「ガスが、戻ってくる!」
概要
第47話「悪の願い十本尻尾」に登場。
カー将軍が作り上げたメカシンカ。素体は未登場につき不明だが、恐らくイタチとガスマスクもしくは ガスボンベだと思われる。
大滝山の内奥にあるマグマからガスを吸収し、それを生きとし生きるもの全てを滅ぼす猛毒ガスに変換し、カー将軍渾身の人類抹殺作戦に従事する。
左腕の発射口から毒ガスを放ち、地面からも苦しみ・クシャミ・笑い・泣き・かゆみなどあらゆる効果を持つ毒ガスを放つ。
しかし、殺人ガスは何故か人間の耳鼻を巨大化させたり角を生やしたりと、「歪な進化」をもたらすかのような方向に作用し・・・?
活躍
大滝山にてガスを吸収し、作戦の門出として遊園地にガスを振りまくも、何故か人々は死なず、鼻が長大化したり角が生えたりといった予期せぬ効果が発現したため、カー将軍と共に撤退。帝王アトンからカー将軍共々詰問されるも、カー将軍は原因が「レトロ遺伝子」にあることを突き止める。レトロ遺伝子は15年前ある人物に発見された危険な代物で、細胞を際限なく増殖させ最後は死に至らしめる。しかし、それは有尾人にとっては生まれつきで増えることのない尻尾を増やす鍵になるかもしれない、とカー将軍は推測する。
レトロ遺伝子の採取地である山を知ったダイナマンを消すべく、カー将軍の命令でダイナマンと戦闘する。目を各色に光らせて地面から黄色の苦しみガス、青いクシャミガス、赤の笑いガス、水色の泣きガス、紫のカイカイガス(かゆみ作用)、といった様々なガスを噴出させてダイナマンを苦しめ、左腕から毒ガスを放つも、ニュースーパーダイナマイトを受けて敗北する。
直後ビッグバンビームにより再生・巨大化する。苦しみガスや左手の「毒ガス地獄」でダイナロボを苦しめるも、ダイナロボ大回転によりガスを跳ね返され、最期は科学剣・稲妻重力落としを喰らって爆散した。
レトロ遺伝子の発見により、ゼノビアは十本尻尾欲しさにダークナイトと結託して組織への造反を決意し、夢野博士もなぜか行方をくらませる等、物語はクライマックスへと突入していく。
余談
毒ガスはメカではないということで、メカモチーフはガスマスク。また、出渕裕氏得意の穴あきデザイン、通称「ブチ穴」も随所にみられる。
関連タグ
毒ガスネズミ:『鳥人戦隊ジェットマン』に登場する、毒ガス繫がりの後輩怪人。こちらも「機械+生物」。
カンクス・ブチルメルカプタン:『快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー』に登場するガスマスク繋がりの後輩怪人。こちらも強力な悪臭を放つガスを扱うがその用途は大規模火災。
エンラエンラ(カクレンジャー)、霧吐き忍者キリキリマイ師:似た能力を持つ平成の後輩怪人達。
カマイタチ(カクレンジャー):イタチモチーフの後輩。同モチーフのこの怪人の登場まで、実に11年のスパンを要することとなる。