「火の海にしてやる!今度はあの船だ!」
「どうだ!コンピュータードラゴン様には敵うまい!」
概要
第49話「カー将軍の最期」に登場するカー将軍の手で、ジャシンカの伝説獣とスーパーコンピューターから作られたメカシンカ。相手の動きを瞬時に解析して先手を打ち、超強力な手投げ弾「ドラゴンボール」(後の超有名漫画と無関係)や、両目の破壊光線「ドラゴンフラッシュ」で攻撃する。
ダイナマンを窮地に立たせ、カー将軍は苦しむダイナマンの姿や街が破壊される様を夢野博士に見せ、帝王アトンが夢見る十本尻尾を可能ならしめるレトロ遺伝子の製造を強要する。
活躍
各地で破壊活動を繰り広げてからダイナマンと激突。ドラゴンボールやドラゴンフラッシュでダイナマンを苦しめつつ、周囲に破壊をもたらし、カー将軍はレトロ遺伝子を作るよう夢野に大久保山に来るよう伝達する。
大久保山にて夢野博士を拘束し、カー将軍の命令で夢野博士をバギーで帝王アトンの元へと送り届ける。しかしコンピューターで動くのが災いし、ダークナイト謹製のより強力なコンピューター付きの誘導装置で操られ、夢野をダークナイトと女将軍ゼノビアへと届けてしまう。グランギズモへ届けた夢野はロボットにすり替えられており、ダークナイトとゼノビアはカー将軍に「自分だけが十本尻尾になろうとアトンを裏切った」と冤罪を着せることに成功する。
ダイナマンに誘導装置を破壊されて自我を取り戻し、いいように使ったダークナイトに挑みかかるが、ダークナイト闇の舞に幻惑され、ダークハリケーンに敗れ去る。
身の潔白を証明するためダイナマンに挑んだカー将軍はニュースーパーダイナマイトに敗れ、最後の力でビッグバンビームを起動させてコンピュータードラゴンを再生巨大化させる。ダイナロボと戦い、地面に衝撃波を走らせ苦しめるも、最後は科学剣・稲妻重力落としに散る。
ジャシンカ一の忠臣であるカーの抹殺に成功したゼノビアは、まんまと夢野を手に入れ、野望成就にほくそ笑むのであった・・・。
余談
デザインの担当の出渕裕氏は当時のコンピューターに使われていたオープンリールの処理が上手く行ったと語る。
頭部は撮影終了後に出渕氏が次作『超電子バイオマン』のメカクローンの面とツインカンスの頭部と共に譲り受けた。
飛行シーンではコンピュータードラゴンのミニチュアが使用されている。