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ソウルバード

そうるばーど

ソウルバードとは、特撮テレビドラマ『百獣戦隊ガオレンジャー』に登場する巨大戦力の一つ。
目次 [非表示]

CV:今野宏美(ピヨちゃん/ヨーちゃん)


概要編集

「魂の鳥」の異名を取る、鳥型の生命体。

「ガオの心臓」とも呼ばれ、その名の通り精霊王「ソウルドライブ」(合体)することにより、新たなコックピットとして機能すると同時にガオソウルを増幅させパワーアップへと導く役割を担う(ガオイカロスなど一部の精霊王についてはソウルドライブ描写が割愛される場合もある)。


バード(鳥)を名乗っているとは言え、そのフォルムは幼体時から想像も付かないほど直線主体の機械的な要素が前面に押し出されたものとなっており、前述した役割と併せてパワーアニマルとは一線を画した存在たらしめている。実際にガオレンジャーもソウルドライブの際にまずソウルバードの後部と側面が展開したコンソール部へと飛び移る必要があり、短時間ながらガオレンジャーを乗せた状態で飛行することもある。

ガオキングの新必殺技である「天地轟鳴・スーパーアニマルハート」を繰り出す際には額に当たる部位が展開して内部よりプロペラ状の主砲が展開。そこからパワーアニマルとともにガオソウルの光線を発射する。


誕生までの経緯編集

複数のパワーアニマルの合体によって構成される精霊王は、組み合わせ次第でさらなる強さを発揮する一方、その強い力が中枢部を担うパワーアニマルに対し著しい負担を強いるという生命体であるがゆえの難点を抱えている。実際作中では、ガオキングダブルナックルへの合体時にこの難点が顕在化。一時ガオライオンが病にかかって戦線離脱を余儀なくされたため、ガオレンジャーはこれを癒やすのと同時に合体時の負担を軽減すべく、ソウルバードの探索に踏み切ることとなったという経緯がある。


その誕生に至るまでのプロセスも非常に複雑で、「輝きのキノコ」を食べさせるという先代のガオの巫女からの言い伝えに従い、ガオレンジャーはガオゴリラの導きにより、かつて戦国時代に存在した「聖なる森」へと赴き、紆余曲折を経てこれを入手している。

しかし「輝きのキノコ自体は直接ガオライオンに何らかの作用をする訳でない」ということが程なく明らかにされており、そこからガオズロック内の聖なる泉の力により、キノコを「ガオの卵」へと変化させ、さらに「黒羽の谷」でのガオソウルの注入を経て、ようやく卵より孵化したのがガオの心臓・・・の幼体であった。


魂鳥幼体


この幼体は、青い羽毛で覆われた鳥の雛のような姿をしており、ガオレンジャーからは鳴き声に由来した「ピヨちゃん」の愛称で呼ばれかわいがられるようになった。そこからさらなる成長に至るまで、暫しの時間を要することとなるのだが……折しもシュテンによる最後の攻勢により、ガオソウルを凍結・封印されるという事態が発生。

ピヨちゃんもその影響で成長を待たずに弱体化してしまうものの、力を失ってもなおオルグに立ち向かうガオレンジャーの不屈の闘志に応え、ガオソウルが復活したのに伴いピヨちゃんも遂に成体――ソウルバードへと成長を遂げたのである。


ガオライオンの戦線離脱から、ソウルバードの誕生に至るまでに実に5話ほどの期間が費やされており、この一連のエピソードは第1クール終盤~第2クール序盤における大きな山場としても位置付けられている。


もう一匹のソウルバード編集

TVシリーズに登場するソウルバードは、基本的には前述の経緯を経て誕生した1匹のみであるが、これ以外にももう一匹のソウルバードが登場したことがある。


ツボオルグ戦においてガオキングもろともソウルバードが封印されてしまった際、ソウルバードは一度ピヨちゃんの姿に戻って翼を広げた。そこから散った羽の一枚が聖なる泉へと沈んだ結果、新たなガオの卵が出現するに至っている。

このガオの卵は程なく孵化して幼体となり、ガオレンジャーからはピヨちゃんの分身ということから「ヨーちゃん」と名付けられるのだが、比較的素直で可愛げのあったオリジナルのピヨちゃんに対し、ヨーちゃんは人相もとい鳥相が悪く非常に気難しい性格で、ガオレンジャーの窮地に際してもまるで他人事のような素振りを見せる有様であった。


それでもテトムの説得などを経て、成体へと急成長する形でガオレンジャーに加勢し、新たな精霊王であるガオマッスルストライカーの誕生をサポートしてみせた。そしてツボオルグが撃破され、ガオキングと共にソウルバード(ピーちゃん)も解放されると、2匹のソウルバードは再び一つに合わさり元のソウルバードへと戻っている。


備考編集

ソウルバードの元となるアイテムの存在や、その成長に至るまでの過程について言い伝えが残されていることから、少なくとも1000年前の時点でもソウルバード、もしくはそれに準じた存在がいたものと推測される。

とはいえ、実際に1000年前のガオの戦士も精霊王を使役する際にソウルバード(ガオの心臓)を使っていたのか、仮に存在していた場合なぜパワーアニマルとは異なり現代まで生存していなかったのか、その辺りの様々な疑問点についてはいずれも特に言及されていない。物語最終盤にて、ガオマッスルストライカーと共に撃破・消滅した後、他のパワーアニマルと同様に復活したのかどうかについてもやはり同様である。


ソウルバードはTVシリーズの他、OV「対決!ガオレンジャーVSガオシルバー 炎のピヨちゃんたんじょう!」(講談社の児童誌の応募者全員サービス品)にも、赤いガオの卵から孵った「炎のピヨちゃん」が登場している。こちらでは、TVシリーズなどのように精霊王のコックピットとしてではなく、ガオゴッドの導きでガオレンジャーの6人に「戦士のガオの心臓」へと変化して与えられるものとして位置付けられている。


放送当時には玩具化もなされており、TVに繋いでミニゲームなどを楽しむことができる「DXソウルバード」の他、パワーアニマルシリーズの一商品としてもラインナップされており、後者についてはオリジナルギミックとして同シリーズ共通のジョイントにより、「百獣合体 DXガオキング」を始めとする各種精霊王に腕として「百獣武装」させることも可能となっている。なお合体時のスケール感については・・・お察しください


関連タグ編集

百獣戦隊ガオレンジャー

パワーアニマル 精霊王(ガオレンジャー)

コックピット マスコットキャラクター


ピーたん:『騎士竜戦隊リュウソウジャー』の登場キャラクターの一体。ピヨちゃんと同様に、卵型の青いマスコットキャラとしての姿を持つ一方、ソウルバードとは異なりこれ自体が巨大ロボへと変形する、という相違点も有する


ピヨちゃん(プリキュア):『ひろがるスカイ!プリキュア』に登場するメカニックの一つ。言うまでもなく幼体時と同じ名前を持ち、ソウルバードと同様にメンバーの移動の足として活用されることもあるものの、こちらは特に何の変哲もない乗用車である


らき☆すた:美水かがみによる4コマ漫画、およびそれを原作とした各種作品群。同作のTVアニメ版に、ピヨちゃんのCVを担当した今野が小神あきら役として出演しており、作中でも共演者からピヨちゃんを演じたことについて言及される場面が存在する

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