「キリキリキリー、逃げられマイ!かわせマイ!」
データ
分類:宇宙忍者
出身星:キリフキ星雲マイマイ星
好物:マイマイ星特産きりさめ酒
概要
暗黒七本槍の二の槍・チュウズーボが呼び寄せた宇宙忍者で、島忍者ギリギリガイ師の息子。赤い忍び装束の上からカタツムリを思わせる白い甲冑に身を包んだ外見をしており、その姿は山伏の様にも見える。「~マイ」が口癖で、「キーリキリキリ」と笑う。
主な得意技は特殊なガスで人間を笑い苦しめる「宇宙忍法・笑いっ霧」、更に人間を泣き苦しめる「宇宙忍法・泣きっ霧」等で、これ等の技で人間を苦しめる際に放出されるマイナスエネルギーを吸収して背中の貝に貯蔵する。
戦闘では更に「ウンサンムショウ」で自身の身体を霧状にして姿を消し、錐状の鋭い武器を雨の様に降らせて攻撃する「キリサメ」等の宇宙忍法を繰り出す。
活躍
地球に降り立つと笑いっ霧と泣きっ霧を駆使して人々を無理矢理笑わせたり、悲しませたりを繰り返しで苦しめる事でマイナスエネルギーを発生させ、背中の貝に吸収して行く。
駆け付けたハリケンジャーとの交戦では「宇宙忍法・霧隠れ」によって周囲を霧で覆い、自身の姿を見えなくする事で3人を一方的に攻撃するも、その最中に出現したゴウライジャーがハリケンジャーに勝負を挑んだ為、「宇宙忍法・霧変化」によって霧となった状態で3人を何処までも追跡する。
その後、「何処までも追跡してくるという事は絶対に逃げられる心配がない」と言うハリケンジャーの挑発に乗って再び霧隠れを再び繰り出すが、「霧を晴らすには風」と3人の三位一体トリプルハリケーンで霧を晴らされてしまう。そして3人のジャイロ手裏剣とレッドの疾風流剣技・疾風斬に怯み、そのまま「きりきり舞いにさせてやる!」と放ったドライガジェットを叩き込まれて死亡。それと同時に感情を無理矢理引き出され、衰弱していた人々も元に戻った。
直後に巻物によって再生巨大化すると、巨大戦では背中の貝に全身を引っ込めた後に高速回転しながら相手に体当たりする「宇宙忍法・回転斬り」で旋風神を攻撃するも、「回転には回転」と旋風神ハリアーのホイールクラッシュに打ち破られた末、止めの究極奥義・分身幻斬りを喰らい爆散した。
敗北後に出現した轟雷神と旋風神が交戦に入る最中、チュウズーボによって出現した貝は大爆発を起こす。
貝の中に充満していたマイナスエネルギーによって引き起こされたある種のビッグバンの影響により、闇に閉ざされた地球は極寒地獄へと変貌。5人は「死闘の島」に連れて行かれてしまう。
余談
父親のギリギリガイ師とは出身星が異なるため、母親の方の出身星で生まれたと思われる。
その為、母は里帰り出産したか離婚した(笑)とネタになる立ち位置にいる。
モチーフはカタツムリと山伏と葉で、名前の由来はきりきり舞い。
デザインを担当したさとうけいいち氏は『百化繚乱[下之巻]』にて、「当初はカタツムリだけをモチーフにするつもりだったが、それでは面白くない為、『カタツムリはアジサイの葉の上にいる』という事から鎧の胸当てに葉っぱを取り込んだ」とコメントしている。
声を演じた柴本氏は過去にバトルフィーバーJの42話にて関根功役として顔出し出演した経歴があり、怪人の声優としての出演は今作が初となる(その他東映特撮作品には本作以前に『テツワン探偵ロボタック』にてダークローの声でレギュラー出演していた)。また、翌年の『爆竜戦隊アバレンジャー』ではギガノイド第2番「英雄」の声を担当した。
関連タグ
忍風戦隊ハリケンジャー 宇宙忍群ジャカンジャ 中忍(宇宙忍群ジャカンジャ)
エンラエンラ(カクレンジャー):忍者スーパー戦隊第1作『忍者戦隊カクレンジャー』に登場した怪人で、同じく自身の発したガスで人間を泣かせたり笑わせたりして苦しめた。
ドクガスイタチ:『科学戦隊ダイナマン』に登場する苦しみ・クシャミ・笑い・泣き・かゆみガスの使い手の怪人。
デーボ・タンゴセック:『獣電戦隊キョウリュウジャー』に登場する、同じく霧を操る戦隊怪人。
ラファエロ(タートルズ):中の人・忍者つながり。