
魔族の1つ、マーマン族のバッシャーがメタモルフォーゼした姿であり、バッシャーフォームの専用武器。正式名称は「魔海銃バッシャーマグナム」。
キバットⅢ世が「バッシャーフエッスル」を吹き鳴らすとキャッスルドランからバッシャーが彫像態の姿で射出され、キバが「マリングリップ」を手にすると武器形態に変形。同時に金の格子ブラッドベッセルに流れるバッシャーの血から魔皇力が流れ込み、キバがバッシャーフォームへと変化する。
つまり「バッシャーフォームになったから武器が現れる」のではなく「バッシャーマグナムを手にしたからキバの形態が変わる」のである。
仮面ライダージオウではアナザーキバが使用。フエッスルやキバットが存在しないのでバッシャーを侍らせその場で変形させている。
機能・外見
バレルの一部「アクアインテーク」で大気中の水素原子を吸入し、インテーク手前の金装飾の下にある「アクアバレル」が水の銃弾・アクアバレットに変質させ蓄積している。
銃口「アクアマズル」は水の銃弾を秒速700mで放つだけでなく、「パワートリガー」で受け取ったキバの意思によって水の銃弾の軌道を自在に変化させる事も可能。
特徴的な3枚のヒレ「トルネードフィン」は銃身を安定させる安定翼で、必殺技時には強烈な竜巻を発生させる。
銃底「アタックボトム」や撃鉄のような「ハンマーフィン」は接近戦時での打撃スパイクとしてに使える。なお「ハンマーフィン」に撃鉄の機能はないため操作部位ではない。
フレーム上部には「マーマン族の刻印・水しぶきを象った紋章(ダブルスプラッシュ)」を刻んだ赤い魔皇石が配置されている。
彫像態は背中で腕を組んだ緑色のマーマンの姿をしてる。フレームの「マーマン族の刻印」が胸部に来るため、銃身が足・銃口が足先になる。トリガーなど背中側に折り畳まれている(強いて言うならポニーテール風)。
必殺技
キバット「バッシャーバイト!」
- バッシャー・アクアトルネード
キバットがマグナムに噛みつき「アクティブフォース」を送り込むことで発動。
高速回転させた「トルネードフィン」と、バッシャフォームの力で生成した「アクアフィールド」によって竜巻を発生させ敵を拘束、収束した水の銃弾を放って敵を撃ち抜く。
「アクアマズル」と「パワートリガー」により意のままに収束弾を操ることができるため、例え拘束から逃れても着弾するまで追い立てられることなる。
タツロット「バッシャーフィーバー!」
- エンペラーアクアトルネード
エンペラーフォームでの必殺技。
バッシャーの絵面を引いたタツロットをマズルにセットして発動。
本編未使用。
その後のゲーム作品でもなかなか採用されなかったのだが、2014年にゲーム「仮面ライダー バトライド・ウォーII」で技として実装され、6年越しで映像化された。しかも強い。
立体物
2008年3月1日にDXアイテム相当の「バッシャーマグナム」が一般販売。アームズモンスター共通の彫像モードからの変形が可能。
トリガーを引くと連動してヒレが回転するのだがギミックはそれだけで光らないし鳴らないという微妙なもの。ガルルセイバーとドッガハンマーはサウンドギミックが搭載されているため余計に物足りなさや寂しさが目立ってしまい、後にライダー史上最低の出来と称されるDXディエンドライバーが発売されるまでは『出来の良くない玩具』として挙げられることが多かった。
余談
- 能力的には中々強そうなのだが、TV本編で撃破したのはシープファンガイアただ一体のみ(ハイパーバトルDVDを入れても2体)。ライノセラスファンガイアにはそもそも効かず、エンペラーフォームからのお呼びが唯一かかっていないと言った具合でかなり不遇。レディバグファンガイアは迷わず逃走を選んでいるので相手を選べば十分通用するのだが。
- 仮面ライダー図鑑では劇中未登場に終わったタツロット付きの状態でエンペラーフォームが手にしている画像がある。
- 名前が「マグナム」のライダーウェポンは初(ほぼ名前が出ているマグナバイザーはあるが)。なおマグナムは本来「商標(商品名)」や「使用する弾薬およびそれに対応した銃」のことであって銃の種類ではない。
関連タグ
ペガサスボウガン:主役ライダーの感覚重視の緑の形態が使用する射撃武器。