概要
コウモリ型のモンスター「キバットバットⅢ世」とその止まり木となる「キバックル」で構成されており、キバットベルトとはキバックルにキバットⅢ世が止まった状態を指す。
キバットが『魔皇力』と呼ばれるエネルギーをコントロールすることで、適格者の紅渡をキバに変身させる。
キバックル
キバットバットⅢ世が収まるベルト型装着マウント。ライダーベルトとしてはこちらが本体だが変身に関する能力は全てキバットが握っているためこのベルトに特別な機能はない。
紅渡に噛みついたキバットⅢ世の上顎「アクティブファング」から『アクティブフォース』というエネルギーを注入し渡の魔皇力が活性化、いくつもの鎖が絡み合うようにして出現する。
中央部にある横棒は「パワールースト」というキバットが掴まる止まり木で、非常に滑りにくい表面加工が施されておりぶら下がったキバットはファンガイアの剣戟を受け止められる適度に固定される。体(背中)が収まる金の枠部分は「マジックサークル」という伝達機構になっていて、キバットを固定すると同時にキバットが得たモンスターの力をキバに伝える働きがある。
「フィッティングウインチ」という機構が備わったベルト帯の左右にはフエッスルをストックする「フエッスロット」を装着。右側にウエイクアップ、ドラン、ブロンフエッスル。左側に武器召喚用のガルル、バッシャー、ドッガフエッスルをセットしている。
「フエッスロット」を含めほぼ赤一色で、「マジックサークル」のみ金色で縁取りされている。
運用
- 変身
キバットバットⅢ世が紅渡に噛みつき、『アクティブフォース』の効力によりキバックルが出現(この時、『魔皇力』の活性化に伴い渡の頬や首元にステンドグラス状の模様が浮かぶ)。
キバットがキバックルの中央に収まることで『魔皇力』の調整を行い"キバの鎧"を展開、仮面ライダーキバ キバフォームに変身する。
"キバの鎧"展開後にキバットがバックルから離れても変身は維持される。
- フエッスル使用
キバットⅢ世が吹き鳴らすことで必殺技の発動または使役モンスターを召喚する。
キバットがバックルから離れていても効果は発揮されるが、「フエッスロット」には魔力のロックがかかっているため抜くことはキバにしかできない。
名前 | 効果 |
---|---|
ウエイクアップ(キバ) | キック必殺技・ダークネスムーンブレイクを発動する |
ドラン | ドラン族キャッスルドランを召喚する |
ブロン | 魔像ブロンを召喚する |
ガルル | 魔獣剣ガルルセイバーを召喚する |
バッシャー | 魔海銃バッシャーマグナムを召喚する |
ドッガ | 魔鉄槌ドッガハンマーを召喚する |
タツロット | ドラン族タツロットを召喚する |
ウエイクアップ(ザンバット) | ザンバットソード必殺技・ファイナルザンバット斬を発動する |
ガルル・バッシャー・ドッガを連続使用し、3つの武器を手にした際は強化形態のドガバキフォームに変身する。
召喚した武器にキバットが噛みつきアクティブフォースを注入すると各武器の本能を目覚めさせ、必殺技の準備状態に入る。
- セーフティ
キバが飛翔態となった際の役割。
キバ飛翔態は魔皇力をフルに放出した形態であり、その魔皇力はキバットをもってしても完全に制御することはできないためこの形態を維持し続けることは非常に危険である。
そのためキバットは自身の魔皇力をキバの魔皇力にぶつけ暴走の抑制、最悪の場合はキバと刺しちがえる覚悟の元でキバックルに留まっている。
製品化
DX版
2008年2月9日に「変身ベルト&フエッスル DXキバットベルト」の商品名で発売。
キバットバットⅢ世とキバックルの他、6種のフエッスルと左右のフエッスロットが付属する。
開口用ボタンを押すことでキバットのアゴが開き、その牙にある噛みつきボタンを押すことで変身待機音が鳴り、待機中のキバットをキバックルにセットすることで変身音が鳴る。
変身後は各種フエッスルを読み込ませて遊ぶことができる。
フォームチェンジ状態でキバットの噛みつきボタンを押すと、そのフォームの必殺技待機音が鳴る。
CSM版
2019年12月6日にCSM第25弾として発表され、COMPLETE SELECTION MODIFICATION第26弾のタツロットとの同時予約開始となった。DXやプロップ版であった開口用のボタンが目立たない造りになっている。この開口用のボタンは90°回転出来る様になっており、DX版やプロップ版の擬似的な再現が可能。変身音声は基本・派生から最強フォームであるエンペラーフォーム、更には飛翔態やドガバキエンペラーフォームまで完全再現可能である。ただし、武器はCSM化されなかった為、ガルル、バッシャー、ドッガの3形態はフォームチェンジ後にキバットの噛み付きボタンを押すことにより発動可能。ドガバキフォームは変身モードがあり、そこからガルル・バッシャー・ドッガのフエッスルを順番に吹かせる事により変身可能。
また、キバフォームと飛ばしてからガルルフォームへの変身等も再現されており、劇中では行ってなかったいきなりバッシャー、ドッガへの変身も可能になっている。
モードチェンジにより、風邪気味の状態やキバットバットⅣ世の再現も可能。
このCSMの最大の特徴として音声認識により会話を再現可能、無線「送受信」によるタツロットとの連動、加速度センサーによる羽ばたきの再現等が挙げられている。
こちらだけでも遊び応えはあるのだが、エンペラーフォームや飛翔態等はタツロットが無いと再現出来ない為、やはりタツロットとセットで完成されると言っても過言では無いだろう。
因みに、キバット演じる杉田智和氏の収録はこの手の収録では珍しく2回にも渡ったとの事。
余談
- テレビ本編と玩具版では「ウェイクアップ」の音声が異なるが、これはキバット役の杉田智和氏による音声収録が放映前に行われていたためである。映画『仮面ライダー平成ジェネレーションズFOREVER』では玩具版の音声が使われている。
- キバットバットⅡ世、アークキバット、レイキバットも変身時にベルト型装着マウント使用するがこれらは名称不明となっている。
- キバットⅡ世はベルトセット状態では「ダークキバットベルト」という名称になる事は判明している。
- 次回作のディケイド以降、主役ライダー変身ベルトは「○○ドライバー」という名称で統一されたため、次の名称に「ドライバー」が入らない主役ライダーベルトは令和まで待つこととなる。
関連項目
外部リンク