演:神保悟志
概要
『仮面ライダーフォーゼ』の登場人物。
天ノ川学園高校の教師で、生徒の生活指導を担当している。
不良が嫌いらしく、如月弦太朗の事を「Bad Boy!」と呼んだ。
(ちなみに演者なりに工夫してるのか、聞いてるとかなりイラッとくる。)
『黒くなったキャンパスを漂白する』をモットーにしており、不良生徒や規則を守らない生徒には徹底した指導を行う為、生徒達からはかなり恐れられている。
JK(ジェイク)曰く『地獄の補習授業』。
前述のとおり、不良嫌いの為、補習授業では弦太朗に対してだけ、課題の量を増やしたり、補修テストの合格ラインを高く設定するなどの嫌がらせをする反面、大文字隼の様な模範的な生徒には課題を少なくするなどのあからさまな依怙贔屓も目立ち、その理不尽さには城島ユウキのみならず歌星賢吾さえも怒りを覚えた程。
一方で、少しでも規則に沿わない行動をとった者は、たとえそれまで優等生と見ていた者であっても容赦なく『不良』扱いするという頑迷な面もあり、ハウンド・ゾディアーツ出現により、弦太朗達が補習授業を抜け出した際には、弦太朗のみならず、一緒に補修を抜け出して、弦太朗を妨害しに行った隼に対しても「もうおまえも灰色だ。白くない以上黒と同じだ」と不良と同等に見做し、それまでとは態度を一変させ、辛辣に当たった。
ちなみに、ハウンド・ゾディアーツの変身者はあからさまな不良であり、彼との関係性は不良が嫌いな佐竹先生にとっては皮肉な関係に当たる。
真実
行き過ぎなまでの不良を迫害する理由……それは天ノ川高校に通っている息子の輝彦が、自分への反発から校外で正体を隠して不良ライフを送る、「仮面優等生」だったからである。
早い話、息子がグレた反動であそこまで不良嫌いな先生になったのだ。
しかし親の心子知らずで、輝彦はグレたを通り越し、ゾディアーツスイッチを手に入れてハウンド・ゾディアーツとなり、無差別に人を襲って鬱憤晴らしをする有様となっていた。
ただ、輝彦への愛情は非常に強く、輝彦が非行に走った原因が自分が過剰にプレッシャーを与え続けてきた為だったと知るとショックを受け、ラストワンで精神がゾディアーツの方に移行してその場を逃走した後、抜け殻になった輝彦に駆け寄りひたすらその身を案じ、元に戻った直後に大喜びしている。
その後、佐竹は事件を通して息子や生徒達に対する自分の教育方針が独り善がりだった事に気付き、改心した様で、更に輝彦を助けてもらったお礼なのか、補習テスト後、弦太朗に返却された答案は本来の点数(18点)に『内申点』と称して大幅にイロを付けて合格点ジャストにしてあった。
佐竹はTV本編最終回にも諸田先生や宇津木遥といった他の教師達と一緒に登場している。仮面ライダー部の活動についても容認していたが、ゾディアーツの黒幕が天高の理事長・我望光明である事については信じておらず、我望が起こそうとしている凶行を必死に訴えてきた大杉に対して「バカバカしい」と諸田先生と一緒に笑いながら小馬鹿にしていた。
劇場版第3作ではハンマースイッチを渡され、弦太朗と関わりを持った他の天高関係者達と共に仮面ライダー部に協力する。
最終回から5年後(2017年)の劇場版第4作では天高の校長になっていた。
新任教師として赴任してきた弦太朗の生徒からの人気っぷりを高く評価するも、同時に「それ(目に見える部分だけで生徒達と接する)だけでは“Good Teacher”=本物の教師にはなれないよ」と助言し、この佐竹の助言が後に弦太朗が自分が受け持つクラスの問題児である風田三郎達の心の開き方を探るにあたり、重要なヒントとなる。
余談
佐竹を演じた神保悟志氏は、『仮面ライダー龍騎』で擬似ライダー・オルタナティブに変身する天才教授・香川英行を演じ、『仮面ライダーキバ』でも三宅徹/ライノセラスファンガイア役でゲスト出演している。
なお、香川英行の教え子も相当な問題児で、こちらも肉食動物をモチーフとした姿に変身していた。