「失礼ね~!私は成長期なんです!!」
演:小池里奈
概要
『仮面ライダーキバ』の現代編の登場人物で、バイオリニストの少女。14歳の中学生。
第1話からいつも紅渡のそばにおり、彼からバイオリンを教わっている。
当時は世間知らずだった渡の保護者、もしくは母親のような存在で自分の方が年下でありながら「渡のお母さん」を自称するほど。明るくずけずけと物を言うしっかり者で、人付き合いが苦手な渡の数少ない理解者。内向的な性格の渡を外へ積極的に連れ出そうともしている。
人物
しっかりしている分新聞には目を通し、大人の社会の難しい事も理解している賢い面もある。
渡が天然でボケたことに対して指摘するのではなく、的確に鋭い突っ込みをいれる。
基本的に明るく多少の物事には動じないが、渡に対して行き過ぎた愛情を持っているのか彼に急接近してきた深央に対して陰湿とも言える嫌がらせをしたりと意外と嫉妬深い一面もある。
この事に関しては名護啓介からの一言で反省しており、その後は2人のフォローに回った。
因みに、フォローに関してはあくまで2人を仲直りさせるのが目的で、渡の事をキッパリ諦めた訳では無い様でこの後の話で渡が失恋パーティーでケーキを作っていた時には「他に良い人が現れる」、「意外と近くに居たりして」と自分を指さしてアピールしている。
紅音也からは「ダイヤの原石」、「あと10年したらこっちから声をかける」と言われた。
渡がキバに変身することやファンガイアの存在は実際に出くわすまでは知らなかったが、モンスターの存在は本編序盤から認知している数少ない人物だった。
キバットとは親しい関係で、突然現れたタツロットもあっさりと受け入れている。
TV版での出番は序盤の頃はそれなりに多いが、日常シーンでの賑やかし以上の立ち位置ではなく、渡とファンガイアとの戦いに首を突っ込むことは最後までなかった。
親子とのエピソードがあった麻生恵や麻生ゆり、恋愛関係で活躍した鈴木深央や真夜に比べると静香をクロースアップしたエピソードはほとんどない。というか、後半になって人間ドラマが複雑化するのと反比例するように静香の出番は激減している。
また、静香が何故渡のところへ来たのかは本編では最後まで明かされておらず、色々と消化不良な扱いとなってしまっている。
引きこもりだった序盤の渡を外の世界に触れさせる役割を担っていたが故に、渡が一人立ちできるようになってからはキャラクターとして扱いにくくなってしまったのかも知れない(あとはやはり中学生の女の子という設定なので、本作のドロドロした愛憎劇に巻き込ませるのにポリコレ的配慮が働いた可能性もあるかも…と、言いたい所だが上記の嫉妬に狂った件では最終的には反省して元の鞘に収まる様に努めたが、「14歳の癖して20歳の渡の婚約者」と現在の見方だと結構際どい事も言っている)。
尚、渡には息子「紅正夫」が生まれる事が確定しているが、本編中で深央以外で距離の近かった女性が静香しか考えられない上に上記の通り静香は渡の事を諦めてはいない為、彼女が正夫の母親なのではと考える説がある。
2008年時点では14歳であるため、正夫がキバとして戦っている22年後には36歳になっている。婚姻が可能な年齢かつ子供がいてもおかしくない年齢だが正夫の年齢は不明であるため、真相は不明である。
本編外の作品
『劇場版 仮面ライダーキバ 魔界城の王』
渡がキバであることの認知以外は基本的に本編と特に設定は変わらない。
作中では序盤と終盤でしか出番はなく、ヒロインの役割は渡と高校の同級生になった机なつきが担っている。
『小説 仮面ライダーキバ』
渡との出会いや彼女の両親についてがしっかり書かれており、前半部分の実質的な主人公である。
本編とは違い高校2年生。
『HEROSAGAキバ編』
TVシリーズ最終回のIFを描いた二次創作小説。
渡との交流は続いており、未だにコミュニケーションに難のある渡をサポートしている様子。なにやら意味深な描写がなされており、もしかしたら…。
備考
名前は恐らくバイオリン繋がりで『ドラえもん』の登場人物である源静香とその声を長年担当した野村道子を組み合わせたものと思われる。