後のストーリー
概要
スーパー戦隊第46作目『暴太郎戦隊ドンブラザーズ』ドン45話。2023年1月22日放送。
次回作、王様戦隊キングオージャーの巨大ロボ・キングオージャーの亜種形態・ドンキングオージャーが先行登場する。
あらすじ
イヌブラザーの正体が犬塚翼だとわかり、ようやくドンブラザーズが全員揃った。桃井タロウが桃谷ジロウの故郷・華果村に行くと聞いた翼は、同行したいと申し出る。未来のはるか=椎名ナオキが残した漫画原稿を読んだ翼は、「カカ村」という名前に引っかかるものがあるようだ。3人は華果村に到着するが、村には人気がない。タロウはジロウの親代わりである警察官・寺崎の家で折り紙を見つけ……
主なドンブラ中毒
- 今になって翼の加入を生姜焼き定食で歓迎するタロウ達だったが、前回の一件で因縁のあるつよしだけは猛反対。みほが突然行方をくらませる事態に動転していたため「返せ、みほちゃんを!」と胸倉を掴むつよしに対し、翼は「あれはみほでも夏美でもない。獣人だ」と反論。さらに嘘をつかないタロウも「イヌの言葉は本当だ。あの女は獣人だ」と同調したため、逆上して「みんな大嫌いだー!」と叫びながら立ち去るつよし。最年長なのに一番子どもっぽい。
- 猫の獣人に襲撃されていたみほこと鶴の獣人をなりゆきで助けたタロウ。自分たちの事は棚上げに「獣人に罪は無い」「我々はドン家の勝手な都合で作られたもの」と自分だけが被害者だと言いそうな態度をとるみほにタロウはこう毒を吐いた。
「あんたは、みほになったり夏美になったりと、2人の男心を弄んでいる」
「これは罪ではないのか?」
- 核心をつかれた発言に彼女は高笑いするのみ、「ならばお前がなんとかしてみろ」とはぐらかすみほであった。
- この二人のやり取りを観た視聴者からは「タロウの口から出てくるの結構意外だった」「夏美(みほ)が悪女に見えてしまう」「セリフの井上敏樹感がすごい」「ニチアサで出るセリフじゃねーぞwww」など、様々な感想が飛び交った。
- 前回翼に振られたのに未練たらたらのソノニ。挙句の果てに「ドンブラザーズに入りたい」とまで言い出し、ドンブラザーズと脳人三人衆が集結&同時決めポーズを妄想する。ソノザも「鬼頭はるかの編集長でい続けたい」と呟くが、そんな2人をソノイは「散々人間を消してきた我々が今さら許されるわけないだろう」と窘める。そうこうしながら彼等が乗り込んだのは、ただのオフィスビルのエレベーターだった。そして満員電車のように知らない人に押し潰される。どこへ行くつもりだったのだろう。
- 駐在所の冷蔵庫を調べたり寺崎のマッサージをする際にタロウがいちいち命令口調になるので「誰がやるか!俺は命令されるのが大嫌いだ!」と反発する翼。しかたなくタロウが「やってみたら、どうだ?」と提案口調にすると「まあいいだろう」と妥協する。チョロい。
- 冷蔵庫を調べているのは、獣人の世界への入口が漫画だとここにあったからだが、小型化すれば中にも入れることを理由にイヌブラザーへ変身させるタロウ。そこまではいいが、なぜか冷蔵庫のドアを外から閉めようとして翼に怒られるタロウ。当然である。
- 大抵の人は望んでなかったであろうソノシが再登場。お久しぶりです。
- しかも終盤に差し掛かってソノゴとソノロクという新キャラまでやってくる。当然その二人もめっちゃ嫌な奴。ソノゴは悪女、ソノロクは半グレ風でどちらも到底和解などできそうにないが、脳人は基本こんななのだろうか?
- 公式サイトのあとがきによれば、雑誌やインタビューなどで制作陣が「ソノイたち脳人は当初入れ替わり制だった」としきりに語っていたが、結局入れ替わりではなく追加されっぱなしという形で新たな脳人が登場することとなった。
- こうした背景から、インフレ、もとい物語が進んだ証として登場したキャラである456さん達は「いわば上弦のなんとやら」、「フ〇ーザていどなら一撃で倒せる界王神」、そして「ソノイたちは四天王の中でも最弱(?)」と例えられている。
- 登場回を見ればわかるが、コイツが出てきたことでBPOに怒られる可能性がまた出てきた。
- 駐在所で寺崎に出会ったタロウ達は彼が元ドン王家の出身であること、同時に眠りの森を管理している「ペンギン」の獣人でもあること、そして寿命が近い自分の跡継ぎとしてジロウを育てていたことを知る。散々「ジロウが獣人なのでは」と引っ張っといて実はコッチだったパターンのやつ。
- 寺崎の人使いの荒さに嫌気が差し一人で夏美を探そうとする翼。後を追いかけてきたタロウが「夏美を助けた後はどうする気だ」と聞くと「獣人を全滅させる」と答える。それに反対しニンジャークソードを没収しようとしたタロウと衝突する。この期に及んで仲間割れって……
- 獣人の処遇で対立するタロウと翼との戦いでタロウが勢いで投げ捨てたドンブラスターが明らかに駐在所に当たって音がするはずなのにいつまで経っても一切音がない。どういうことなの……
- ジロウは寺崎を探す用事も忘れてルミちゃん達と楽しくお食事会……と思いきや、翼が見ればジロウ以外そこにはいなかった。なにそれ怖い。
- つよしはみほに帰ってきてほしいあまり、そこら辺に探し人の張り紙を貼りまくり、挙句感情が暴走して百獣鬼へと変貌。なんてこった……二度あることは三度ある……
- なんの前触れもなくドンオニタイジンの頭部をしたドンキングオージャーが百獣鬼ングの前にいきなり登場。もうなにがなにやら。
- ドンブラザーズも前作とシステムが共通したドンゼンカイオーと共に先行登場したが、キングオージャーとも何か関連性があるのだろうか?
- この登場の直前、ジロウの代わりに獣人の森の新たな番人になる決意をしたタロウがゲートに飲み込まれる瞬間にドンブラスターが反応して作動している描写があり、これも何らかの関連性があるかもしれない……
- というより上記のタイミングで変身しかけたことで時空が歪み、ドンキングオージャーが召喚されたという説と、ドンブラスターの誤作動でドンオニタイジンが変異したという説が存在する。
- なおこれによって、キングオージャーが初めて倒した敵が怪人化した先輩の戦隊メンバーという素直に喜んでいいのか分からない実績を残すこととなった。まだ始まってすらない後輩に不名誉極まりない称号を授与する暴太郎って…醜くないか?
- ファンからはのちに「キングオージャー(ロボ)の起動に必要なゴッドクワガタを2000年の眠りから目覚めさせたのはつよしの暴走だった」「2000年の眠りにつく前に最後に戦った相手が暴走したつよしだった」「ヤンマ・ガストが過去にゴッドクワガタを起動させた時の戦いがこれだった」というネタ考察まで出た。
- 加えて「僕がいなければドンオニタイジンにはなれない!」という科白が、「キングオージャーはゴッドクワガタなくして蘇らない」という科白に酷似しているのもポイントが高い。
- Twitter上でドンブラ公式が『ドンキングオージャーは何者か』をキングオージャー公式に聞いた際、まさかのドンブラ脳に毒される状態が発生。その後、ドンブラ側から真面目にやった方がいいとアドバイスがあったことをキングオージャー側で明かされた。Twitter開設当初からイマイチ方向性が定まっていなかったキングオージャーだがアドバイスを受け、当初より落ち着いた内容になっている。ドンブラは狂っているようで案外冷静なのかもしれない。
公式のあとがき
あらすじ紹介では様々なパロディが記載されている。
- 欲望がテーマのライダー作品(現在公式でYoutube配信中)(元ネタと違って3つ以上語っている)
- ??「おれに命令するな!」
- 星、運命、試練。ひとりは泥を見た。ひとりは星を見た。キミはどっちだ?桃谷ジロウ。
- 『雉野つよしの厨ブラザーズ狩り講座』
風が、大空に彼の叫びを伝え 平凡リーマンのかなしみを目覚めさせるとき 脳人の力と人の想いが一つになり 秩序を守る五六の戦士が生まれるのです――。 |
あまりのジロウの交友関係にショックを受け脳人語化(文字化け)する文章を掲載。ドンブラと言うこともあってヒトツ鬼化しそうな勢いで思いの丈が述べられている。復元翻訳した結果がこちら(実際は「???」で欠落していた部分が多い。太字は想像で補完した部分)↓
信じません!ルミちゃんがいないなんてそんな!!まさか!!あの呆れた表情も、アンニュイな距離感も、だけどジロウに付き合ってあげるあの優しさも、全部無かったと!? じゃあ、一体ジロウはどこに帰ればいいんですか!ジロウの、帰る場所だったのに、なんで!なんで!!! あの23話の里帰りのシーン、変身を少しだけ見せるシーン、あんなに良いシーンだったでしょ!?あんまりだ、あんまりですよ!そもそも僕はジロルミ派だったんです!それなのに、なのに!うおおおおおおおおお!!! |
……こっちの台詞なんですがそれは。
余談
- すっかり終盤に入った前話でようやく全員同時変身が実現し、このまま共に戦っていくのかと思いきやこの展開である(まぁ、各々の性格や今までの流れからして絶対こうなる事は目に見えていたわけだが……)。
- 本編終了後に公開されたオーディオコンタリーによれば、ジロウ役の石川雷蔵氏も、今回の衝撃展開や、ルミ達の真実を知った際には「ありえない」と絶句してしまう程、ショックを受けてしまったという。
- 一方、スタッフサイドでは初期の頃から、ある程度この展開は想定されていたそう。だが「あまりにもジロウが可哀想過ぎる」ということもあって、スタッフはおろか、あの井上大先生でさえも本当にこの展開でいくのか逡巡させる事となり、ギリギリまで議論が交わされることとなった。…とはいえ、そこはやはり井上大先生らしく、最終的には「その方が面白いから」という理由で、結局この展開でいく事を決めたのだそうだが……大先生!あなたに人の心はありますか!?
- つよしのヒトツ鬼化はシアターGロッソでのショーを含めた場合、これで四回目となる。
- 以下は演者の鈴木氏のTwitterより引用。
激走鬼→ドンドラゴクウ
太陽鬼→ゴールドンモモタロウ
百獣鬼→ソノシ、ソノゴ、ソノロク
百獣鬼ング→キングオージャー
雉野がヒトツ鬼になる=新キャラの試し切り
だと、もはや理解しているので台本貰った段階で「今度はどんな新キャラが出るんだ?」と推測できるまでになった。
もうバレてるぞ東映。
関連タグ
ががばば:次回予告でこのタイトルを耳にした人の中には、こちらの言葉と聞き間違いをするボケをした人がいるだろう。